2011年3月11日(金) – 五島列島へのバックパッカー旅から戻り約1カ月…これまでの旅記録や写真の整理などをしていた。
前回のストーリーで“大変なこと”が多々起きたと書いたが、その一つは前回書いたとおり、結花の卵巣にできた腫瘍だ。(卵巣脳腫の話しはこちら)
少し体を休めて落ち着くまで、中々、バックパッカー旅が再開できない状況だった…
そんな中…二つ目の“大変なこと”が起きた。この日に起きた過去最大の大地震だ。
地震が起きたとき、ぼくは家に、結花や母親は外出中だった。
神奈川県鎌倉市 – 普段、夕方ごろか、ここまで混雑・渋滞することはない |
うちのマンションは地震でめったに揺れることがないのだが、揺れがかなり強かった。
テレビを付けると…とんでもない大地震…だ。
停電…外へ出ると渋滞。ここまで渋滞することは滅多にない。地元・深沢にあるセブンイレブンへ行くと、普段24時間明るいのに…暗い。そしてお客さんが並び…水がない。
神奈川県鎌倉市 – 普段、商品が盛り沢山の西友の棚からトイレットペーパーがなくなった |
飲食を確保しようとするが…近くのスーパー「ローゼン」でもほとんどの商品が売り切れだった。
滅多に行かない近所の小さな商店で、水、炭酸、ジュースなどの飲料水、そして…お菓子を購入した。食べ物はお菓子しかなかったのだ。
水は電気のポンプでマンションの各家へと吸い上げられるので、水が出ないのだ。トイレも流せない。
神奈川県鎌倉市 – 飲料水で残っていたのは炭酸系の飲みものだけだった |
地震一発で…都会から飲食料品が消えた…
せめて畑の野菜、綺麗な海で獲れる魚、山からの水…などがあれば生きていけるのだろうが…
神奈川県鎌倉市 – 野菜類の商品もなくなった |
大地震…都会に住んでいると…スーパーやコンビニなどのお店頼りだから、食料品がなくなること、資源が限られた都会では“買うものが無ければ”生きることが困難ということを通貫した日だった。
明日はどうなるのか… そして…ぼくらのバックパッカー旅はどうなるのか…(続きはこちら)
神奈川県鎌倉市 – 大船の西友にて 地震の影響で飲食が棚から消えた。山や海などの自然資源と共に暮らしていれば…どれだけ食べ物を自給できたことか… |
神奈川県鎌倉市 – 大船の西友にて 地震の影響で飲食が棚から消えた |
神奈川県鎌倉市 – 2011年3月11日から数日間の鎌倉市 大船の商店街。停電の影響などもあり、多くのお店が臨時休業になっていた。 |
神奈川県鎌倉市 – 2011年3月11日から数日間の鎌倉市 大船の商店街。「サンドラッグ」は行列状態… |
<前回のエピソード 『九州へのバックパッカー旅からの約1カ月間 ~ 見つかった腫瘍 その後のバックパッカー旅は…~』>
<次回のエピソード 『大震災後のバックパッカー旅・・・次はどこへ ~ 鎌倉を散策しながら渡辺謙さん似の村尾茂雄さんと語った ~』>
結花のブログはこちら
■関連するストーリー:
・旅の背景はこちらから
・【2010年10月】能登半島へのバックパッカー田舎旅こちらから
・【2010年11月】四国“左周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
・【2010年12月】四国“右周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
・【2011年1月】能登・穴水町岩車椿崎での田舎体験暮らしはこちらから
・【2011年2月~3月】福岡県 小呂島、長崎県 五島列島や池島の島々へのバックパッカー田舎旅はこちらから
ブログ村ランキング参加中!クリックをお願いします!
Please click below icon for a blog ranking
こちらクリックを!
この記事へのコメントはありません。