2010-11 Backpacking Shikoku Islands - 四国・瀬戸内海の島々へのバックパッカー旅

day 34.4 愛媛県八幡浜 大島 暗闇の中で『猪探検隊』再結成 ~アオリイカを断る残念なぼくら田舎バックパッカー~

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大島 港 愛媛

2010年11月20日(土)– さて、再興に美味しい鰹のたたきを食べ終え…

これからぼくら田舎バックパッカーの“猪ナイト”が始まる。

昼間、山中を探検した地大島まで行き、猪を探した。

自転車で地大島の入り口まで行き、自転車を置く。自転車を置いているときに、「猪が突っ込んできたらどうする…」など妄想が膨らむ暗闇…

田舎バックパッカー 中川生馬 中川結花子

【猪探検隊再結成!!】

地大島には電灯が一つもなく、先が全く見えない。

普通に道を歩くのも危険なので、堤防を歩いて、上から辺りを見ながら、地大島の奥へと進んだ。

猪 島 愛媛 大島

【愛媛県 八幡浜大島 猪はいるのか?! がさがさと音が聞こえる…】

 

猪と遭遇か!?

猪は夜行性。猪と遭遇できないぼくらは、つまらなくなり、暗闇をうるさい一歩で進むと、木の中から何度もざわざわと音が聞こえた。

見えたのは、猪の目と思われる「光った何か」だった。残念ながら猪と遭遇することはできなかった。

そして、夜の大島の港へ行くと、夕方に漁協で魚をさばいていた よしあきくんが釣りをしていた。

「ビュン、ビュン」と音をたてて、釣り竿を上から下へ素早く繰り返し振り、海に投げ込んだ餌木(えぎ)(ルアーのような仕掛け)を水中で上下に動かし、アオリイカ(水イカ)を釣ろうとしている。

ぼくらが来たときには、既にアオリイカ一匹を釣っていた。

よしあきくんは、ぼくらに「さばき方知っていたら、このアオリイカ持っていきませんか?」とオファーしてくれた。

ぼくらは、鰹を食べてお腹がいっぱいだったのか、「さばき方を知らないんですよね…」と…なんとこのオファーを断ってしまったのだ。

アオリイカ 愛媛 穴場

【愛媛県 八幡浜大島 よしあきさんが釣ったアオリイカ(水イカ)】

確かにさばき方を知らなかったぼくらだが、今考えると、「なんで、断ったんだ…」と思ってしまう。

しばらくすると、あさみさんが港にやってきたので、明日14:30発の定期船でぼくらは島を離れ八幡浜へ戻ることを伝えた。

民宿に戻り、ぼくらがテレビを見ていると、あさみさんが宿に来て、「明日は早朝しか船がないよ!」と、わざわざぼくらにそれを伝えに来てくれた。

明日は第3日曜日なので、朝の一便しか定期船が出航しないのだ。<続きはこちら

<前回のストーリー 『day 34.3 愛媛県八幡浜 大島の漁師からバックパッカーへのプレゼント』>

<次回のストーリー 『day 35 愛媛県から香川県へ 海岸寺駅でのテント泊』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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