昨日(2024年9月21日)から、能登で降り続いている大雨により、奥能登エリアの輪島、能登町、珠洲ではひどい状況が続いている。
“住める駐車場”で車中泊スポットの「田舎バックパッカーハウス」がある石川県穴水町川尻の川は驚くほどの水位ではあったものの、輪島や珠洲と比べると、そこまでひどくない状況。
輪島は多くの場所で冠水、川があふれかえっている。珠洲では、親しくさせてもらっている「つばき茶屋」のエリアは土砂災害で再び孤立状態。
「能登半島地震の次はこれか…」というほどの災害が続いている。復興しても、復興しても、これでは、前へ進みたくても進めない状況。
災害の連続で、ここまで奥能登に集中されると、中々進まない。
奥能登地域に住む人たちもだけど、復興関係者/事業者もへとへと状態かと思う。
これから再び事業者/職人に家の改修、屋根、更地の整備など、依頼しても中々対応できない状況も続くことだろう。
復興の時間はさらにかかることが見込まれる。
穴水町はどのような状況なのか?
「田舎バックパッカーハウス」がある穴水町も奥能登の一地域だが、幸いなことに大雨の雨雲が若干それていたため、その他の奥能登地域ほど、ひどいダメージはなかったかと思う。
だが、一部エリアでは川(汽水)の水があふれかえっている。「田舎バックパッカーハウス」前の川はいつもより50~70センチ水位が増していて、多くの水が、敷地内の溝や田んぼに入り込んでいる。
【石川県穴水町川尻地域の田んぼ。そばにある川があふれ出し、田んぼが川状態になっていた】
昨日の夕方ごろの時点では、「このあたりは大したことないかなぁ~」と思っていたら、降り続いた雨が溜まり、朝方 一気に増水した。
【昨日(2024年9月21日)の「田舎バックパッカーハウス」前の川の状況】
【今日(2024年9月22日)の「田舎バックパッカーハウス」前の川の状況。川の水が畑まで流れ込んでいる】
「田舎バックパッカーハウス」周辺は、能登半島地震の影響で若干10センチほど地盤沈下し、川が増水すると、敷地内の溝や畑に水が入ってくるようになった。
自宅(穴水町岩車)は(瓦職人が少ないため)未だに屋根が修復できていないので、2階で若干の雨漏れ。
最優先は人命、住家、道路整備など、まずは再び輪島、珠洲、能登町での災害を優先に、事業者も動き始めることだろう。
なので、奥能登 全体的に再び復興が遅れることになるかと思う。というよりも、能登半島地震が起きた元日ごろの振り出しに戻ってしまったのかもしれない。
気持ちは「前へと進もう」と思い、行動を起こしても、自然災害がこれだけ多く、ダメージが大きいと、物理的にすべてがリセットされてしまう。
一体、いつになったら、前へと進める状態になるのだろうか。
ようやく、天気が回復してきたが、この大雨で一気に1月1日に戻されたような気分になる人が多いのではないだろうか…
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