前回の「大げさ結花子の大悲劇シリーズ」の腹痛で毎回「救急車呼んで!」騒動編に、「結婚してあと少しで10年が経つ。奥さんの大げさリアクションに対して、『今の結花ちゃんの状況はこんなもんなんだろうな』がわかってくる時期でもある」と、ぼくも大袈裟に綴ってしまったが、ぼくが結花ちゃんの大げさリアクションについて、なにかと「なんか…おかしいぞぉ~」と気づき始めたのは、もはや付き合って3か月ほど経ったぐらいの頃だったかと思う。
かれこれ、もう10年以上前、2008年12月…2009年だっただろうか。
結花ちゃんが大船駅近辺に引っ越してきて間もないときだったかと思う。
結花ちゃんが友人にランニングシューズを恵んでもらい、挑んだ湘南マラソン。※ちなみに、結花ちゃんは昔から服、靴、バッグなどなど、「ちょうだ~い!」と人からお古をもらうリユースタイプだ。
ぼくと焼き肉屋で飲んで食べていたときだったか、アメリカから高校時代の友人が来たときだったか、定かではないがマラソンで話しが盛り上がっていた。
どうやらマラソンをかなり頑張ったぜ!という内容のお話しだった。
無事、マラソンを“走った”結花ちゃん。
「ホント、頑張ったよぉ~~!」「めっちゃ疲れたよ!」「もう頑張って走り切ったよぉ~!」と大声プラス、腕が揺れ弾みながら、すごいリアクションで話しているではないか。
もはや周囲10メートルにいる人たちが聞こえる自慢気な大声だった。
マラソンと言えば43キロ以上の距離だ。
確かに、マラソンは走り切ったらすごいし、めちゃくちゃ疲れる。たしかに結花ちゃんのそのリアクションは合っている。
だが、完走したら、もしくは、最低でも半分走ったら…のお話しだ。
「すごいじゃん!走り切ったの!?やるじゃん!」とぼく。
「いや、全部じゃないよ」と、これまでの大声ではなく、小声で答えが返ってきた…
「えっ?!その口調だったらてっきり完走したかと思ったけど」という一文がぼくの頭の中を駆け走った。
「あっ!そうなんだ!何キロぐらい走れたの?」とついつい質問してしまったぼく。
「ん~~5キロぐらいかな!」と、いまだに自慢気に返答する結花ちゃん。
「えぇ~~~~~~~!?なに!そのわりに、その大げさな口調は!周囲10メートルにいた人でさえ、完走したと思ったぜぇ~~~!!」と笑いかつ、「なんなんだよ、こいつ!なんかスゴイ嘘つかれた気分になったぜ!」の一言が、ぼくの頭を駆け走りまくる。
まぁ、確かにさ、5キロも疲れる距離だけどさ、、、
約43キロをいかにも走ったかのように、周囲10メートルにいる人たちでも聞こえるほどの大げさ口調で話されるとさ… もはや“事件”である。
このお話しからだっただろうか…
ぼくは、できるだけ、結花ちゃんの発言を毎回毎回きちんと確かめなければいけないと思ってしまったのは。
明日もきっと続く大げさ結花ちゃんの発言。
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