2010-11 Backpacking Shikoku Islands - 四国・瀬戸内海の島々へのバックパッカー旅

day 54.2 愛媛県 日振島の若手ハンサム養殖業者の笠岡彰さんと元気な子どもたちと田舎バックパッカーの出会い

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2010年12月18日(土) – ぼくら ”田舎バックパッカー” が日振島(ひぶりじま)喜路(きろ)の港に着くと、4人の子どもが、遊んでいた。

釣り人のそばで魚を見たり、走り回って遊んでいる。何かを手に隠していた。

「見せてー、見せてー」と言うと、「やだー。なんだー?」と問いかけてくる。すると、小さな鯵(あじ)を手に持っていた。

魚に関してかなり詳しい子どもたちだった。島外からの釣り人と交流して遊んでいる。

ぼくらは、子どもたちの元気の良さなどを見つつ、待合所付近をうろうろして周辺を散策する。

笠岡彰 日振島【愛媛県 日振島 鯛(タイ)と縞鰺(シマアジ)の養殖をしている笠岡彰さん】

On Dec. 18, 2011, we were in Hiburijima island, Ehime Prefecture.

Mr. Akira Kasaoka manages aquaculture industry and cultivates hardtail and porgy.

Before coming to Hiburijima, I had a stereotype over aquafarming or cultured fish, because I’ve been hearing that they are unnaturally raised with antibiotic substance.

He just raises fish in a natural way. He is going to tour us his aquaculture work tomorrow.

For details, I will write more about it on the next episode.

若手養殖漁師 笠岡彰さんとの出会い

ぼくは、一眼レフのカメラを首からおろし、あらゆる人たちとコミュニケーションをとり、聞いた内容をメモして、地方/田舎での生活スタイルを実感しながら旅歩いている。

それを見た若いお兄さんが、ぼくに「取材ですか?」と声をかける。

「いや、そういうわけではないんですが、いずれ何らかの形で書ければいいなと思ってるんですよ」と返答。

「お若いですね。漁師さんですか?」と会話が始まった。

彼の名前は、笠岡彰さん(38歳)。鼻が高く、色黒のハンサムな男の人だ。さっきその辺で遊んでいた女の子二人が笠岡さんの子どもたち。

もう一人女の子の子どもがいる。

笠岡彰 日振島【笠岡彰さんの子どもたち】

笠岡さんは、養殖をこの日振島で始め、鯛とシマアジを養殖している。

実は笠岡さんに出会うまで、養殖の魚は「元気に育ってない」「何らかの薬をあげている」「自然じゃない」など、勝手に自分の中で、養殖のイメージが構築されていた。

スーパーに行くと、つい選んでしまうのは、天然の魚、養殖はできるだけ避けてしまう。ぼくは、勝手にこんな養殖のイメージを持っていた。

笠岡さんも「養殖ってイメージが悪いので困っているんです。養殖業者全体が、抗生物質などを餌に混ぜて食べさせているわけではないんです」と話す。

笠岡さんはかなり頑張ってそうな若者に見えた。これは面白そうな話になりそうだと思った。

すると、笠岡さんが「よかったら、実際の作業現場を見ていきませんか?」と誘ってくれた。

ぼくらは、笠岡さんの船に乗せてもらい、翌朝、養殖の現場を見学させてもらうことになった。これは楽しみだ!

ただ、ぼくらの荷物は、明海の港にある定期船待合所に置きっぱなし。今日、あそこまで戻って、翌朝、喜路まで来るのはきつい。

すると、笠岡さんは、親切にぼくらを車に乗せて、明海まで荷物を一緒に取りに行き、喜路まで戻ってくれた。

笠岡さんは、抗生物質を餌に混ぜて与えない。ビタミン、カルシウム、鉄分などのミネラルを餌に混ぜて育てている。

「人間の子どもを育てるように、栄養分を考えて魚を育てている。自分の子どもたちに、安心して食べさせられる魚を育てている」と話す。

これが彼の養殖の基本スタンスだ。「天然の魚は、海に流れている重金属を食べたりすることもあったり、何を食べているのかわからないとも考えられるんですよ」と話す。

確かに…広い海に何が混ざっているかわからない…

笠岡さんは、日振島での養殖を18年前の20歳のときに立ち上げた。以前、勤めていた会社では、稚魚の孵化(ふか)をしていた。

ここで経理も学んだ。自分が実際勤務し信用できるこの会社から鯛(タイ)や縞鰺(シマアジ)の稚魚を仕入れている。

奥さんは小学校の先生だった。赴任で日振島の小学校に勤務し、笠岡さんと出会い、付き合い始め結婚したそうだ。

島の過疎化について話していると、日振島では、「独身」が理由で島外に出て行く人も多いようだ。

また、日振島への訪問者の減少について、日振島への高額な定期船(高速船)も要因の一つ。

笠岡さんも、ここの定期船は高いと感じている。漁師の人たちは、船があるが(燃料費が高いかと思うが…)、ぼくら二人は日振島に来るために往復約8,000円の船賃を払わなければならない。

