東京都九段下 – 昨晩の記事のとおり、昨日、能登空港から羽田空港へと飛んだ。(前回のストーリーはこちら)
おそらく今年最後となる、東京へのバックパッカー“私事(しごと)”旅。
今日はLRMがコンサルティングでサポートした顧客の事例ヒヤリングで九段下のシェアオフィス「ナレッジソサエティ」へ。
前回の記事とおり、メディアに取材を仕込む前の内部での打ち合わせ。この打ち合わせでの情報をベースにプレスリリース作成して、メディアに取材アプローチや折衝活動を行い、幅広いメディアでの記事化を図るというアプローチ。
フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどのソーシャルメディアの社会への発信力も大きくなってきたが、やはり従来の信頼性かつ客観性あるメディアの力はまだまだ絶大である。
今回、打ち合わせでヒヤリングさせてもらったベンチャー企業は、サービスを開始して間もないが、サービスを活用しているユーザーは100社以上。
このベンチャー企業のサービスや今回の広報活動については別途紹介したいと思うが、今回、サービスの他に「おもしろい」と思ったこと、田舎移住者やバックパッカー/旅人として参考になると思ったことは、このベンチャー企業は「バーチャル」で「身軽」という点だ。
多機能なシェアオフィスで仕事をしつつ、会社に関する情報など、全てをクラウド上で管理している。ペーパーレス…“紙をほぼもたない”企業である。“ほぼ”という理由には、紙での保管が必要な契約書や領収書などがあるからだ。
「情報などをクラウド上で管理している」とは、要するにインターネット上にある情報保存サービスまたはストレージを活用して、顧客、社内のコミュニケーション、メモなどの、全ての情報を徹底管理・保存している。
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」のセミナールーム】
もちろんのこと、クラウド上/ネット上に保管している書類やコミュニケーションデータには、全てパスワードで鍵をかけて、閲覧者を限定している。
コミットするということ
メモ、資料など、まだまだ“紙”で管理している企業や個人は多い。
「紙に印刷して文字を見たり、紙にメモしたほうが、見落としがない」という人も多いかと思うが、このベンチャー企業は、事務所内にそういった紙を一切もたず、その方針にコミットしているのだ。
紙「慣れ」しているに人にとっては、「紙じゃないと見にくい」となってしまうが、それは言えば、「慣れ」の問題が大きいのかもしれない。そのスタイルが、どれだけ自分の体に染みついてしまっているか…だ。
最初は慣れないが「紙を持たない」ことにコミットすれば、いずれ、そのスタイルに慣れてくる。このベンチャー企業は、クラウド上での情報管理に徹底していて、その管理方法に完全にコミットしているわけだ。なにかを決めたらそれに徹底する、それに慣れるという方針だ。
クラウド上ですべてを管理し、従来のオフィスをもたず便利で安価なオフィスで企業活動に取り組む姿勢も面白かったが、なにをするにしても、それに対してどれだけ深く集中できるか、徹底できるか、関与できるか、約束できるか…という「コミットメント」するのかという姿勢も頼もしかった。
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: スタッフ/1人につき、月額25,000円で、このシェアオフィスを活用することができる】
資料、本などの紙が全てクラウド上で管理することができたら…どれだけ事務所、部屋のスペースが空くだろうか…
ぼくの部屋にもパンフレット、資料などが散々している。これらを全てデータ化し整理することができたら、どれだけ身軽になることやら。
データを全てクラウド上に保管したり、バックアップデータを分散することで、震災などの災害時でも、情報の破損に関しても心配する必要もないわけだ。これに関しては、常に自身の頭の片隅にあるのだが…クラウド上にすべてを保管するには難しい点が一つある。
ぼくのように写真や映像を撮りながら旅するバックパッカーや個人事業主にとっての課題は、大容量となる写真や映像データだ。
現在、いくつもの1TBと2TBのポータブルハードディスクにこれらデータを保存している。
これら大容量のデータのクラウド保管を考えると、莫大な容量のストレージとそれをレンタルする高額な費用が必要となる他に、データのダウンロードとアップロードには太い回線が必要となる。
オリジナルデータを保管しておこうとすると、現時点では、大容量のディスクにデータをコピーして、実家や友人宅にディスクを置かせてもらうなどして、ディスクを分散するのがベストなのだろうが…
バックパッカー旅、移動型のライフ/ワークスタイルにとっては、可能な限り、荷物をコンパクトにし、最小限に抑えたいことから、この日は自身のライフ/ワークスタイルを再度考えさせられる日でもあった。
それにしても、情報すべてがクラウド上で管理され始めると、仕事場が問われない気がする。そのうち、シェアオフィスばかりになったり、“自社ビル”が必要なくなってくる気がするなぁ。
ライフスタイルの選択肢がさらに拡がってくることだろう。
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: 打ち合わせスペース、仕事場など幅広い用途で活用することができる「コラボレーションエリア」】
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: 物理的にきちんと管理する必要がある書類などに関しては、鍵付きのロッカーをレンタルして管理することができる。月額1500円でレンタル可能】
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: このように一息つけるようなスペースも】
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: 郵送物の受付もできる。】
【九段下にあるシェアオフィス「ナレッジソサエティ」: 映像撮影の機材がそろったYouTubeスタジオまである】
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