コロナ禍ではあるが、新しいIT系企業のお客さんの広報実務支援の一環で、東京本社の主要メディアの最初の重要な取材のため、奥能登の限界集落から、大都会の東京へと飛んだ。
最近は、リモート上、ズームでのやり取りばかりで、言えば、現場へと行かない“怠け”もあると言える。
「ほとんどズームや電話で、ことが済むのでは?」って感じでね。
だが、やはり、現場へ行き、やる気、意欲など、“本気度”を見せなければいけないときがあるわけだ。
サービスや商品の記者会見でもそうだ。代表/社長が登壇するのと、担当部長や課長が登壇するのでは、会社の意気込みの現れが断然異なってくる。
謝罪会見でもそうだ。会社の代表者が詳しく説明することで、メディアが納得することが多々ある。
会社一丸となって取り組む主要サービス、それもサービス立ち上げ時、現場に代表や広報がいることは、ものすごく大切なことだ。
広報の場合は、「どうしてもあなたのメディアに載りたいんです」感が伝わる。簡単に言うと、広報はメディアへの“営業”ではあるが、相手への意気込みが伝わる。
また、言うまでもないが、現場では、話す相手や仲間の感触もはっきりと把握することができる。
やっぱりリモートばかりはだめだなぁ、と体感した1日だった。
“現場感”というのはとても重要。
メディアへの“営業”が大切な広報職だが、約10年間、能登の遠隔地から、広報の仕事、よくやってこれたよなぁと思ってしまった日でもあった。
能登の限界集落に移住後、一番できない仕事だと思い込んでいたからである。
場所問わず、思い込みという一固定概念を捨てると、見えてくることが沢山ある。
さてさて、能登へと戻るかなぁ。能登と羽田空港間は1日、両空港発着合計で4便しかないので、飛行機での1日とんぼ返り出張旅は難しい。飛行機が一番早くて安価なんだけどね。
今夜は3列型リクライニングシートの夜行バスで金沢へと向かう。
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