笠岡さんには同級生が9人いて、うち5人の女子は宇和島や松山、4人の男子は宇和島や大阪で仕事をしている。

四国の若者が都会に出る場合、大半が大阪までしか行かないそうだ。東北方面は、東京に出る場合が多い。

などなど…笠岡さんの車の中で、そんなことを話し、明海の待合所に置いたぼくらの荷物を笠岡さんの車に積んで、喜路へと戻った。

ぼくらはこの夜、喜路にある待合室の外で、テントを張る。

喜路の待合所では、松山出身の大野三郎さん(80歳、1931年(昭和6年)生まれ)と出会った。

三郎さんは耳が遠いので、大声で話さないと聞こえない。三郎さんは友人と一緒に、日振島にきて、夜中過ぎまで釣りをするそうだ。

しかし…夜釣りをするのに肝心のライトを忘れてきてしまったと嘆いていた。

日振島 穴場 釣り【愛媛県 日振島で出会った大野三郎さん 何度も「挨拶をすると好かれる」「嫁を褒めてあげることは大切だよ」と繰り返し言う】

We met Saburo Ohno san, a fisherman from Matsuyama, Ehime Pref. He kept telling me, “you will be a likable person by greeting people” and “praising or complimenting your wife is very important.”

ぼくと結花は各自、懐中電灯を一つずつ持っているので、手動充電式のものを三郎さんに貸した。

港のデッキと待合所の行き来で、会ったりするときに、「どうでしたか?釣れましたか?」と声をかける。

すると、にこにこしながら、何度も「挨拶をすると好かれる」「嫁を褒めてあげることは大切だよ」と繰り返し言うのだ…

三郎さんと彼の友人は、この日、喜路の待合所で休む。

待合所で休むことは問題ないのだが、電気代の関係などもあり、明りをつけると待合所を管理している人から怒られてしまうそうだ。

笠岡彰 養殖 縞鯵 日振島

【愛媛県 日振島 元気に外で遊んでいる子どもたち 女の子二人は笠岡さんの子どもたち Children cheerfully playing outside in Hiburijima island, Ehime Pref. Two girls are Kasaoka san’s children.】

バックパッカー 日振島 笠岡彰【愛媛県 日振島 元気に外で遊んでいる子どもたち 鯵(あじ)をぼくらに見せてくれた Children cheerfully playing outside in Hiburijima island, Ehime Pref. She was first hiding horse mackerel fish on her hand at first. As we become friendly, she finally showed it to us.】

日振島 釣り 穴場 養殖【愛媛県 日振島 元気に外で遊んでいる子どもたち 釣り人たちと触れ合う社交的な子ども 都会の子どもたちとは違いみんなにフレンドリー。さすが、漁師の子どもたちで、魚の名前などにも詳しい】

Children cheerfully playing outside in Hiburijima island, Ehime Pref.

Children on Hiburijima are very sociable and outgoing with visitors.

They talk with fishermen who are from one of mainlands Shikoku. Children who grew up in cities are generally strangers to others in Japan.

Children whose fathers are fishermen know about fish very well.

バックパッカー 四国 日振島 愛媛【愛媛県 日振島 Hiburijima island, Ehime Pref.】

今日も盛り沢山の人との出会いで…一日が終わった。明日は早朝から養殖見学。

6:00起きだけど、養殖の現場が見られるから楽しみ…<続きはこちら

<前回のエピソード> 『day 54.1 愛媛県 日振島の『ナイナイ岡村似』濱孝明さんとの出会い / “Ninety-Nine” Okamoto (a Japanese famous comedian) in Hiburijima, Ehime Prefecture』>

<次回のエピソード> 『day 55 愛媛県 日振島 笠岡彰さんの養殖現場を見学 – その1 ~ 養殖と天然の違いは?まずは出荷作業の現場へ ~ / Farmed or Wild & Natural Fish?』>

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てらた牡蠣の販売もサポートする。

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