2010-11 Backpacking Shikoku Islands - 四国・瀬戸内海の島々へのバックパッカー旅

day 26.9 香川県 伊吹島の藤代さん宅でのバックパッカー“民泊”

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イリコ 瀬戸内海 伊吹島 日本一

2010年11月12日(金) – この日の夜、豊浦藤代(とようら ふじよ)さん宅で、ぼくら田舎バックパッカー夫婦は、シャワーを浴び、洗濯もさせてもらうなど、藤代さんには大変お世話になった。

藤代さんの弟の久保さんも一緒に、藤代さん宅でご飯を食べた。

イリコ 瀬戸内海 伊吹島

【藤代さんのお手伝いでお皿を洗う生馬】

翌日、伊吹島を出発予定だったので、ご飯を食べている間、たまっていた洗濯も同時にさせてもらう。

藤代さんの家はすごく綺麗に片付いており、整頓されている。藤代さんはすごくきれい好きだ。

食事が終わると、久保さんは犬と一緒に、家へと戻って行った。その夜、藤代さんの家族の写真を見せてもらいながら、藤代さんの話しを聞いた。



 

伊吹島最後の夜

藤代さんは、嬉しそうな顔でぼくらに藤代さんの家族について話してくれた。嬉しそうに話す表情を見ているとぼくらも、笑顔になり、心が温かくなる。

藤代さんには、娘と息子が数人いる。二人は現在、観音寺在住。息子さんは、東芝で働いていたが、ぼくと同じような考えで、独立して事業を立ちあげるなど…現在は別会社で働いているそうだ。

娘さんは結婚し、男の子が産まれた。孫は、サッカーをしているそうだ。ぼくらが、「結婚式衣装を見て、かわいいですね!子どももかわいい~」と伝えると、藤代さんは嬉しそうに、写真アルバムを出し、沢山の写真を見せてくれた。

藤代さんは、子どもや孫たちの写真を見せながら、ぼくらに家族のことを語ってくれ、亡くなった旦那さんについても話してくれた。

瀬戸内海 イリコ 日本一 伊吹島

【伊吹島(いぶきじま) 伊吹小中学校の山本校長先生が釣った鯵(アジ)、イモ、そしてイリコ(煮干し)の天ぷら!これらが美味い~!】

イリコ 瀬戸内海 伊吹島 日本一

【伊吹島 イリコの煮つけ】

藤代さんの旦那さんは、定年後、藤代さんと一緒にあらゆる場所へ旅行することを夢見ていた。

しかし、旦那さんは若くして亡くなってしまったそうだ。

そのような背景から、藤代さんはぼくらに「若いうちから、行動起こしていろいろな場所に行ったほうがいいわよ。だけど体には気をつけてね」と、ぼくらの旅について、共感してくれている。

ぼくは、これまで、仕事中心で終わっていた毎日に疑問を感じていたことから、このような旅をしてぼくらに合った場所を探していることについて話す。(背景はこちら

そして、ぼくの定年後の考えを話した。「おそらく、50~60歳になると、体力が低下して体が思うように動かなかったり、今みたいに動き回って、やりたいことができなくなる。

ぼくのパートナーの結花もいる。定年後など、結花が今と同じように、旅をしたがるのかもわからない。

子どももいるかもしれない。最悪、ぼくは死んで、病気になっているかもしれない。

『定年後は体が動かないから、今を大切にして、今できることをする』というのが、ぼくの現在の生き方のテーマだ。

『動くなら今』しかないのだと思っている」と話す。

藤代さんの旦那さんが「旅行をしよう」と言い続けて亡くなったことや、息子さんが仕事に関して、ぼくと同じようなことを言っていたことから、藤代さんは、ぼくらに深く共感してくれた。

そして、藤代さんは、旦那さんと一緒に旅に行けなかったことについて、「他のことについては全く後悔してないけど、これだけは後悔しているわよ」と悔やんで話していたことが深く印象に残っている。

藤代さんの家族の話しなど、藤代さんといろいろと話した。

藤代さんは「次回、伊吹島に来るときには、もう一人連れていらっしゃい」と繰り返し何度もぼくらに言う。



またぼくらに笑いながら何度も「あなたたち見かけ怪しいそうに見えるから、ただ付き合っている彼女彼氏だったら、泊めてなかったわよぉ。夫婦だったから大丈夫だけど」と話し続け、「あんた男一人だったら絶対泊めないわよ。何あるかわからないし、小さな島だと誰がどんな噂するかわからないから」と続け、ぼくらはとにかく笑いながら話しを聞いた。

確かに女性が、他人の男性を泊めるのは危険だ。

例えば結花が、旅をしている見知らぬ男を家に連れてきたら、おそらくぼくは怒るだろう。結花に何かあったら大変だ…

でも、藤代さんは、優しいから、実際そんな困っている人を見つけたら、声をかけてあげるような気がする。

藤代さんは以前、伊吹島に来た女性旅人3人を泊めてあげたことがあったそうだ。

藤代さんは、困っている人、特に子どもを産む体をもつ女性が寒い中、テントで寝ることを想像すると、「そりゃー、助けずにはいられないわよ」と話していた。すごく優しい人だ。

藤代さんは、用務員の仕事をしながら、数時間毎に家へ戻り、寝たきりのお母さんの面倒を見ている。

夜は、お母さんと一緒にテレビをみたり、亡くなったお父さんのカラオケ大会のテープを流したりして、いろいろと思い出話しをするそうだ。

そんな話しを聞いていると、また心が温かくなる…

夕飯後、ぼくら夫婦は洗濯物を干して、今日お世話になった藤代さんに感謝の気持ちいっぱいで、ゆっくり休ませてもらった。

さて、明日…ぼくらバックパッカー夫婦はどこへ向かうのか。そんなことを考えつつ…この夜、若干風邪気味だったのか、ぼくの鼻水は絶えず出続けた…<続きはこちら

<前回のストーリー 『 day 26.8 香川県 伊吹島を散策するバックパッカー夫婦 ~島の「三好」さんと「合田」さん~ / Exploring Ibuki Jima island (Kagawa Pref) 』>

<次回のストーリー 『 day 27 香川県 伊吹島から「お元気で。ガンバッテー。マタキテネ」のメッセージ 』>

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