幼少の頃から「田舎には仕事がない」「都会で就職しろ」「田舎にはなんにもない」を常に聞かされながら育つ田舎/地方で育つ子どもたち。
ぼくが移住したとき、「こんな田舎によく来たねぇ~」という発言も頻繁に聞いた。
人生で“旅”や“冒険”は重要。それは言うまでもない。自身、“旅”や“冒険”を体感して育った。田舎/地方から“外”へと“旅”することはすすめたい。
だけど、そんなネガティブ感満載の発言を日々聞いて育ち、教育された子どもたちには、田舎/地方で住むことの選択肢はないと思い込み、言い方は極端だが、「田舎不信」になって育ち、最終的には故郷を去ってしまうわけだ。
田舎の「人口減少」の最大の根本的な理由は、東京の一極集中ではなく、もはや、田舎/地方の親世代の子どもに対する“教育”に大きな問題があるとぼくは指摘したい。
そんな考え方を、未だに継続して継いでしまっている田舎/地方の親世代。そして、再び、その考え方は子ども世代に受け継がれる。
親世代の“固定概念”を変えなくては、田舎の人口減少は食い止められない。田舎でも今や十分やっていけるってことを伝えなければね。
今の時代は当時よりも、はるかに“豊か”なんだから、その親世代の考え方が古いことに気づかなければ、現場が気づかなければ、田舎/地方は変わらないだろう。
2010年ごろから、聞いたこともない田舎、言えば“過疎地域”、“限界集落”ばかりを旅して、2013年ごろ能登の田舎で、限界集落の石川県穴水町岩車に移住したんだけど、その頃から「田舎はダメ、都会が当たり前」的な考えは頻繁に聞いてきた。
豊かな時代、「田舎暮らし」だろうと、「バンライフ」だろうと、現代のあらゆる“テクノロジー”を利活用すれば、どんな暮らし、ライフスタイルだろうと、やろうと思えば、実現できる時代は、とっくの昔に到来しているのだよね。
移住当時の2013年、今よりも“ちょい”テクノロジーが劣っていたときに限界集落に移住したぼく、それよりも前から移住して田舎暮らししている移住者も沢山いるんだから、いい加減、田舎の親世代も変わったほうがいいよなぁと思う。
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