2011-03-04 Backpacking Kyushu Kumamoto - 九州 熊本へのバックパッカー旅

day 97.1 天草の“地”居酒屋食堂「伊勢元」で郷土料理 ~ 押包丁とは?! ~

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天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

2010年3月30日(水) – 現在、ぼくら田舎バックパッカー夫婦は、天草の“とある”名もない山へと歩いている。(前回の話しはこちら

15メートルほど先に進むと、おばさんが雑草を刈っていた。再度、「山への道はこちらでいいですか?」と尋ねると「そう。こっち」と、旦那さんが少し先まで一緒に着いてきてくれた。

どうやら、この山の上には展望台しかないと言う。

四国・徳島県神山町から上勝町への山越えのときのように、どこかの村へとつながっているわけでもないそうだ。(四国の山越えに関するストーリーはこちらから)

天草 本渡 イワシタ

彼らの名前は、岩下さん。ぼくらがここへと来る途中、本渡バスセンター付近でマクドナルドやツタヤを見かけたが、そのツタヤの後ろにある居酒屋/食堂「伊勢元(いせげん)」のオーナーだった。

「うちは安いから、あとで、もしよかったら、おいで」と言われた。

また、周辺の温泉情報についても聞いてみると、嬉しいことに「遠いから乗せようか」と言われたが、とりあえず、ぼくらは山へと進みたかったので、丁重にお断りし、このまま山道を進んだ。

天草 山道 歩く バックパッカー 旅人

山を目指して道を歩いていると、さっき桜がある民家周辺で遊んでいた子どもたち3人が、ぼくらの後をつけてきた。

子どもたちは現在、春休み中。彼らのクラスメートは約30人。体育や音楽の授業が好きだそうだ。

天草本渡中学校と天草南小学校に通うりゅういちくん、まなみくん、ひなちゃんの3人だ。

残念ながら、途中から、道がなくなり、これ以上進めなさそうだったので、居酒屋/食堂「伊勢元」オーナーの岩下さん宅周辺まで引き返えす。

子どもたちと別れ、ぼくらは本渡の町へと戻った。

バックパッカー 日本 森の中

 

今夜のテント泊は…

今日テントを張る場所は、公園と決めている。

本渡は都会なので、テントを張りにくそうだったが、ぼくらは良いのか悪いのか…だんだんとテントの張り場探しに“慣れてきた”。

テントやキャンプ禁止サインが無く、ある程度明るくて、人目があり、目立たない公園であれば、特に問題ないだろうという感覚だ。

ぼくらがテントを張ろうとした公園には、小さな神社があり、子どもたちのブランコやシーソーなどがある。

神社の横には、食べられないカリフラワーの植物園がある。今日からしばらく晴れるようなので、雨避けとなる屋根の下にテントを張らなくても大丈夫そうだ。

 

今日の夕食は…伊勢元

そして、今夜の夕食について、結花とぼくで話し合う。

ぼくは今日出会った岩下さんが営む居酒屋/食堂の「伊勢元」へ行きたいと思っていた。いつも「どこか食べ行こうよ~」と言う結花が節約すべきと自炊をしようとする。

ぼくも自炊は好きなのでそれには賛成する。が、二人とも「地元の人との交流につながるかもしれないし、たまには良いんじゃない!?」と、最終的に「伊勢元」へ行くことになった。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理

 

天草の家庭・郷土料理『伊勢元』

この居酒屋/食堂「伊勢元」(熊本県天草市南町2−6)は、平日16:00~24:00オープン。土曜日は昼のみオープンしている。地元の産物を使って、料理を振る舞っている。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

「伊勢元」へ行くと、さっき山へ行く途中に出会った夫婦がいた。

旦那さんが26歳のときの34年前に「伊勢元」をオープンした。旦那さんは熊本、奥さんは天草出身。

旦那さんは以前、ホテルでシェフをしていた。その後、熊本市内で寿司職人を目指して修業し、寿司屋として伊勢元をオープンした。以前、生簀も店内にあったそうだ。

約10年間、寿司屋としてお店を続けたが、出前が大変だったり、熊本で発生した水俣病の影響やイメージなどで経営が困難となり、寿司屋から居酒屋へと柔軟にお店の形態を変化させた。

