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メディア取材: 311 石川県知事選 志賀原発と約25年の知事職 「退く勇気」も必要

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石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

石川県では知事選が近い。

そんな中、今日(2018年2月26日)、全国紙の毎日新聞社の取材を受けた。(26日に書いた内容を遡って掲載)

最近、“ちょい”徹夜状態が1カ月ほど続いていたせいか、首や肩回りがひど~く痛んでいた。

ここまでひどい首の痛みは初めて。フリーランス/個人事業主、日々動いているので、「休暇」は適当だ。「この日は休み!」と休暇を取ろうとすることはあまりない。

そんなひどい痛みから、先週金曜の日中、寝ていると、毎日新聞社から「志賀原発について意見を聞きたい」と問い合わせが入った。

なんでぼくが?!」「なぜこのタイミングで?!」と思いつつも、広報の職業柄、ぼくは取材を拒むことはしないのがスタンス。

「はい。取材、大丈夫ですよ」と、少しうとうとした状態で返答し、記者に住所を伝えた。

あとあと、考えると、石川県では3月11日に石川県知事選挙がある。

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

現知事の対抗馬である小倉恵美(こくら えみ)さん(65歳)が、志賀原発と、現知事の多選について触れている。

今回、現知事の谷本正憲(たにもと まさのり)さん(72歳)が当選すれば、現職最多の7選目となる。

1994年から、谷本さんは知事職についている。24年…トップとしては、もはやありえないほど長い年数だろう。

でも、そもそも、なぜぼくが取材を?!

以前、ぼくは志賀原発に関する記事を書いている。どういうわけか、「志賀原発」と検索すると、その記事(以下)が上位に挙がってくるのだ。

石川県 能登半島 志賀原発 能登の田舎にある志賀原発 再稼働するのか?大丈夫なのだろうか?

そんな背景から、毎日新聞社から、一住民、一移住者としての声を取材したいと問い合わせをいただいたわけだ。

 

志賀原発…再稼働?自然 クリーンエネルギーを

志賀原発に関しては、以前書いたとおりスタンスは変わらない。


しかし、現知事 谷本さんの動きを見ると、きっと志賀原発には大賛成なのだろう。

例えば、つい先日、バイテックという会社が七尾にレタス工場を建設するとのニュースがあった。

この“食”動向に加え…バイテックが建設する予定レタス工場は、「原発施設等周辺地域企業立地支援給付金などを受けられる対象地域で、電気料金のほぼ四割が補助される見通し。日光の代わりにレタスを長時間照らすため電気料金の負担軽減が進出する一つの要因となっているという」(北陸中日新聞)

石川県 バイテック 田舎ニュース:他業界からのプレーヤーが“食”や“農”の世界へ参入する時代

北陸中日新聞によると、この内容に関しては、「県議会にて、谷本さんが計画を明らかにした」そうだ。

原発再稼働には、国、北陸電力、原子力委員会、地元自治体、給付を受けている住民など、あらゆるステークホルダーが存在するので一概に言えないことは沢山あることだろう。

石川県 志賀町 非核宣言
【志賀町のこの看板には大きな矛盾を感じるのはぼくだけだろうか…】

だが、知事が議会で、こういった企業進出に関する発言をしていることから、県もこのプロジェクトに深く絡んでいると推測できる。

この工場自体は新たな“食”動向の1つには見えるが、野菜を工場内で育てるには多くの電力を要する。

石川県には原発があり、ビジネス的にコストを削減できる背景から、能登に企業を誘致したことを考えると… 石川県の印象は全くよくない。「原発」ありきの誘致だ。そういったことを考えているのだろうか…

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

極端に言えば、日本には自然が多く素晴らしい田舎が沢山ある。そんな中、「なぜ、石川県なのか?」という点は全く見えない。結局、原発給付金に魅力を感じたのではないだろうか。

追加して言うと、「もし志賀原発が廃炉になった場合、この給付金はどうなるのだろうか?」「志賀原発はなくしませんから、この給付金を活用して、企業は志賀原発周辺にきませんか?」と、他企業へも折衝活動をするのだろうか?

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

給付金を目当てに、多くの企業が石川県に進出してくると、原発廃炉は難しくなってくることから、誘致をしているのだろうか?

なんらか県と北陸電力がタッグを組んで、「原発をなくさない」方向の道のりが確立されているのだろうか?

様々な疑問が浮かぶばかりである。

ぼくの考えでは、能登は、原発ゼロで、クリーンエネルギー/自然エネルギーを活用、人・動植物などの自然が調和した暮らし「能登の里山里海」があることなどについて、発信したほうが県全体のイメージははるかに向上する。

そういったイメージは、今の世代を呼び込むことにもつながる。

「人や自然などなど…いろいろな意味で能登の田舎の自然に魅力を感じたから」で、惹きつける政策が必要だと思う。

また、「インバウンド」「国内外からの誘客促進」をするのであれば、「県内に原発がある」のイメージはよろしくない



311に起きた自然による原発の大災害、活断層の上にある志賀原発、ここ最近の原発管理問題など、それら不安があるにも関わらず、なぜそこまでして、稼働させたいのか…おそらく、県、志賀町、その地域周辺での利害関係が最大の理由なのだろう。しかし、最悪、生死に関わる問題だ。

