2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 88.1 五島列島 小値賀島 ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さんのライフスタイル ~“自作”ライフスタイルには“忙しい楽しさ”がある~

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2011年2月7日(月) – ぼくらバックパッカーは今、五島列島の小値賀にいる。前回の小値賀島(おぢかじま)のぶうさん(今田光弘さん)と美保さんのストーリーの続きだ。

五島列島 小値賀の海を前に  美保さんに小値賀観光へと連れてってくれた。ユカ(中川 結花子)と透き通る海。沖縄よりも綺麗そう。

小値賀の観光に美保さんがぼくらを連れてってくれた。

小値賀に到着したのは二日前。まだ知り合ってトータルで数時間しか経っていないぼくらに、美保さんやぶうさんはすごく親切。

五島列島では宇久島(うくじま)から始まり…その出会いとフレンドリーさを考えると…嬉しくなるばかりである。

さて、ぼくらは小値賀の観光から、ぶうさん(こと今田光弘さん)と美保さんの家へと戻った。戻ると、ぶうさんが帰宅していて、交番の野田さんがぶうさん宅へと来てくれたことを教えてくれた。「え?!またなにかやってしまった?!

っというのは…冗談で…

ぼくらは小値賀・笛吹地域から、交番の野田さん夫妻から自転車を借りて、ぶうさん宅まで来た。美保さんが、ぼくらを連れて小値賀観光をしてくれた間、大変ありがたいことに交番の野田さんが、自転車タイヤの空気の入り具合を心配して、ぶうさん宅に来て、タイヤに空気を入れにきてくれた。やっぱり、犬のお巡りさんのように優しい

さて、これから半自給自足的な島暮らしをするぶうさんと美保さんのライフスタイルを、その日の出来事も交えて綴っていこうと思う。

小値賀観光からぶうさん宅へと戻ったのは17:00前、家は節電中。オール電化の場合、夕方17:00~22:00の電気料金が安く、22:00~8:00は“もっと”安いそうだ。ピーク時の10:00~17:00が一番高く、安い時間帯の料金と比較すると2倍近く高いそうだ。それでもガスのほうが高いので、オール電化にしたそうだ。(今の電気料金は変わっているかもしれないが…)

節約時間帯も考えて使用している。

まずは、これから、お風呂を沸かすための薪を、お風呂場に持っていく。家庭農園周辺にある木を、上手く循環する程度に切って、燃料として使っているそうだ。

五島列島 小値賀 ぶうさん(今田光弘さん)宅の薪風呂。周辺の家からも煙がもくもくと見える

周りの家にも、薪で沸かしているお風呂が多く、周辺の家からも若干の煙が見える。薪で焚くお風呂…こんな風景は日本でなくなってきている。

多くの田舎では、家や自転車には鍵をかけない。小値賀でもそうだ。近所から野菜をもらったら、何か違うもので返す。田舎には、物々交換がある。それがうまく島では回っている。人と人との触れ合いが日々の生活であり…Face-to-Faceの「人間らしい」ライフスタイルがある。

「田舎…島の良いところはそのまま残し、全てを“都会化”させる必要はない。島の空間には良いところが沢山ある、そんな“文化”をこれからも残していきたいですね」と、深い笑顔の発言からぶうさんたちとの交流が始まる。

ぶうさん宅の玄関は広い。(っと…彼らのライフスタイルに興味津々なぼくは、細かくいろいろなところを見てしまう…新鮮で学ぶことが沢山ありすぎる二人のライフスタイル

二人ともすごく綺麗好き。キッチンに入ると、現代のテクノロジーを活用したモノが置いてある。見た目、中に入っていくと、“田舎”っぽくない。

“昔”と“今”が融合した感がぶうさんたちの家にはある。ぶうさんたちにとって必要と感じる現在のテクノロジーを活かし、昔のもので活用できる・したいものを取り入れて暮らしている。

