2011年4月5日(火) 熊本県天草郡苓北町 – 今朝、ぼくら田舎バックパッカー夫婦は7:00、松野鈴代さんの「新婚さん、おはよう~」の一声で起きた。
ぼくらは2010年11月に結婚したばかりだ。まだまだ新婚さんと言われる範囲なのかな。
昨晩、松野福承さんに招待していただき、スナックとカラオケへ行った後、松野福承さん・鈴代さん宅に泊まらせてもらった。田舎へのバックパッカー旅、今回が初となるカラオケスナックバーだった。(昨日の話しの一話目はこちら)
昨日、天草郡苓北町(れいほくまち)富岡海水浴場でテント泊していたぼくらは、そこで松野鈴代さんと出会ったのだ。
旦那の福承さんの興味深いアリューシャン列島での漁に関する貴重で面白い話しも聞くことができた。(その話はこちら)
さて、今朝も大変ありがたいことに、朝食をいただいた。
「朝ご飯に二階堂さんも来るかね」と松野さん。
「まだ二階堂さん起きてないと思いますよ」と言いつつも、二階堂さんにメールをすると、二階堂さんが松野さん宅へとやってきた。
朝食中は、鈴代さんと二階堂さんがこれまでの人生で苦労したこと、辛かったことなどを、人生の先輩として語ってくれた。
朝食をご馳走になったぼくらは、後片付けをして、今度はいつになるかわからないが、鈴貸さんに「また来させていただきます!」とお別れとお礼を伝え、富岡海水浴場へ。
ぼくらと二階堂さんは、海辺で「ここ天草苓北でしか採れない」と言われた薬草「浜防風(はまぼうふ)」を見に行った。※ちなみに、後々、海辺を見ていると、苓北町以外でも、浜防風をよく見かけた。
苓北町では、浜防風、よもぎ、わらびなど里山の山菜が豊富な他、海岸沿いで獲れる貝類や海藻類などの里海資源も豊富だ。
昨日のように、ウニ、ミナ、アオサなどを採っている人たちも多い。3500円の年間漁業権のパスを取得すれば、“食”はある程度自給して、半自給自足で暮らせることだろう。
海岸では朝早く家を出ていった福承さんと会い、お礼を伝え別れた。
そろそろ、ぼくらは天草の本渡(ほんど)方面へと向かい、一時的に鎌倉方面へと戻る。
月に一度、鎌倉へ戻る理由
まだまだ、バックパッカー旅の目的はあるが、今後の方向性が明確でないぼくらバックパッカー。
今のように新たな道を自身の足で見つけようとすると同時に、月に一度、ヘッドハンティング経由やハローワークへ行くなどして就活を行い・求人を探し、期間限定で、これまで積み立てていた雇用保険を受給している。
受給日は決められていて、月に一度、ハローワークへ行かなければ、今後継続して受給することができない。
明確でないとき、選択肢は可能な限り幅広くもっていたほうが良いと思っている。田舎を体感して、結局のところ、「やはり自分には東京などの都会のほうが合っている」と思うかもしれないわけだ。
明確になったときに、決めて方向に徐々に集中・シフトしていけば良い。
そういった背景から、月に一度は鎌倉へ戻っているのだ。
一人旅と二人旅、どっち?
二階堂さんは「やっぱり寂しいね」と、ぼくらをバス停の途中まで送ってくれた。
その二階堂さんの言葉から、一人旅と二人旅について考えてしまった。二階堂さんは一人旅、ぼくらは夫婦二人での旅だ。
「一人旅」は自由気まま。ソーシャルでフレンドリーなタイプの人であれば、行く先々で出会いが沢山あることだろう。
ただ、一人のときはひたすら一人。人がいない場所では、出会いはない。また、男性や女性問わず、特に日本の場合、一人旅はなんらか「訳アリ」と考える周囲の人もいることだろう。
「行く先々で出会い」は自身でそういった機会を創らなければいけない。それは、一人であろうと二人旅であろうと変わらない。
「二人旅」はいろんな意味で賑やかだ。楽しいときも沢山あれば、「やっぱり一人旅にすればよかったなぁ」と喧嘩するときだってある。そんな背景から、寂しいときははほとんどない。
で、結局、どっちが楽しいのか?それは一概には言えないし、目的にもよる。
質問は「あなたはどっちのタイプの旅人ですか?」だ。
旅の楽しみ方を独自で見つけられるタイプ、一人でなんでも解決できるタイプであれば一人旅のほうが自由奔放だろう。
寂しがりやさん、不安や心細さを感じるタイプなどであれば、二人や複数旅派になるかもしれない。ただ、二人での旅では、時と場合によっては、“妥協”を許す心も必要だ。
どっちもどっちということであれば、二人旅を選択。途中、各自、行きたい旅先が分かれることなどがあれば、一時的に単独行動を取り、また別の旅先で落ち合えば良い。そんな考え方もある。
さて、二階堂さんは苓北町で歯医者での治療が終了し、病院で薬をもらい次第、長崎県の島原半島中央部にある火山「雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)」方面へと向かうそうだ。
ぼくらの旅は“のんびり”でマイペースだが...この先 発見したいことが沢山ある。
二階堂さんのトラベルスタイルから成るライフスタイルにはまだまだ興味津々ではあったが、なんとなくこのスタイルの活用方法がわかった気がする。この“移動型”は、ぼくらが今後、取り入れていきたいパーツの一つだ。
二階堂さんはしばらくの間、九州を旅しているとのことなので、次回、ぼくらが九州へ戻ったときに再会するかもしれない。
先へと進んだ。(続きはこちら)
<前回のストーリー 『day 102.3 熊本県天草郡苓北町のスナックトミーへ ~ 旅初のスナック&カラオケ ~』>
<次回のストーリー 『day 103.1 熊本県天草市五和町 若宮海水浴場での綺麗な海辺でテント泊』>
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