天草 伊勢元 いせげん

メニューは岩下さんが独自で考えた内容で、明太子春巻き揚げなど、ユニークな料理を出している。

天草 伊勢元 押包丁 いせげん おしぼうちょう

天草 伊勢元 郷土料理 押包丁 いせげん おしぼうちょう

天草の郷土料理「押包丁(おしぼうちょう)」を注文する。押包丁は、「山梨の郷土料理“ほうとう”に似ていて、それを醤油味にしたような味」と話す。

早速、押し包丁を食べる。味噌系のスープに太い麺。これに柚子胡椒もいれる。シンプルで美味い!

熊本県 天草 伊勢元 外観

【熊本県天草 – 伊勢元の華やかな外観】

伊勢元にあったテレビでは、福島県の原発関連のニュースが流れ、そして池上彰さんの簡単解説ニュース番組が始まった。

この原子力発電所は一体…どうなるのだろうか。こう問題として取り上げられているが…今でもなんとか電気はまわっている。そもそも本当に原発は必要なのだろうか…と考えながら、真剣にニュースを見て、しばらくビールを飲み料理を楽しんだ。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

天草までは電車が通ってないので、中々 人が入りずらいようだが、天草には移住者が多いそうだ。

天草の移住者は“自然や芸術系の道を好む人”たちが多く、絵を描いたり、有田焼きをしたり、ログハウスで民宿を営んだりするなどしている。

若い移住者で特に多いのが陶芸だそうだ。天草で採掘される粘土の鉱石「天草陶石」(研ぎ石と同じ種類だそうだ)で、陶器を作るそうだ。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

一年に一度11月に「陶器市」があるそうだ。

伊勢元も、その陶器市でお店を出店するそうだ。若い人たちもここで、自身の作品を販売する。(あとで調べたが、おそらく天草市内で開催される「天草大陶磁器展」のことだろう)

岩下さんによると、本渡の人口は約4万人だそうだ。天草の天候の特長は「台風があまりこない」。

…などなど、人が沢山入っていて忙しそうな岩下さんから話しを聞き、ビールやハイボールを飲みながら、伊勢元での時間が経過した。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

サービスで、いただいた天草の海栗(うに)は全国的に有名らしく、甘くて美味しかった。

天草 伊勢元 いせげん 郷土料理 岩下さん

<「伊勢元」の営業概要>
営業時間: 平日16:00~24:00。土曜日は昼のみ
定休日: 第1・第3月曜日
場 所熊本県天草市南町2−6
電 話: 0969-23-5374
席 数: 23席

さてさて、天草の「伊勢元」で夕食を済ませたぼくらが向かった先は…今夜の寝床「公園」へ。

今夜もテント泊だぁ~!(続きはこちら

【今回の九州旅の”ざっとした”ルート 鎌倉、横浜から熊本県天草(伊勢元)】

<前回のストーリー: day 97 熊本県天草 朝から公園でドライカレー作るバックパッカー夫婦

<次回のストーリー: day 98 公園でテント泊したぼくらバックパッカー、初のグランドゴルフに“招かれる” 熊本県天草で ~ 結花の運動神経はいかに…?! ~

 
結花のブログはこちら

 
●関連するストーリー:

  • 旅の背景はこちらから
  • 【2010年10月】能登半島へのバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年11月】四国“左周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年12月】四国“右周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2011年1月】能登・穴水町椿崎での田舎暮らし体験はこちらから
  • 【2011年2月~3月】福岡県 小呂島、長崎県 五島列島や池島の島々へのバックパッカー田舎旅はこちらから
  • 【2011年3月~4月】熊本県天草へのバックパッカー田舎旅はこちらから

 
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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てらた牡蠣の販売もサポートする。

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