能登・能登町(石川県) – 2017年も、能登町の築400年以上の歴史ある天領庄屋「中谷家(なかたにけ)」で、“あの”昔ながらの美味い蕎麦屋『そばきり 仁』が再オープンしている。
歴史ある天領庄屋の囲炉裏 空間で、輪島塗の御膳にのった「そばきり 仁」の蕎麦を食べていると、『江戸時代に戻ったのか?!』と、江戸時代を経験したことがないのにも関わらず、ついつい空想の世界にまで入ってしまう。
ここ中谷家で、そんな“美味”な食体験ができる。
田舎/地方暮らしや“イナ旅”で間違いない自然食材を食べている田舎バックパッカーがお薦めする蕎麦だ。
蕎麦の味は…絶品で間違いない。またそばの実から挽いた蕎麦だけでなく、蕎麦の汁も最高だ。
新年、鎌倉に帰り、美味しいと言われている蕎麦を食べたが、「ん〜美味しい?!やっぱ『そばきり 仁』じゃない?!」と思ってしまった。
「そばきり 仁」は今年3月18日(土)から、既に“ちょい”寒い中、オープンしている。
能登もようやく“春”を迎え、段々と暖かくなってきた。
冬は奥能登の中でも、格別に寒いここ黒川地区だが、夏は本当に心地良く涼しい空間となるここ「中谷家」。
能登の里山の幸 山菜も芽を出し始め、旬の山菜天ぷらも味わうことができる。
天ぷらは時期によって中身が異なるが、今の時期なら、高級山菜タラの芽など、能登の里山の幸の天ぷらも食べられる。
江戸時代の歴史を体感できる日本的雰囲気だけでなく、能登の里山を思う存分に感じられる場所でもある。
「そばきり 仁」の蕎麦“シェフ”小林仁さんは神奈川県横浜市から能登に移り住んで25年以上経つ“ベテラン”移住者。蕎麦の修行は10年以上。今年は奥さんの恵さんもサポートに入っている。
そばきり 仁の概要
※2017年4月現在
● 営業期間: 2017年は3月18日(土)から11月下旬ごろまで
※冬、黒川地区は雪深くなるため、毎年、寒くなり始める前に閉めて、春の始まりに再開する。
● 営業時間: 10:00~16:00(コーヒーは10:00~、蕎麦は11:00から)予約可。リクエストに応じて、夜の予約も可能。
● 定休日: 水曜日(5月から火曜日と水曜日。イベント開催期間中は無休)
● 場所: 能登天領庄屋中谷家 (石川県鳳珠郡能登町字黒川28−130)
● 電話: 080-5876-0020
● メール: jin-k1113(あっと)ezweb.ne.jp
● 席数: 約20人。中谷家の風情ある囲炉裏の部屋や土間などを活用。
● 駐車場: 約20台(バスも駐車可能)
● アクセス:
・羽田空港から飛行機で約1時間30分(こちら)
・能登空港からクルマで約20分前後(こちら)
・奥能登の終着駅・穴水駅からクルマで約30分(こちら)
・金沢駅からクルマで約2時間(こちら)
「そばきり 仁」は、2年前まで、穴水駅前で営業していたが、去年から、能登半島の先っぽ「奥能登」の真ん中にある能登町黒川地区の「中谷家」に拠点を移し、「中谷家」の台所エリアを飲食用途に改修して、新たにオープンした「そばきり 仁」。
去年、5年振りに再オープンしたばかりの「中谷家」、そして同時に「そばきり 仁」や「縁側カフェ」の営業も開始した。
「能登ものづくり展」など、能登の作家の展示会も開催している。
2年目となる2017年、「中谷家」全体ではどのような展開を図るのか、楽しみだし、蕎麦の仁さんには頑張って欲しいなぁ。引き続き、田舎体験で来る人たちを連れていこうと思う。
ちなみに現在、「中谷家」で予定しているイベントは、5月1日から5月7日までの黒川地区で合鹿椀をつくっている大宮静時(おおみや せいじ)さんと、能登に自生するクロモジのエッセンシャルオイルなど里山資源を有効活用した製品づくりを行っている佐野禎宣(さの よしのぶ)さんの展示会『能登の里山から生まれたもの展』。
その後、6月11日~18日の間は、珠洲の油絵作家 加藤茂さんの『能登を描く』を開催する予定だ。
実際の油絵は見たことがないが、この写真からわかるとおり、一見「写真かな?!」と思っってしまうほど、かなりリアルな表情を描いている。
大宮静時さんの作品は、ぼくが今一番惚れ込んでいる迫力ある力強い漆器作品。力強く見えても器は軽い。
● 『そばきり 仁』、 能登の“ちょい”世界遺産的な屋敷…築約400年の天領庄屋『中谷家』で再オープン ~ “深味あるIターンとUターンおじちゃん”の奥能登コラボ ~ |
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東京・羽田空港から能登空港までの“空旅”は約1時間、能登空港から中谷家「そばきり 仁」まではクルマで約30分。
能登旅では欠かせない 江戸時代の雰囲気と“食”が同時に味わえるスポットの一つだ。
“ただの”蕎麦好き、蕎麦“マニア”、“超”蕎麦好きは、「そばきり 仁」の蕎麦はマストで味わうべき。
とにかく!あらゆる“蕎麦な人たち”!?にお薦めしたい!
能登へ旅するなら…まずは |
毎年10月に開催している『天領庄屋 中谷家 能登ものづくり展』を開催している。上の作品は珠洲の中山昌果さん、下の写真は大宮静時さんの作品。
「中谷家」の中谷直之さん(右)と龍昌寺(りゅうしょうじ)住職の村田和樹さん。
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