『バンライフ』、今年は大いに盛り上がった。
主に箱型の車<バン>を拠点に、仕事や旅をしながら生活<ライフ>を送るライフスタイルを「バンライフ」と呼ぶ。もはや、現代版のノマド。
夢のようなライフスタイルかもしれないが、スキルや考え方の“工夫”次第で、実践可能だろう。
その盛り上がりを締めくくるかのように関西テレビがの2時間の年末特番『ミヤネのナンバーワン2019』の一枠で「バンライフ」の特集を組んでいる。
先日、NHK総合「所さん、大変ですよ!」にも登場した”鉄塔解体”バンライファーこと、有明正之(ありあけ まさゆき)さんが登場。
Carstayが運営するバンライフ専門のメディア「バンライフ・ジャパン」や、「バンライフ・ジャパン」に登場したバンライファー数組の写真も紹介される予定とのことだ。
<関西テレビ「ミヤネのナンバーワン2019」>
● 日時:12月29日(日)14:00~16:00(バンライフの枠はこの間15:00前後の約5分を予定)
● MC&アシスタント:
・宮根誠司さん、高橋真理恵さん(関西テレビアナウンサー)
● ゲスト:
・橋下徹さん、ハイヒール・リンゴさん、ゆきぽよさん、他
有明正之さんは、昔 流行ったアマチュア無線用の鉄塔を解体する仕事をし、キャンピングカー仕様のスーパーロング・ハイエースをカスタマイズしたレグビィの「ファイブスター」で全国旅をしながら、バンライフを送っている。
有明正之さんは、雪山含むクライミング経験者なので、高所に慣れていることから、高い鉄塔に登り、鉄塔を解体することができる。そのような経験から、重機がなくても解体ができるのだ。
自身の得意で“好きな”スキルを、仕事でフル活用しながら、生活や旅をしている。もはや有明さんにとっては鉄塔解体は楽しい“私事(しごと)”でもある。
そのアマチュア無線の鉄塔だが、ネットが普及したことから、無線を使う人が少なくなったり、最近では、台風の被害のことを考え、全国各地から解体の依頼がある。年間、約80本もの鉄塔を解体しているとのことだ。
4~5カ月 全国を周り、鉄塔解体の作業を行う。その後、北海道阿寒へと戻り、再び“旅”へと出発。移動型定住生活をしている有明さん。関西テレビが取材した12月初旬は岡山、現在は北海道にいるが、1月には再び鉄塔解体の旅へと出発する。
鉄塔解体の他にも、あらゆる高所での作業を強みに仕事をこなす。
ライター、ウェブ制作、ユーチューバー、ブロガーなど、比較的「特別そうな仕事だからできるのが当たり前」と見られがちな“情報発信系”のバンライファーが多い中、有明さんのように物理的な仕事をもつバンライファーは珍しい。
しかも、“とにかく旅が好き”で「バンライフ」メインの生活をしている人は、まだまだそう多くはないことから、有明さん夫婦の正之さんと木実さんが今回の番組で取り上げられたようだ。
2019年、テレビで放送される「バンライフ」に関する特集はこれが最後となるだろう。
来年早々、2020年1月からは、テレビ東京で車中泊とグルメを掛け合わせたドラマ「絶メシロード」の放送が始まる。引き続き、「バンライフ」「車中泊」「車旅」が熱い年が続きそうだ。
有明さんの高所作業に関するホームページはこちら
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