スタートアップ/ベンチャー企業(新興企業)は行動力と実行力がある。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、スタートアップ企業は、自社サービスの応用と、状況に応じたサービスの方向転換が早かった。
Carstay(カーステイ)とリフリードは両社とも“旅”関連のスタートアップだが、ここ数ヶ月間、とてもじゃないが、「みんな!旅行へ出よう!」と、旅を推奨できる状況ではなかった。
個人事業主やフリーランスもそうだが、スタートアップは、そこまで資金があるわけではないので、事業継続すら難しい。
だが、そんな中…
カーステイは4月下旬からキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」を応用し、個人やキャンピングカーレンタカー会社と連携して、医療機関にキャンピングカーの無償レンタル提供を開始。
そのカーステイの活動に対して、トヨタグループなどが資金面で支援するだけでなく、カーステイは独自でクラウドファンディングを立ち上げ、資金援助を個人からも募ることを決め、スタートアップであるカーステイだけでなく、個人から企業まで一体となって医療機関を支援する動きにまで発展させた(こちら)
このプロジェクト「バンシェルター」には、別のスタートアップも参加し、拡大していった。
ちなみに正式なスタートかつ発表は4月下旬ではあったが、既に上旬ごろ、緊急事態宣言が発令される前から動き始めていた。
手ぶらでの旅行を提案、旅先へ旅行レンタルグッズの配送から返却までを一括して行うサービス「flarii(フラリー)」を提供するリフリードは4月8日、通常の旅レンタルグッズプランを応用し、在宅勤務する人たちにグッズを安価でレンタルする新プラン「flarii×リモート応援プラン」を開始した(こちら)
外出自粛が全国的に拡大し、在宅ワークを余儀なくされる中、パソコンの拡張用21.5型の外部モニター、ワイヤレスキーボードとマウス、電源タップ、HDMIケーブルのセットを月額約6000円~でレンタルできるプランを急遽実行。
そして、つい先日、それらモニターなどに加えて、Core i5、RAMメモリ4GB、SSDメモリ128GB仕様のパソコン本体付きで月額約1万円のプランを開始した。OSはWindowsとMacの両方をそろえている。iPadもレンタル可能だ。
もちろんのこと、パソコン単体でレンタルすることもできる。その価格はたったの月額約5000円から。
今やパソコンは数か月に1度アップデートされることから、レンタルしたほうがお得・お手頃感もある。
これまで自宅でパソコンを使用せず、普段の生活ではスマホのみ、勤務先のオフィスに設置されたパソコンを使用してきた人にとっても、自宅で一時的にパソコンが必要であれば、このリモートワーク応援プランがお得だ。
しかも、このパソコンの仕様であれば、オフィス、自宅問わず、仕事に十分耐えられる。画像や動画編集が必要であれば、この仕様では物足りなさはあるが、オフィス系の仕事には十分。
ちなみに、パソコンだけでなく、在宅での仕事を健康的に行うためにフィットネスプラン、気分転換や子供や大人向けにNintendo SwitchやPlayStation 4などのゲーム機、カードゲーム含めたレンタルプランも用意した。
今後も企業は在宅ワークを継続するのか、気になるところではあるが、継続するのはITをメインツールに事業を行う特別な企業のみと予想している。
そして、働き方に対する考え方が“老舗”なほど、従来の働き方に戻ることだろう。
自身にとって、在宅での仕事とパソコンの必要性が一時的であれば、このフラリーのプランは重宝すべきなプランだと思う。
また、パソコンは高額なので、購入前に「この仕様のパソコンを試してから購入したい」と考えている人たちにとっても便利なサービス。
モノを所有したくないミニマリスト的な考えをもつ人たちにもお薦めだ。
さらに、一時的に、遠方の実家など親戚宅での仕事や、遊びなどにも適したサービス。フラリーは指定された住所へとレンタル注文が入った全てのグッズを配送、ユーザーは利用が終わったらレンタルグッズを箱に入れて、着払いで返却するだけ。
普段はパソコンを利活用せず、一時的に約1〜3ヶ月間、限定した期間のみ「田舎バックパッカーハウスの」や住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」のような施設で滞在する旅暮らしするバンライファーのような旅人にとっても、便利な旅行レンタルグッズプランだ。
フラリーのリモート応援プランについて、細かく綴ったが…
とにかく、スタートアップは、あらゆる状況下で、なにごとに対しても、フットワークが俊敏なので、「いいアイディアだ!」と思ったことに対しては、すぐに行動・実行に移すことから、共に仕事し甲斐がある。
広報もほぼ24時間365日、仕事モードで事業をサポートする気にもなる。
また、このようなスピーディな行動と実行力により、メディアにも取り上げられ、ブランド的にもポジティブな効果がうまれ、すべてがWinWinな方向へと働く。
これまでのスタートアップ/ベンチャー企業もそうではあったが、迅速なコミュニケーションがとれる通信環境や、スマホなど含め最近の仕事環境には便利なITツールが増え、仕事効率がさらに向上した。
最近のスタートアップの軽やかなフットワーク、柔軟性、実行力には本当に驚かされる。
次世代のスタートアップの実行力は、さらに俊敏になっていくことだろう。
お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
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