徳島県勝浦郡上勝町 – 引き続き、映画「人生、いろどり」のロケ地の上勝町へのバックパッカー旅ストーリーの続編だ。映画の最終シーンの舞台「江田家族の山」へ向かっている。(前回のお話しはこちら)
上勝のアート作品の一つ「もくもく」から眺める「田野々の棚田」。映画「人生、いろどり」の最終シーン。「江田家族の山」から見下ろす眺めだ。写真にはないが、この景色の左側には上勝の深い地域資源をふんだんに活かして椎茸(シイタケ)を栽培している上勝バイオがある。
「人生、いろどり」ロケ地「江田家族の山」とは
これら場所は、映画「人生、いろどり」のどのシーンにでてきたのか?
映画の最終/ラストシーンで、農協職員の江田晴彦(平岡祐太)(いろどりの横石知二さん役)が、奥さんの石立裕香(村川絵梨さん)と子どもと一緒に、もみじの木を植えて、上勝町の広大な森と町の景色を見下ろす。
そこが“江田家族の山”。もみじを植えた場所が、「上勝アートプロジェクト~里山の彩生~」の一環として制作した「もくもくもく」の広場で、そこから見える棚田の広大な景色が「田野々の棚田」と「神田茶の里」なのだ。
県道16号を行く途中、日本の棚田100選「樫原の棚田(かしはらのたなだ)」への案内看板があり、明らかにこの道が棚田へと続く上り道…とわかるのだが、その道へと入る前に、“万が一”のため、道を聞いた。
県道16号から「樫原の棚田」へと入る道。道はぐねぐねと細くなっていく。この道へ入り、しばらくのぼると、アート作品「もくもくもく」があり「田野々の棚田」が一望できるスポットがある。
そして、このあたり一帯が“晩茶香る”スポットだ。
晩茶が香るスポット
「かおり風景100選」の上勝町
ここは「かおり風景100選」(環境省)の「神田茶の里」でもあり、映画「人生、いろどり」のロケ地の一つでもある。
田舎道は険しく、長く続くところが多い。しかも、道が細いので、できるだけ道を間違えたくない。
まぁ、間違えたときは、それはそれで新たな“出逢い”があるだろうから、道を間違えるのも田舎へ行く楽しみの一つでもある。
ここで道を聞いた人は、晩茶の茶葉を干す作業をしていたおばさんだった。このあたりでは、独特なお茶の香りがこの地域一帯を覆っている。
道を聞いたことは正解で、この地域が晩茶で有名なこと、この「樫原の棚田」へと続く道に入ると、すぐに上勝のアート作品一つの「もくもくもく」や「田野々の棚田」を一望できる場所であることもわかった。
そして、この一望できるスポットが、「江田家の山」でもあったことが判明した。
上勝晩茶については以前、聞いたことがあったが、「かおり風景100選」の「神田茶の里」がこのあたりだったとは初耳だった。
【徳島県上勝町 映画「人生、いろどり」ロケ地を歩く。「神田茶の里」でいただいた上勝晩茶を葉っぱが香るなかで飲む。飲みやすくて、美味しい!この晩茶には平家にまつわる伝承ストーリーがある】
そもそも「かおり風景100選」ってなに?
「かおり風景100選」とは、環境省が公募・選定した将来も残して伝えていくべき“香りある風景”の場所。
みかん・りんご・潮風など、山や海などの自然資源がつくる香りや、茶・塩わかめなど自然資源を活用してつくる“伝統工芸や地方の特産物”から香るあらゆる田舎が選定されている。
ちなみに、環境省は2001年(平成13年)に、上勝を「上勝町の阿波晩茶」として、「かおり風景100選」の一スポットとして登録した。
その他、徳島県では、“藍染め”の香りがする、県内で最大人口の町 藍住町(あいずみちょう)、関東エリアだと、神奈川県藤沢市の鵠沼駅周辺の家屋に植えられている金木犀(きんもくせい)の香り(秋)、東京都千代田区の約200メートルからなる古書店街の古書独特な香り、千葉県鴨川市には磯場にある大弁天や誕生寺などからの線香や磯の香り、などの場所が選定されている。(環境省のページ詳細はこちら)(続きはこちら)
【徳島県上勝町 – 映画「人生、いろどり」の舞台をバックパッカー+クルマ田舎旅。天日干し中の晩茶の茶葉】
【徳島県上勝町旭の周辺マップ】
<次回のロケ地スポット: 映画「人生、いろどり」舞台 上勝町「江田家族の山」へ – 「かおり風景100選」の上勝晩茶「神田茶の里」 – 二話目>
<前回の映画「人生、いろどり」のロケ地スポット: 映画「人生、いろどり」ロケ地への田舎バックパッカー旅 上勝町「江田家族の山」へ向かう途中>
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