そして、天候が安定しない=“想定できない”冬の天候の石川県、北陸エリア。これは石川県に住む人たちが一番わかっているはず。海が荒れる側に住む志賀町の住民も重々わかっているだろう。

万が一なにかあったとき」の避難経路も適切だと思っていない。とてもじゃないが、石川県や能登の人が関わってつくったものとは思えない。穴水町の住民は能登町方面へ。とにかく、奥能登へと進めという経路だ。

半島奥へ進んでみるといい… その先は行き場がない。半島の風向は変わりやすい、奥能登に風で放射能が飛んでくるのは“すぐ”だろう

本書ではエネルギー問題を、政治や電力業界だけで解決できるものではなく、ビジネスの力によってこそ解決できるものと位置づけている。なかでも、そのカギを握る運輸、建物、工業、電力の4つの業界に注目し、最前線の効率化技術やビジネスモデルを紹介しながら、エネルギーシフトの具体的な進め方について提案する。
それは、政策によって強制されるものではなく、持続的な利益を目指すビジネス主導で行われる。描かれているのは、現在から格段の経済成長を遂げた2050年への道筋と競争戦略である。そこでは石油や石炭、核エネルギーは無用で、天然ガス使用量も現在の3分の1以下となる。新たな発明も不要だ。
そこでは石油や石炭、核エネルギーは無用で、天然ガス使用量も現在の3分の1以下となる。新たな発明も不要だ。
「新しい火の創造」は、利益と雇用から、国家安全保障や健康、環境への責任まで、理路整然と、収益性のある実際的な道筋を指し示している。
さらには、明晰かつ巧みに、企業が新たなエネルギー時代を築くという、驚くべき機会を明らかにしている。

知事選3月11日の7年前に、ぼくらは、最悪な自然災害を経験し、「もしなにかあったら…原発は最悪な事態となる」ってことを体験しているはずだ。

安定しない北陸や日本海側の天候、「なにかあってから」では遅い。

エネルギーに関しては、原発を再稼働するよりも…

●能登全体の瓦屋根、空いている敷地にソーラーや蓄電池を設置

●自然エネルギー会社の誘致

●自然エネルギー研究者の呼び込み

などなど…そういった取り組みに対して、給付金/補助金を支給し、各家庭で自家発電を目指したほうが長期的には、県のためになるかと思う。

細かい「数字」などのデータはなく、かなりざっくりしたポイントではあるが、「能登の自然の優しさ」「能登らしさ」にのっとったエネルギー政策に力を入れ“手段”を考えたほうが、石川県全体のブランドイメージにも貢献するだろう。

また、“豊富な世の中”や“飛躍的に進化しているテクノロジー”など、現在の世の中を客観的に見つめれば、そうしたほうが、経済的にも石川県の発展のためになることだろう。

 

1994年からの“長期間”知事トップ不在でもいいのでは?!

あともう一点気になるのは、現職の谷本さんは知事になって約25年も経つ。

新たな変化を求めるようであれば、「新たな風」「次世代」をトップに置くべきだろう。新たなトップの“なんらか”のクリエイティビティが、あらゆる意味で、“なんらか”の変化を起こす。

谷本さんが良い・悪い知事だってことを言っているわけではない。

言うまでもないが、谷本さんは長年、知事として頑張ってきたことだろう。それを否定するつもりはない。

ただ、組織のトップであれば、「退く勇気」も必要なんだと考える。

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

“新風”が必要だ。“飛躍的”な時代を読み取れる次世代だ。

もし多くの県民が「知事は誰でもよい」「谷本さん以外に投票する人がいない」と、関心がない雰囲気であれば、「変化を求めていない」ということだろう。

現状維持であれば、トップは不在で良いと考える



県庁や市町村役場に、これまでと変わらない動きを求めるようであれば、それはルーチンワークでできること。トップでなく、必要最低限のスタッフが動けば十分できるはずだ。

テクノロジーを活用することで、民間の声は簡単に吸い上げることもできるほど良い時代なのだ。

例え、県庁から離れた奥能登の遠隔地に住んでいようと、“個々”の顔まで見て、意見を得られる時代でもある。

時代時代で、“統制”方法などは変わってくるということ。

考えれば、「トップ不在」の県や市町村があっても、地域は成り立つ時代に行きついていると、ぼくは思っている。

谷本さんもこれまでいろいろと頑張ってきたことは確かかと思う。一方で、小倉さんが当選したら、それはそれで、これから頑張っていくことだろう。


ぼくは、どちらかを支援したい・するというわけではなく、偉そうに物事を言おうとしているわけでもない。まぁ、一意見なので、そう伝わってしまうのは仕方がないかとは思うが…

ぼく自身、一県民、国民であり、意見を発言しているだけ。

そんなこんなで、長々と書いてしまったが… この日の取材は終わったのだった。

「どちらかを支援したい・するというわけではなく」とは言いつつも、今回、原発に対する課題、多選に対する疑問があることから、“新風”に一票入れることになるだろう。

石川県 県知事選 谷本 小倉 tanimoto kokura governor election in Ishikawa

 
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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・岩車で育てらた牡蠣の販売サポートも思っている。

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