五島列島 小値賀 ぶうさん宅 骨董的なものと、現代のテクノロジーが上手く融合している…っと感じた。家の古民家的外見と、中はちょっと違う

綺麗な木目の机、ハイテクな電子レンジ、IHのシステムキッチンなど。

(失礼な言い方で表現しているつもりはないが…)外見は“古そ~な”家に見え、家の中は、骨董品的な品ぞろえの家具、そして、いろいろとハイテクものがそろっている。

“ハイテク”ものっと言っても…IHキッチンと多機能な電子レンジしかみていないのだが、骨董的なものと現代のものが上手く調和されている家の中である。家の壁紙も張りなおしたそうだ。

■「人が住める状態ではなかった」ぶうさんの家

ぼくらは基本、田舎を旅周っている。その先では、人の気配がなく草が家の外壁に生え、ガラスが割れている“廃屋”を頻繁に見かけた

五島列島 小値賀 ぶうさん宅 整理整頓されて綺麗な古民家風な外見。薪が家に並ぶ。窓も多くてオープンな雰囲気

いずれそんな廃屋を活用できる日が来るんじゃないかと思いつつ、ぼくはそれを見かける度に…「もったいない…いずれ活用できるんじゃないかなぁ…」と、写真を撮ってしまう。

ぶうさんの家は、ぼくのそんな想いを解消している素晴らしい例だった。

小値賀に、台風は通過するが、大きな地震はこれまでなかったそうだ。以前、福岡県で震度6の地震があったとき、小値賀では震度2~3の揺れがあった。地震など天災含め、長年、耐えてきた家で、基盤はしっかりとしている。古くて頑丈な基盤をもつ家だ。しかし、人が住める状態ではなかった…

ぶうさん宅は、“人が住める状態ではなかった家”をリフォーム(改装)したもの。写真も撮れないほどだったそうだ。そんな家を、段階的に改装していった。基本生活する上で、清潔感を保ちたいところから手を入れていったそうだ。

いろいろと廃材などを再利用して、修復している部分もある。ぼくらが見たところ、そんな過去の面影が全くないほど、立派にリフォームされている!というのが、ぶうさん宅の第一印象。

五島列島 小値賀 ぶうさん宅 2日ほどお世話になり、ここで寝かせていただいた。「人が住める状態ではなかった家」という面影がないほど上手に改装されている

改装方法などを調べ、できることは自身で行う、地元の大工さんに依頼するなどして、数年かけて着々と改装していった。

まず、トイレを水洗式に変えて、綺麗にした。トイレは、男子用トイレもある。前からあったトイレをそのまま活用したそうだ。既存のものは古く汚れていて、民泊プログラムの参加者も気が引けてしまう。これはぼくも気持ちはわかる。やはり便の部分は綺麗にしておきたい。

そして「どうせ買うなら良くて長持ちするものに投資する」という主義だ。

ぶうさん宅は、おぢかアイランドツーリズム(IT協会)の民泊にも登録していて、美保さんが刺繍でつくった民泊用の暖簾(のれん)がかかっている。かわいいブタさん(ぶうさん)のデザイン。

ぶうさん宅には去年、約30組が泊まりに来たそうだ。ここ一年間で、神奈川県の金井高校、瀬谷高校、清水商業などが小値賀で民泊をした。修学旅行で民泊をする都会の高校が多いようだ。小値賀で民泊に登録している民家または家族は基本、一軒家の家族。

修学旅行、子どもたちの農村漁村プロジェクト、観光や研修プログラムを通したお客さんが多く、個人で応募する人は比較的少ないそうだ 。(続きはこちら

<前回のエピソード 『day 88 五島列島・小値賀島での田舎ライフスタイル…ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さん宅へ ~まずは…小値賀を観光~』>

<次回のエピソード 『day 88.2 五島列島 小値賀島 薪風呂後の“ざっくばらんな”夜ごはんとお酒 ~ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さん宅で~』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てらた牡蠣の販売もサポートする。

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