「Go To トラベル」キャンペーンで地方/田舎の限界集落は消滅方向へ… まだまだコロナ禍は続いている。「Go To トラベル」で多くの人が地方へ行けば、おじいちゃん・おばあちゃんだらけの田舎、65歳以上の人たちだらけの限界集落は、極端なお話し、一気に消滅方向へ。
過疎化、人口減少などが加速する可能性が高くなるだろう。確かに、田舎のじいちゃん・ばあちゃんは強いし、元気だ。80歳以上が現役で畑をしている。だが、やはり、高齢になると、免疫力は低下する。普段と違う“食”を口にするだけで、お腹壊すばあちゃんとかもいる。
地方は自然と共存している。“食”はどこにでもある。極端に言えば、お金がなくても、生きようと思えば生きられるわけだ。こんなキャンペーンを打ち出す余裕があるなら、免税、光熱費免除など、基盤的な部分を補助する対策含め打ち出すといいと思う。
確かに観光系は困難な状況ではあるのは現実だが、死んでしまっては元も子もない。
「Go To トラベル」で地方観光を加速する必要はないだろう。キャンペーンを打つ必要はないのでは?格安にすれば「密」になる。
焦って、キャンペーンを打っては、「結局、なんのための緊急事態宣言だったのか?」「何のための“密”を避けた営業自粛だったのか」「なんのために我慢したのか」と思ってしまう。
「粛々と」「段階的に」「ビジネス出張程度」「本当に必要に応じて」という感覚でいいのでは?それに「こんな旅行手段だったらいいのでは?」「密を避けるにはこんな旅の方法がある」など旅行方法の提示もない?のでは?
シンプルな発想ではあるが、ワクチンができるまで、引き続き、持続化給付金などの手厚い補助でなんとかしてはどうだろうか。
石川県知事の谷本正憲さんが、緊急事態宣言前に「感染の疑いがないと思ったら、(感染が拡がっている東京の方々でも)石川県へどうぞ、どうぞ」と発言してしまい、全国のみんなが「なに言ってんだ、この知事は?!」「エイプリルフールネタ?」「無症状でも感染者はいる」と炎上。県民も不満な思いを募らせた。「Go To トラベル」キャンペーンでは補助金が出る。そのときの発言以上の炎上レベルに値するのだろう。
「旅するな」までは言わない。が、キャンペーンで旅を加速化するような動きまでする必要はないかと思ってしまう。
ぼくが移住した石川県穴水町では毎年200人もの人がいなくなる。ぼくが住んでいる限界集落には、たったの120人ぐらいの人しか住んでいない。
幸いなことに、穴水には観光スポットがないので、「Go To トラベル」で急激に人が増えることは見込めないだろうが、感染は流れてくる可能性は高い。今年の人口減少は例年以上になる予感がする。
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