2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 90.2 五島列島 野崎島 世界遺産暫定リスト「長崎の教会群とキリスト教関連資産」の一教会がある無人島 ~学塾村へ向かう途中の…とんだ“大きな”ハプニング~

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2011年2月9日(水) – ぼくら田舎バックパッカー夫婦は現在、五島列島の一つ無人の野崎島にいる。 無人といっても、人の代わりに鹿400頭がいる。

「なぜそんなところにいるか」って?

簡単に言えば…五島列島にいる地元の人たちから薦められたからだね。

9:40頃、船の旅人菊池幸紹(きくち ゆきつぐ)さんの船から降りて、自然との触れ合いが目的につくられた島のアウトドア宿泊施設「野崎島ワイルドパーク自然学塾村(がくじゅくそん)」へと向かった。

港から学塾村までは徒歩約20分。バックパックは、菊池さんのヨット近くに置かせてもらった。

五島列島 野崎島で見られる野生の鹿。合計400頭いると言われている

しかしながら、この話しは「学塾村まで20分も待てない…」って展開になる…

ぼくらは、廃墟となった村を通り抜け、学塾村へと歩き始めた。

船から降り、学塾村へと歩き始めると…ぼくはとにかく、トイレへ行きたくてしょうがない状態に。しかも、ウン悪く…“大きいほう”だ。

突然のハプニングで…ぼくは「結花ちゃん、だめだ!ちょっと先行くから!学塾村で!」っと、一人先に早歩きで学塾村へと向かう。時には走る…

「自然が綺麗な野崎島」だが、この状況下、今そんなことに構っている余裕はない。

かっなり…つらい状況にあり、その辺でしてしまいたいぐらいだが、紙がないし、今日小値賀から来たみんなもそこら辺をうろうろしている。(四国・徳島県神山町(かみやまちょう)から上勝町(かみかつちょう)への山越えを思い出す…こちら

本当にこの道で合っているんだろうなぁ…」と思いつつ、学塾村へ向かった。すぐに見えてくるかと思ったら、中々、見えてこない学塾村。道が合ってなかったらどうしよう…

五島列島 野崎島の「野崎島ワイルドパーク自然学塾村(がくじゅくそん)」。その前には、棚田の跡と山。横にはエメラルド色以上のカラーを誇る海が

ようやく「お~!やっと学塾村に着いた!」 っが!学塾村の入り口がどこだかわからない。

学塾村はフェンスで囲まれていて、鹿が入ってこられないようになっている。

入口どこだよ…」と焦る自分。

しかも入口だと思って向かったフェンスの扉は閉鎖されていて入れない。

「え~?!なんだよ!おい!」と、引き続き焦りを隠せない自分。

隠れキリスタンの人たちがつくった教会「野首天主堂(のくびてんしゅどう)」に猪鼻さんや、野崎島のガイドの人たちを見かけたので、「ここのトイレって使えますかねぇぇ~!」 と、大声で叫び聞いてみる。

五島列島 野崎島 野首天主堂が見えてきた。近寄って見てみたい。しかし、今はそれどこじゃぁない

入るのに料金がかかるかもしれませんよ~」、返答される。「トイレだけのために…料金取られる?そんなにここは厳しい施設なのかよ…」と思いつつも、学塾村に入ると、料金取られることなく、トイレを貸してくれた。

いやぁ…本当に助かった…」 館長の前田博嗣(まえだ ひろつぐ)さんや、受付にいた人は親切な人たちだった。

「ただのトイレぐらいで…親切なの…」っと思うかもしれないが、そんな状況下、ぼくにとっては天使的な存在になる
ようやく、とんだ大きなハプニング終了…

五島列島 野崎島の「野崎島ワイルドパーク自然学塾村(がくじゅくそん)」の入り口前で。学塾村の館長の前田博嗣(まえだ ひろつぐ)さん、数日前に宇久島(うくじま)で出会った同島観光協会の猪鼻聡(いのはな さとし)さん、佐世保出身の木山憲太郎(きやま けんたろう)さん。偶然にも今日、小値賀の港で、宇久島の二人と再会した。宇久島は五島列島 最北端に位置する島。ぼくらバックパッカーが小値賀へ来る前にいた島

さて、この「野崎島ワイルドパーク自然学塾村」館長の前田博嗣(まえだ ひろつぐ)さんと出会った。前田さんは5年間、自動車会社で働き、小値賀へ戻ってきた。小値賀では22年間、漁協勤務。現在、IT協会に属し、自然と向き合った仕事・生活をしている。

高校の修学旅行、大学のサークルなどのアウトドア活動で、野崎島へ来る学生たちも多いそうだ。

この学塾村の建物は、1985年(昭和60年)ごろまで、小学校だった。小学校の校舎を改装して、1989年(平成1年)から野崎島の自然を体験できるアウトドア宿泊施設「自然学塾村」となった。

昔、学塾村の周辺には、棚田もあった。今でも棚田の“段々畑”の跡が残っている。

一体…野崎島はなぜ…無人になってしまったのだろうか。

さっきは、もろもろの“焦り”があり、通り過ぎただけだったが、なぜこの島には天主堂があるのだろうか…?(続きはこちら

<前回のエピソード 『day 90.1 五島列島 野崎島 風を操る“遊船人”的ライフスタイルの菊池さんとの出会い ~無人島に2週間 海の上を拠点にするスタイル~』>

<次回のエピソード 『day 90.3 五島列島 世界遺産 暫定リストに登録されている無人・野崎島の“ちょっとした”歴史について』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てらた牡蠣の販売もサポートする。

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