ぼくは現在、穴水町に移住した一人が開業するお店の広報をサポートしている。その広報関係の仕事で、今日は久々にNHK金沢放送局へとクルマを走らせた。
その彼は去年(2017年)穴水町に移住、現役で看護師をしつつ、お店を開業しようと忙しい日々を送っている。
ぼくのメインとなっている仕事の1つは「広報」だ。簡単に言えば、報道関係/メディアに向けた“情報発信”屋さんである。
情報の流れを式にすると… 企業/お店 ⇒ 広報担当 ⇒ 報道関係社/メディア ⇒ 一般/大衆 となる。広報は、メディアの情報窓口。メデイアは基本、広報から情報を得て、報道をするわけだ。
ぼくの広報関連の仕事の多くは、東京のITベンチャー企業ばかり。
穴水町内で「広報」の仕事をするのは今回が初めて。
石川県内では今回が2つ目の広報案件となる。以前は、金沢にある繊維職人や企業とデザイナーなどをつなぐ「セコリ荘 金沢」の広報をサポートした。
田舎/地方で『広報』と聞くと、役場が配布する「広報誌」的な冊子をイメージする人が多いかと思う。「へー、あの広報誌にモノ書いているのね」と勘違いされることは多い。
もちろんのこと「広報誌」も、1つの「広報」ではあるが、あれはあくまでも、役場が“主観的”に載せたい情報を一冊子にまとめて発信しているもの。
それも広報ではあるが、「広報誌」は、町民の町内情報レベルを均一に統制するための宣伝ツールの一つ「内部広報」ある。全町民向けの大規模“回覧板”みたいなものである。
繰り返しにはなるが、広報誌の内容は“主観的”に書かれ、良いことのみしか書かれていないのがほとんど。
メディアが発信するような“客観的”要素は、全く含まれていないと言い切っていいだろう。
ぼくがここで言う「広報」とは、対メディアへの情報発信、記者やレポーターと呼ばれる人たちへの情報の“売り込み役”、「対外広報」である。
広報は、記者やレポータ―などの報道関係者に対して、客観的な視点で掘り起こした情報を発信する。
広報が熟考しなければいけないポイントは、宣伝したい商品やサービスの“最大の特長”、簡単に言えば、他社との大きな違い“比較優位性”と、それに関する“ストーリー”だ。
広報は、社会的かつ季節的事象/背景などの“流行り”も十分考慮し、それら情報を報道関係者向けに“カスタマイズ(加工)”、その情報を記者に提供、それら情報が記事化や報道されるように、メディアに対して“営業”をかける、折衝活動を行うわけだ。
わかりやすい表現として、“営業”とは言うが、広報とメディア間では一切お金のやりとはない。
メディアに支払いをして新聞やテレビCMにつなげるのは「広告」の役割で、「広報」と「広告」は全くの別物である。
記事など、記者が大衆に届ける報道内容というのは、客観的な視点で書かれたものばかりなので、大衆はその情報を信頼することから、その一連のプロセス「広報」のインパクトは絶大と言える。
格好良くいえば、「広報」とは、社会の一“ネタづくり屋さん”。
簡単ではあるが、それが「広報の仕事」である。
まぁ、そんなこんなで、今日は「広報」のお仕事で、NHK金沢放送局のディレクターを訪問しに行ったのであった。
それにしても、この日の金沢への田舎“仕事”旅…
久々に“動く拠点”ハイエースの給油マークが点灯、少々焦りながらの帰りとなった。
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