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【能登での田舎暮らし】合併浄化槽のポンプ ブロワー自身で修復

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water-purifier-tank 高槻 浄化槽 ポンプ

この日、移住先の自宅の汚水を綺麗に浄化する「合併浄化槽」のポンプ/ブロワー内部の一部が破損したため、部品を調達し、修復した。

合併浄化槽 Hiblow HP 60 テクノ高槻

water-purifier-tank 高槻 浄化槽 ポンプ

このブロワーは、合併浄化槽内の微生物の働きを活性させるために空気を送り込むポンプ。



調べてみると、ブロワー内部のフィルターは劣化するので、何年間に一度、交換する必要があるそうだ。

浄化槽 ポンプ 修理 DIY

劣化すると、中にある電源部分も落ちるため、ポンプブロワー自体に電気が通らなくなり、電源が入らなくなる。

公共下水道が整備されていない地域の家では、各家々の汚水を浄化する「浄化槽」を設置していることが多い。特に“田舎”エリアではそんな傾向があるそうだ。

鎌倉や東京などの都会に住んでいたときは、「浄化槽」という言葉すら聞いていなかった。能登の田舎に移住したときに初めて、その言葉を聞き、役割を理解した。

浄化槽 ポンプ 修理 DIY

田舎/地方で、町から離れた村々の多くの家は、浄化槽を利用して、排水・汚水の処理をして、処理されてきれいになった水を”外”へと放水する。

浄化槽はまさに「槽」または「タンク」で、家の地下にうまっている。

その浄化槽に、専用のポンプ ブロワーで、エアー/空気を送り込み、浄化槽内にいる微生物を“生き生き”させて、その働きを利用して、家から出る汚水を分解する。

汚水を綺麗な水にして、外の溝へ放水、水は、家の外にある溝を流れ、海や川へと流れていくわけだ。

water-purifier-tank 高槻 浄化槽 ポンプ

浄化槽の違い。単独浄化槽と合併浄化槽と二つ種類がある。そもそも浄化槽が設置されていない田舎の家も多い。

イメージとしてはこのような感じで、茨城県笠間市のホームページに詳しい情報が載っている(こちら

浄化槽がどれだけ強力な“力”で、汚水を浄化して、放流しているのかは正直なところ、わからないが、浄化するために、浄化槽の内部では複雑な汚水処理が行われているようだ。

しかし、上下水道が整備されていない田舎/地方では、まだまだ「浄化槽」すら、整備されていない家も多いかと思う。

water-purifier-tank 高槻 浄化槽 ポンプ

合併浄化槽の役割はこの図。この茨城県笠間市のイメージ図に詳しい説明が書かれている。

岩車に移住し2013年から4年間 住んでいた家では、単独浄化槽すら整備されていなかった。

汚水はダイレクトで海へと流れていたのだ。

そのため、費用はかかり、汚れ落ちは合成洗剤と比べて微妙なのかもしれないが、自然環境に優しいもしくはすぐに分解される洗剤、石鹸、シャンプーなどを利活用していた。

海を汚してしまうと、最終的に自分の体にかえってくる。設置には100万円以上の費用がかかってしまうので、余裕がないぼくらには浄化槽の設置が難しかったので、自然環境に優しい製品を利活用し、「できる範囲で、各個人ができる取り組みを行う」ことでなんとかしていた。

より身近なこととして捉えて考えなければ、自然環境は汚染され、あとあと後悔するのはぼくら、人間なのだ。

まぁそんなこんなで、新しい家の浄化槽ブロワーポンプ内の部品交換は滞りなく終わり、無事、再び動き出したのだった。

water-purifier-tank 高槻 浄化槽 ポンプ

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投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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