3月8日(土)昼頃、ぼくらは“動く拠点”であるハイエースがベースのファミリーワゴンCで、能登・石川県穴水町(あなみずまち)地元のスーパー「どんたく」と、ホームセンター「コメリ」へと走った。
このストーリーはそこへの”道のりでの出来事。
「どんたく」付近のバス停を通り過ぎると…
「あぁ~あぁ~、こりゃ~ほっとけない」という気持ちで…
海外出身らしきバックパッカーがいたねぇ~…
「どうすっかね」
「まぁ、面白そうだね。話しかけてみるかぁ」
…っというぼくらバックパッカーならではの“いつもの”展開になった。
バス停を約100メートルほど通り過ぎたが…
クルマをUターンさせ、バス停へと戻った。
“小降り”の雪の中、ドイツとフランス人ハーフのバックパッカーがバス停で輪島行のバスを待っているではないか。ただ…輪島行のバス停はここではないような気もするが…
Where are you going to?(どこへ行くの?)
とぼく。
「Going to Wajima! Waiting for a bus to Wajima!(輪島へ行きバスを待っているんだよね)」と彼。
「Well, we moved to this area Anamizu last year. If you are interested, do you wanna see Anamizu area first?(最近、穴水に移住したんだ。もし良かったら輪島へ行く前に穴水散策でもどう?)」っと…ぼくら自身が移住したほどの町ということからも、能登全体や穴水町の良さをアピールしていきたいところ。
「OK!」と乗りの良い彼。
っと、まぁ、“ざっくり”だが、そんな会話が交わされたわけだ。
日本だったら、“ナンパ”感覚だが、海外ではそんな風に声をかけることは日常茶飯事。
“田舎”…誰もが挨拶を交わすし…そんなスタイル…ありだろう。
まぁ、ぼくらバックパッカーの場合、そんな挨拶や声がけが倍増するわけで、とにかく発見が多く、まだまだこのサイトに載せられないほど、豊富なコンテンツだらけの毎日になってしまう…
その彼の名前はJean-Marie Schloemer。通称JMだ。どうやら、もともと、世界最大級の会計・監査法人のデロイト・トウシュ・トーマツでコンサルタントなどをしていたそうだ。しかし、コンサルは…寝られないことが多いのが基本。忙しすぎる会社生活を離れて、バックパッカー旅を開始、これからなにをするかは模索中のようだ。日本への移住も視野に入れている。
さてさて、JMを誘ったのは良いが…一体なにを見せるのか…っと自分。
まぁ、これから考えればいいじゃないか!
よし!とりあえず、ぼくらが住む穴水町・岩車の新田信明(にった のぶあき)さんに相談してみるか!っと電話するが、不在。新田さんについては何度も書いているが、彼は穴水町内の熱血 議員だ。
とりあえず、コメリと、どんたくへ行き、JMも一緒に買い物だ。ヒーターやボイラー用の灯油や、魚などを購入して、ぼくらが住む岩車(いわぐるま)へと戻る。
「おっと!今の時期といえば牡蠣だろ!」と思いつつ、「新田さん宅の倉庫で牡蠣BBQできないかなぁ~」と勝手に、今晩のことをイメージしながら、再度電話してみると…
「今ね、田舎時間(NPO)の人たちが来て、これから牡蠣体験へ行くんですよ」と新田さん。
「それは、すごいタイミングですねぇ!実はさっきね…どんたく付近のバス停で…」と事情を説明して、急遽、JMも参加することに。
タイミングもばっちり!体験では、牡蠣の水揚げ…牡蠣の洗浄作業を…そして牡蠣BBQ!到着早々…いきなりもろもろ話しが進み、JMはニコニコと笑顔で“流れに任せる”モード。旅慣れている感じだ。
最近、なにかと、この“必然的なタイミング”には驚かされているぼくらだ。なにかをしようとすると、パッと!目の前に現れるのだ。(そんな最近の“必然的”なエピソードについてはこちら)
そんなこんなで…
徳島でのビッグな田舎プロジェクト/イベント「ニッポンのすごい田舎の“普通じゃない”お話」を終え、福岡からこのイベントに参加してくれたのりさん(外崎宣宏さん)への上勝案内後、能登へと戻り、荷卸しを終わらせたぼくら…
JMとの出会いは、ちょっと落ち着ついて、「“山積み”状態の“私事(しごと)”を始めるぞぉ~!」と思っていた矢先の出来事だった。
JMと出会って約1時間しか経っていないが、急遽、外国人向けの「ニッポンの“田舎でのライフスタイル体験”」飛び込み!企画の開始となった!
っが!正直、“私事”が…たまっている自分。今、東京のITベンチャーでTeachmeを運営するスタディスト社のプレスリリースを2本、書かなければいけないのだ!その後、取材アプローチもしなければ…!
山積みの仕事を抱えるぼくなので…“田舎体験”の分担作業というわけで…牡蠣の水揚げ作業の場所にJMを連れていき、新田信明さんに水揚げ体験を任せたわけだ!
