2011.03-04: <熊本県天草へのバックパッカー旅>

day 98.2 熊本県天草 うしぶか海彩館の事務局長と出会う ~ 「小さい町でも『ちらりと光る町』で…」 地方の“過疎地まで”景気回復は届くのだろうか ~

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2011年3月31日(木) – ぼくらバックパッカーは現在、熊本県天草の「うしぶか海彩館」にいて、牛深ハイヤ大橋の高架下でイカ釣りをしている中学生と話している。

“対自然”を遊びとする田舎の子どもたちだ。釣った魚を今晩のご飯にするという。さすが、主要となる産業が漁業のことだけある。

この“自給スタイル”はいずれぼくらのライフスタイルに取り入れたいところだ。(前回のストーリーはこちら

彼らと話していると、うしぶか海彩館の事務局長の西向英基さんがやってきた。

熊本県天草市牛深 – 牛深ハイヤ大橋のましたにあるうしぶか海彩館

熊本県天草市牛深 – 牛深ハイヤ大橋のましたにあるうしぶか海彩館

お互い笑顔で「こんにちは!」の挨拶から会話が始まった。西向さんは25年前、千葉県柏に住み、漁協の勉強をし、しばらく地元の漁協に勤務し退社。その後、海彩館での仕事が始まったそうだ。

ぼくらの旅の背景について話す。夫婦で田舎/地方を中心にバックパッカー旅をしていることを話すと、「ほぉぉー!」とユニークなトーンで驚いた印象的なリアクション。(旅の主な背景はこちら

このあたりの温泉について聞いてみると、本渡から牛深からのバスで情報収集したとおり「やすらぎの湯」があり、海彩館からこの温泉への無料送迎バスが出ているそうだ。

現在の時刻からだと近々で、14:30発の送迎バスがあり、その後17:00ごろ、やすらぎの湯から海彩館へと戻ってくるバスがある。

「有料バスより、この無料送迎バスで温泉へ行った方が断然お得だなぁ…」っと、ぼくらは14:30発の送迎バスで「やすらぎの湯」へ行くこと。
 
●やすらぎの湯 (天草市宿泊施設やすらぎ荘)

  • 住所: 熊本県天草市久玉町2193
  • TEL:  0969-72-6666
  • 営業時間: 9:00~21:00(休館日: 毎月第3火曜日)
  • 料金: 大人500円・小人(中学生以下)250円・(小学生以下)200円・幼児(3歳未満)無料)
熊本県天草市牛深 – やすらぎの湯(画像:天草市宿泊施設 やすらぎ荘より)

熊本県天草市牛深 – やすらぎの湯(画像:天草市宿泊施設 やすらぎ荘より)

海彩館2階に飾ってある漁船は、NHK新大型時代劇「宮本武蔵」、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」などで、牛深ハイヤ大橋は日産フーガやスバルインプレッサなどの新車CM(コマーシャル)撮影で利活用されたそうだ。

そんな牛深ハイヤ大橋には熊本、長崎、鹿児島をつなぐ夢の三県架橋の構想があるらしい。

地域内外の交流を拡大し、地域の豊かな資源を活かしながら、地域の発展・活性化を図ろうとする」構想とのことだ。

4月15日から17日まで、阿波踊りなどのパフォーマンスがある「牛深ハイヤ祭り」があるそうだ。

夏の「海の日」には夏祭り、コンサート、焼肉パーティー、ビヤガーデンなどの“お祭り”を開催しているそうだ。

そんなこんなの話しを西向さんから聞いていると…

釣りをしている中学生のところに、先生3人がやってきた。長崎出身の先生は数学、ジャージを着た先生は社会、保健体育を教えている。

学校があるときは、お昼に給食を食べるが、春休みなど長期休み期間中は自炊しなければならないため、昼食で外に出ていたそうで、その帰りに、たまたま、うしぶか海彩館/牛深ハイヤ大橋の高架下で生徒たちと会った。

熊本県天草市牛深 – 牛深ハイヤ大橋の下にあるうしぶか海彩館で釣りをしている子どもたちのところへ、昼食を終えた先生たちがやってきた

熊本県天草市牛深 – 牛深ハイヤ大橋の下にあるうしぶか海彩館で釣りをしている子どもたちのところへ、昼食を終えた先生たちがやってきた

西向さんと、海彩館事務局のもう一人の方が、「“冒険記”見ましたよ」と笑いながら、外に挨拶にきてくれた。

 
●牛深と天草の合併…「小さい町でも『ちらりと光る町』で…」

2006年、牛深はその他周辺の町と合弁し、天草市になった。

天草と牛深が合併後、“町”が大きくなりすぎたそうだ。合併の影響で行政が遠い存在になり、地域全体の状況を把握することが困難。

企業や人は役所本庁周辺に集まる。牛深にはビジネスマンが少なくなり、その他様々なことが積み重なり、一部地域は廃れて、過疎化が進行するデメリットがあるそうだ。

行政関係の手続きが近くにあると、なにかと便利だが、役所本庁があるところに人が移り、企業が集まっていく。役所から離れた地域に住む人たちにとっては、手続きが面倒になってしまうそうだ。

天草との合併後、地域がさらに拡大したため、牛深など一地域に集中して投資することができなくなった。

五島列島の宇久島でもそんな話しをきいたことがあった。

「宇久は佐世保市と合併したため、宇久ではなく、“より大きくなった組織”の佐世保市に税金がいってしまう」

合併にともない、宇久島の役場は支所になる。宇久の役場勤務だった若者や、その家族が佐世保市内へと引っ越してしまい、宇久島の過疎が進行してしまう。

「(牛深の)やすらぎ温泉や、海彩館のような物産館も地域興しの“核”になりたい。これら施設は“核”になるために創られたんですけどね…」

売り上げは平成8年から下がり気味。

「小さい町でも『ちらりと光る町』でよかったのかもしれない」と海彩館の人たちは話していた。

「景気が回復し始めたと『地方』は言うが、過疎地にまで届いていないのが現状。地元がもう少し海彩館のような施設をフル活用してくれれば、地域おこしの拠点…“核”になる」と話す。“地域おこし”というのは中々難しそうで…奥が深そうだ。(続きはこちら

熊本県天草市牛深 – まだまだ牛深ハイヤ大橋下での釣りは続く

熊本県天草市牛深 – まだまだ牛深ハイヤ大橋下での釣りは続く

<前回のストーリー 『day 98.1 熊本県天草 牛深「うしぶか海彩館」へ ~ 「牛深ハイヤ大橋」の下で…ミズイカ(アオリイカ)釣りする中学生 ~』>

<次回のストーリー 『day 98.3 熊本県天草市牛深「うしぶか海彩館」から地域初の温泉「やすらぎの湯」へ ~ 牛深ハイヤ大橋高架下での快適な“デッキ”テント泊 “運命的”かつ“必然的”な出会いの前夜 ~』>

結花のブログはこちら

●関連するストーリー:

  • 旅の背景はこちらから
  • 【2010年10月】能登半島へのバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年11月】四国“左周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年12月】四国“右周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2011年 1月】能登・穴水町岩車椿崎での田舎暮らし体験はこちらから
  • 【2011年 2月~ 3月】福岡県 小呂島、長崎県 五島列島や池島の島々へのバックパッカー田舎旅はこちらから
  • 【2011年 3月~ 4月】熊本県天草へのバックパッカー田舎旅はこちらから

 
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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てらた牡蠣の販売もサポートする。

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