キャンピングカーでの車中泊旅やワーケーションを快適に過ごすためには、どんな道具を揃えておくといいのか。2012年5月からキャンピングカーで旅をしながら、日本各地を巡り、自宅駐車時はキャンピングカーを事務所/オフィスと就寝部屋として利用するぼくが長年の経験をもとに「本当に使える車中泊アイテム」をまとめた。
短期(1〜3泊程度)の車中泊であれば、正直なところ、大きな装備は必要ないかもしれない。しかし、1週間以上の中・長期旅や、日常的な生活の場としてクルマを使う場合、小型・省電力のアイテムがあると格段に快適になる。
また、USB Type-Cで統一できるガジェットを選ぶと、コード類も整理しやすく、車内スペースの無駄も抑えられる。また、アウトドア用のコンパクトなギアは車中生活にも相性がいい。
<< 通信環境の整備(車中×インターネット) >>
- Fuji WiFi(格安大容量プランあり): SIMプラン(100GB)やルーター契約で最大200GBプランまで選択可能。コスパ良好
- ドコモ「eximo(エクシモ)」: 安定性・速度ともに優秀。無制限のデータ通信可。予算に余裕があれば最適な選択肢。
- SIMのみの場合、テザリング対応スマホかWi-Fiルーターが必要。
▶ 詳細はこちら:車中インターネット環境構築ガイド
【中にはJelly 2のように、超小型3インチでおサイフケータイ機能も搭載してるスマホもある】
<< 車中ワークスペース快適化、仕事用ガジェット >>
- Surface GO: 車内使用に最適なタブレットPC。ハンドルにも固定可能(レビューはこちら)。
- 磁石式タブレットスタンド: Surface GOぐらいの10インチであればしっかり吸着する。(Amazonリンク)。
- ポータブルモニター: ノートPC作業の拡張用。デュアルディスプレイ環境を整えたい方におすすめ。USB-Cで出力・給電可能なASUS製がおすすめ。
- ポータブルスキャナー: 書類の整理・送信に便利。省スペース設計。車内は限られたスペース。書類などの紙が沢山あると、車内がごちゃごちゃしてしまう。また、取引先になんらか書類を綺麗にスキャンして送信したいときにも重宝。
- SDカード・USBメモリ: コンビニ印刷などのために。プリンター(印刷機)は車内スペースを取ってしまう。万が一、データを印刷した場合は、コンビニなどのコピー機を使用したい。そんなときに、小容量のUSBメモリやSDカードも持っていると便利。
<< 電源関連 >>
サブバッテリーが搭載されていないクルマであれば必要なアイテム。
省電力パソコン/タブレット、短時間の車中ワークであればバッグに入れられるポータブル電源タイプで十分。ポータブルバッテリーを購入すれば、インバーターは不要。
<< 快適アイテム >>
- LEDランタン: USB-C充電式。磁石、フック/吊り下げ式が便利。
- 延長コード: 外部の電源を活用したいときに役立つ。20メートルあると安心(Amazonリンク)。
- 滑り止めシート: PCや小物の転倒防止(おすすめ)。滑り止めシートにも様々な種類があるが、100円ショップで購入できる安価なものはぼろぼろと劣化する。しっかりとした滑り止めがおすすめ。
- 防虫ネット: 網戸としても使える(Amazonリンク)。車内換気、暑くなったときのことを考えると、持っておきたいのは防虫ネット/網戸。
- 防虫ネットをしたうえで、リアゲートストッパーと併用も◎(Amazonリンク)。
ポータブルバッテリーの容量にもよるが万が一のことを考え、充電用、電源用に延長コードがあると便利。ぼく自身、万が一のことを考え20メートル延長コードを積んでいる。
<< 生活アイテム >>
- 小型テーブル: 車内に常設テーブルがない車両におすすめ。省スペース・おしゃれ(Amazonリンク)。
- 電気ケトル: DC12V対応、お湯を沸かしてコーヒーやカップ麺に(Amazonリンク)。小型でカップホルダーにも入るのだが、沸騰まで時間がかかるのが難点。
- カセットガスストーブ: FFヒーター非搭載車向け(Amazonリンク)。電気不要、即暖性あり。一酸化炭素対策を忘れずに。自身のクルマにはFFヒーターが搭載されているため、このイワタニのカセットガスストーブは使用したことはないのだが、車中泊仲間はおすすめだとか。ただ、ガス式なので、一酸化中毒には注意が必要。
- 手回し充電ラジオ: 災害時や電源が切れたときの緊急アイテム。ラジオも聴けて、スマホも充電可能。災害時、車のガソリンを節約したい、ポータブルバッテリーもなくなった、そんなとき、電気がなくても、手回しで発電できる、という万が一を考えのモノとして。(Amazonリンク)。
【長距離運転の疲れに、腰、肩、足など筋肉ほぐしアイテムもあると、本当に便利】
日常的にキャンピングカーで過ごす生活では、軽量・省スペース・省電力を意識したアイテム選びがポイント。
ひとつひとつのアイテムが小さな安心と快適をもたらしてくれる。あくまでも簡単なアイテムではあるが、中・長期の車中泊やワーケーションを考えている方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
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