なかなかこれは良い“旅人向け田舎ライフスタイル体験”トラベラーズハウスになるのでは…っと考えた。ただ泊まる部屋はうちらが提供し、あとは地元の人たちと連携するだけのシンプルな構想だ…
そんなことを考えながら…JMの穴水での田舎体験がすすんでいった。
翌日、輪島・三井の“100円温泉”、イギリス人漆塗り作家のスザーン・ロスさんとお話しし、七尾のカフェ「遊帆(ゆうほ)」へ、夜は能登鉄道の東井 豊記(とおい とよき)さんも交えて、鍋と地酒だ!
そして10日(月)、スザーンさんがJMを輪島や、映画「ゼロの焦点」のロケ地にもなり、源義経が兄の頼朝の追ってから奥州へ逃れる途中、48隻の舟を隠したという伝説がある「能登金剛(巌門(がんもん)・ヤセの断崖)」などへ連れていき、能登案内!
その後、ぼくらは、輪島のスザーンさん宅までJMを迎えに行ったわけだが、スザーンさんは結生ちゃんにようやく会えて大感激!
11日(火)朝、JMを金沢・内灘(うちなだ)まで送っていき、彼は東京へ向かった。
もちろんぼくの出身である“都会の小さな田舎”鎌倉内にある“穴場”、四国88カ所巡り、祖谷(いや)(徳島県)も面白いかも!?っと…四国、「五島列島、大分の海岸、阿蘇とか、九州もいいぞ!」と、全国のあらゆる“田舎”スポットも薦めた。
外国人へも「ニッポンの田舎はいいよ~!いいよ~!」とトークは相変わらず田舎ばかり…
その後のJMからのメッセージによると、鎌倉は次回、祖谷へは行ったが微妙な時間だったので、途中で祖谷を離れ、九州・阿蘇などへと旅立ったそうだ。
そして、今頃、JMは台湾で遥々ドバイから飛んできた彼女と落ち合っているはずだ。
ぼくらは現在またまた、穴水を離れ、現在 上勝町(徳島県)にいる。上勝に到着早々、隠岐諸島・海士町(あまちょう)へ飛び、上勝へ戻ったと思ったら今度は東京へ日帰りで…。そんな“旅”が繰り返されているわけだ。
上勝での滞在も今月で一段落。やらなければいけないことを終わらせて、能登へ戻れるように頑張ろう!
■鎌倉のお薦めスポット
・田舎バックパッカーが行く『秋』の鎌倉 穴場紅葉スポット『獅子舞』
・「ここにいつか住みたい…」と思ってしまうカフェ“樹ガーデン” ~天空にカフェテラスはあった~
・鎌倉バックパッカーコース 「ビブリア古書堂」で頻繁に登場する北鎌倉がベスト出発地点の一つ – 知る人ぞ知る 五話目で栞子が“蹴られた”ロケ地
■田舎バックパッカー旅ストーリーin四国&九州
・day 42 徳島県 神山町から上勝町への『やばい』山越え…1 標高約1,200m以上の『山越え』開始
・老若男女 誰もが見るべき実話に基づく映画「人生、いろどり」が全国上映! 「なぜこの映画を見に行くべきなのか…」 ~その舞台(ロケ地) 徳島県上勝町へバックパッカー+クルマ田舎旅~
・day 52 高知県 沖の島の『赤い有名人』1 ~“自身のブランド”を島で大胆に構築する荒木健吉さんとの出会い。荒木邸初公開~
・day 86.2 ぼくらと同じ湘南エリア出身の移住者との出会い 五島列島・小値賀(おぢか)で ~小値賀で就農した“ぶうさん”のパートナー 美保さん~
・day 86.3 “交番”で緊迫した“テント泊”交渉…成立なるか!? 五島列島の小値賀(おぢか)で
・day 90.1 五島列島 野崎島 風を操る“遊船人”的ライフスタイルの菊池さんとの出会い ~無人島に2週間 海の上を拠点にする旅スタイル~
・day 75.1 福岡県で一番小さい島“小呂島(おろのしま)”に到着 ~学校へ向かった~
■その他、最近の出来事
・ニッポンの「グローバル」を田舎で… “究極な田舎フリーランス”を目指して… ~今日の北國新聞に ぼくらバックパッカーに関する記事がデカデカと掲載されている?!~
・北國新聞 『穴水発、田舎のススメ 「暮らしと自然、密着」 移住後、ブログで発信 神奈川県鎌倉市出身の中川さん』
・トヨタのホームページにぼくら田舎バックパッカーが登場 ~クルマ旅…移動型ライフスタイルとは…~
・田舎バックパッカー夫婦、9月11日発売の八重洲出版「大人のクルマ旅」(北東北版)で岩手・秋田・青森の“穴場”スポット紹介!
・日本経済新聞の電子版にぼくらに関する記事が掲載 Nikkei Interviewed Us
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