徳島県勝浦郡上勝町 – ぼくらは今夏、バックパッカー“+”クルマ旅スタイルで、映画「人生、いろどり」の舞台になっている徳島県上勝町(かみかつちょう)へ田舎旅“イナ旅”してきた。
今回紹介する場所は、上勝町旭の井ノ谷地区にあり標高600メートルに位置する“ふるさと”を感じる印象的な場所「市宇の棚田(いちうのたなだ)」。
映画では、都会から上勝町へ帰ってきた尾関路子(みっちゃん)(中尾ミエさん)が、この棚田で言うセリフが印象的だった。
「市宇の棚田」がでてきた映画「人生、いろどり」のシーンは、徳本薫(吉行和子さん)が、葉っぱビジネスを始めることに反対する旦那の輝雄(藤竜也さん)に「わいは葉っぱ反対やと言いたはずや~。家を出てけ~」と怒鳴られ、ひっぱたかれ、一人くじけてやってきた場所“月が見える棚田”だ。
ここで輝雄が薫にプロボーズした場所でもある。
夜、薫が一人いじけて山奥(市宇の棚田)に座っていると、幼なじみの二人・石本商店の石本英恵(富司純子さん)とみっちゃんが薫を慰めにくる。
これまで、みっちゃんは、皆に見栄を張って、自分は“教師”と言い続けたが、学校で用務員をしていたことを告白。
人生… 「自分に嘘をついたまんま(生きていくの)はつまらんで」と、みんなで「葉っぱ」ビジネスにチャレンジすることを決心する場所だ。
その夜道、月光が棚田を照らす。そこで、3人が、月が映る「市宇の棚田」に願いを込めた。
映画では、夜のシーンだったので、棚田があまり見えず、一畑にしか見えなかったと思うが、「市宇の棚田」は、こんなに綺麗な棚田なのだ。実際、このシーンを撮影するのには、丸いスポットライトを月光として照らしたそうだ。
上勝町への旅。これらを事前に用意しておきたい。
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また、ここには、市宇の名水「天空の泉」があり、自由に水を汲むことができる。ただ、大きなペットボトルを水口に入れるスペースがないので、組む時にはシリコン式または柔らかく柔軟性ある“じょうご”を持って、水を汲みに行ったほうがいいだろう。
そして 「市宇の棚田」をさらに上へと登っていくと…植松光江おばあちゃん夫婦が営む農家民宿「里がえり」もある。「天空の里」… まさに里に帰ってきた雰囲気の場所に位置する農家民宿。
葉っぱビジネス“いろどり”の立ち上げから、いろどり農家としても頑張っていた植松光江さんだ。ここ農家民宿からの見晴らしはすごい。
「市宇の棚田」や「天上の泉」を更に上へと登ると農家民宿「里がえり」がある。植松光江さんと結花。
農家民宿「里がえり」については別途「上勝ではどこで泊まれるの… 」(仮)で紹介していきたい。
ちなみに、「市宇の棚田」への道幅は一車両通れるほどで、結構な角度の上り坂。ぼくらのハイエースでも十分とおれるが、対向車が来ると、大きなクルマは大変だ。どこかでよけなければならない。
標高は400メートルから700メートルに位置する上勝町旭井ノ谷の人口は47人(2011年7月)。
その他、ここでは、自然に囲まれた音楽祭「棚田音楽祭」、年に約10回地域資源を活かした農業体験や里山体験ができる「棚田の学校」を実施している。(続きはこちら)
「市宇の棚田」への険しい坂の始まり。安全運転で気を付けて運転しよう。
<次回のストーリー: “江田家の山”「神田茶の里」・「田野々の棚田」・上勝アートプロジェクト「もくもくもく」へ>
<前回のお話しストーリー: 老若男女 誰もが見るべき実話に基づく映画「人生、いろどり」が全国上映!「なぜこの映画を見に行くべきなのか」 ~ そのロケ地 徳島県上勝町へバックパッカー+クルマ田舎旅~>
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