2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 81.6 長崎県 池島 約40棟の“歩けない”アパートたち

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2011131日(月) – アパートは全部で、45。現在、人が住んでいるアパートは、8だが、1棟にそんな多くの人が住んでいるわけではない。管理職、係職、課長代理など職員の階級によって、住めるアパートや広さが異なっているそうだ。

当時、尾崎さんが池島に来た時、34年間、アパートに入れないほどだった。女性は、共同風呂を嫌がり、島を出て行く人が多かったそうだ。

当時、池島に来た時、3~4年間、アパートに入れないほど
人気だったが、今はがら空きである…
アパートの家賃は月5,0006,000円!水道600円で使いたい放題。かなりのお手頃価格だが、現在、「アパートは賃貸していないだろう…」とのことだった…

が、後日出会った三井松島リソーシスの若林さんによると、アパートは現在、市営で、借りたい人は、長崎市役所、神浦港にある行政センター、池島のボーリング場の近くにある役場で申し込めるそうだ。所得によって、家賃が異なったり、長崎市民に賃貸を限定している可能性もあるので、詳細は、市役所から情報を得たほうが良いとのことだった。

これだけアパートが沢山あるのに、活用しないのはもったいないインターネット環境を整備して、主に仕事の設備としてネットだけが必要な人たちに貸し出したり、企業誘致をして、サテライトオフィスのようにアパートを活用するなど、海外での技術の“再活用”だけでなく、池島内の“リソース”も再利用してみてはどうだろうか?
長崎県 池島 さて…炭鉱技術は技術移転され新興国で活用されているが…
歩けないアパート”たちは…どう再活用するか

「長崎市設池島総合食料小売センター」内にある脇山鈴子さんの「おかあちゃんの店」は6年前の閉山後にオープンした。確かに他で食べるところがないから助かるし、お手頃な価格帯で美味しそうなメニューばかり…。お店は朝600ごろオープンして、1800に閉まる。


長崎県 池島 「かあちゃんの店」の脇山鈴子さん(左)
また、この島には2つも銭湯100円)がある。ぼくら田舎バックパッカーにとっては大変助かる。お風呂の心配をする必要はなさそうだ。しかし…2つも銭湯が必要なのだろうか、と思ったので聞いてみた。アパートの一部部屋にしかお風呂がついていないため、多くの人たちが、この銭湯を利用している。アパートは、三井松島が管理している。当時、会社の上層部のみが、お風呂付のアパートに住んでいたそうだ。
現在、池島には年金暮らしをしている人やアーバンマインの従業員が多いそうだ。
池島に住む大半の人たちが島外の人たち。みんな炭鉱のために、池島に移住してきたのだ。島出身の人たちは、飲み屋周辺に住んでいる人たち。というか…この島に“飲み屋”があるのか…
聞いていると…「そんなに栄えてたんだ!」という驚きの内容ばかりだった…
池島全般に関する内容は、これぐらいにして…今夜テントを張る場所を探さなければ…(続く
<前回のエピソード 『day 81.5 長崎県 池島 海面下650mの炭鉱世界を“マンベルト”や“ドラムカッター”で… ~採炭掘進の給料は…~』>
<次回のエピソード 『day 81.7 長崎県 池島の“雄二&こうじ”との出会い』>

IKU - INAKA Backpacker

投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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