2011-01 Experiencing Life in Noto - 能登での田舎暮らし体験

day 66.1 石川県穴水町 この時期..食べたくなる能登のカキ ~ 最高の牡蠣を白ワインで“蒸し牡蠣”に。殻に残った汁に…?! ~

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牡蠣 穴水町


 

2011年1月11日(火) − 椿崎周辺を散歩をしていると、会う人から「あーこの前、北國新聞(ほっこくしんぶん)に載っていた人たちだね」と言われる。(そのときに話しはこちら

“また” 能登で有名人になった。

と言うのは…

2010年10月、真浦海岸から、日本海が一望できる素晴らしい場所に位置し愉快なおばちゃんが営む「つばき茶屋」、お風呂は微妙で高額な宿泊費だったが雰囲気は最高に良かった「ランプの宿」(ぼくらはお風呂に入っただけ)などを経由して能登半島を半周歩いたとき、歩く先々でぼくらが知られていたということがあった。

ぼくら田舎バックパッカーは会う人たちに、「噂に聞いたアベックさんたち!」と、声をかけられていた。(そのときの話しはこちら
 
16:00ごろ、家にもうすぐ到着するという時、行きの散歩で10分ぐらい会話を交わしたおじさんが、「おーい!」とぼくらを追ってクルマでやってきた。

彼は最近まで横浜に住んでいたが、退職後、出身地の穴水町にIターンしたそうだ。

このおじさんは、わざわざぼくらのために、能登半島の観光ガイドブックとぼくらが掲載された北國新聞の記事を持ってきてくれたのだ。(記事の内容はこちら

なんて親切なおじさんだ。

椿崎 穴水町 住民

【石川県 穴水町 椿崎 ぼくらを追いかけて、能登半島のガイドブックや、掲載された北國新聞の記事を持ってきてくれた親切なおじさん】

 

新田さんご夫婦と牡蠣を堪能

さて、18:00ごろ、新田さん夫妻が、ぼくらの家へとやってきた。

新田さん夫婦の到着タイミングに合わせて、ぼくらはお風呂を沸かしておいた。

数日前、結花が体調を崩したため、延期になったこの家での“温泉時間”のためだ。

新田さんは、この家に来ると、「ここのお風呂は本当に眺めが最高なんですよ!いつか入ってみたいですねぇ~」と羨ましそうに言うわけだ。

そんなわけで、新田さんたちは、ここの眺めが良いお風呂に入り始める。

そして…今日のメインイベントは“牡蠣(カキ)”だ。

牡蠣 穴水町

【石川県 穴水町 穴水町の牡蠣。この牡蠣が最高に美味い!】

新田さん夫婦は、ぼくらのために牡蠣を大量に持ってきてくれた!

合計約50個はあっただろうか…

牡蠣以外には、ワイン、トマトにチーズをのせたもの、天ぷらなどを持ってきてくれた。全てが美味しそうなのだ。

牡蠣 貝殻にお酒をいれて コツ酒

【石川県 穴水町 能登半島の牡蠣(カキ)。蒸して食べて…殻の上には…牡蠣から出た汁が余るので、それに日本酒を混ぜて、飲む…。最高の一時である】

穴水/能登の牡蠣の美味しさや牡蠣祭りについては、新田さんやその他の人たちから何度も聞いていた。

「この牡蠣が、ものすごく楽しみだった?!」と言いたいところだが…

実は…正直なところ、牡蠣については、「あまり好きじゃないんだよなぁ…」と思いつつ、ぼくは聞いていたわけだ。

牡蠣の苦み…そして、以前、東京・丸の内や銀座コリドー通りの「オイスターバー」で腹痛になり、具合を悪くしたことがあった。

そんな背景から、嫌いではないが、「すごい好き」というほどでもなかった。

しかし!新田さんが持ってきてくれた…この能登牡蠣だ…!

そんなぼくの牡蠣への苦手な想いや悪い思い出が、一瞬にして消え去ってしまった。

この牡蠣が最高に美味しかったのだ!こんなに美味しい牡蠣を食べたのは、生まれて初めて。

「ここまで美味しい牡蠣を食べたのは、初めてですよ!」「これ本当に美味しいですね!」と、ぼくはしんみり純粋に繰り返すほか、言葉がでなかった。

それに対して結花は、「美味しいのはわかるけどさ~、もう、さっきから同じことばっかり言ってるじゃん」と、ぼくに繰り返し言う。

しかし、とにかく美味しいわけだから仕方がない。

【石川県 穴水町 能登半島の牡蠣(カキ)。白の能登ワインも入れて蒸す。白ワインに牡蠣が蒸され…海水と白ワインが混ざった牡蠣独特の香りが…。能登ワインの原料となる葡萄の肥料には、ミネラル豊富な牡蠣の殻が使われている。絶妙なコンビネーションなわけだ。「まだか、まだか」と待つぼくら】

 

牡蠣の蒸し方

1.鍋に1cmほどの水を入れて蒸す。

2.約10分後、能登ワインの白を150mlほど入れて、10~15分ぐらい蒸し続ける。

海水と牡蠣独特の匂いが混ざり…それに能登ワインの白を入れ、鍋がぶくぶくと泡立つ…。

シンプルな調理法だが、これで牡蠣が最高に美味しくなる。「海のミネラル」と言われるだけある。

能登ワインの原料となる葡萄の肥料には、牡蠣の殻が使われている。絶妙なコンビネーションなわけだ。

蒸し牡蠣 美味しい

【石川県 穴水町 椿崎の別荘で新田さん夫婦と牡蠣パーティー。こんな美味しい牡蠣食べたことない!】

そして、牡蠣を食べ終わると、殻に入った牡蠣のエキスに、日本酒を混ぜて、飲む。

これがまた最高に美味い日本酒の飲み方なのだ。新田さん、ご馳走さまでした~。“牡蠣の夕べ”…で今日の幕が閉じたのだった。(続きはこちら

<前回のストーリー 『day 66 石川県穴水町 “オレンジ色の動物”との遭遇』>

<次回のストーリー 『day 67 石川県穴水町 後継者不足は地方の悩みなのか?! ~ お茶とガス屋の谷内さんを訪問 ~』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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