2010年11月11日(木) – 香川県の比地大駅(ひじだいえき)の広場で朝起きると、結花は、女性の痛みで体調をひどく崩している。それだけでなく、昨晩から、結花は少し風邪っぽかった。
腹痛でお腹を押さえて屈んでいる。ぼくは、近くのコンビニで水など結花が必要なものを買い、結花の背中をさすりながら、体調の回復を待った。こんなとき、ぼくは、とにかく結花の回復を待つしかないのだ。
【比地大駅(ひじだいえき)(香川県)前の広場でテントを張ったぼくら田舎バックパッカー。We set up our tent at a park right next to Hijidai Station. We are getting ready to leave for Ibuki-jima island (Kanonji City in Kagawa Prefecture). Ibuki-jima is locally famous for dried sardine.】
その間、広場にあった多目的トイレ裏に、ほうきなどの掃除用具が入っていた倉庫内の電源で、PCと携帯を充電していたが、役所から掃除のおじさんが駅の掃除を始めたので、ぼくらは急いで電源を外す。
しばらくすると、おじさんはぼくらがいた広場に来て、話始めた。おじさんは自転車乗りで、頻繁に自転車と共に旅に出ているそうだ。
ぼくらの旅、今後の住処を探していることについて話をすると、おじさんは、「香川県は讃岐山脈に囲まれており、台風は滅多にとおらず、自然災害が滅多に起きないから、住みやすいよ」と薦めてくれた。
また、このおじさんによると、昭和45年以来、香川県では雪も降ってないそうで、寒波もこないと話す。比地大付近のサンビーチでは、ミカンが有名で美味しいそうだ。そんなこんなを話しているうちに、おじさんは仕事に戻り、結花の体調も良くなってきたので、観音寺駅(かんおんじえき)行きの電車に乗った。
【体調を崩す結花。Yuka was having a stomachache…】
観音寺駅から伊吹島行きの定期船乗り場の観音寺港までは、約30分。観音寺港から伊吹島までは、1日4往復する定期船が発着していて、約25分で伊吹島の真浦港に到着する。
【観音寺市営定期船】
伊吹丸事務所: Tel. 0875-25-4558(観音寺)、0875-29-2113(伊吹)
●観音寺港発 7:50、11:20、15:40、17:50
●伊吹島発 7:00、9:00、13:30、17:10
【観音寺港⇔伊吹島への定期船の運賃表】
運賃は片道500円(子ども250円)。香川県最西端に位置する伊吹島は、観音寺港沖約10キロ、瀬戸内海の真ん中あたり(燧灘(ひうちなだ)の中央)に浮かぶ島。
周囲5.4キロ(一部資料には6.2kmと書かれている)、面積1.2キロ㎡。伊吹島から西沖合約8キロ先には天然記念物の菊花石(きくかせき(菊の花模様が入った石)(球状ノーライトとも呼ばれる)で有名な円上島(まるがみじま)、股島、小股島があるが、いずれも無人島。
ぼくらは、17:10の定期船で伊吹島へと向かうことにした。しかし、結花の風邪がうつったのか、ぼくの体調が優れず、発熱。観音寺駅近くのコンビニで1.5リットルの水を2本購入して、悪いものを体外に出そうと、水をがぶ飲みする。
伊吹島に行く前に、まずお風呂に入りたい。まぁ、熱があったが何とかなるだろう…。ぼくらはまず、地元の銭湯について聞き込み調査を開始。
港に行く途中に、銭湯「共楽湯」(大人(中学生以上)300円、小学生 110円スーパー銭湯・健康ランド、香川県観音寺市観音寺町甲2926 定休日月曜日、営業時間15:00~24:00 Tel. 0875-25-4695)があることがわかった。
ここは、15:00からオープンするので、共楽湯の隣のビル2階にあるCafé de COM(営業時間8:00~15:00、Tel. 0875-56-1626、観音寺市観音寺町甲2940、定休日月曜日と第3日曜日)で、オレンジジュースを飲み、携帯やPCなどを充電しながら時間を潰す。このCaféでは、閉店の15:00以降、店主の女人が、一対一で英語を教えていた。
【Cafe de COMの店主。We stayed at a cafe Cafe de COM and waited for a sento (public bathhouse) to open. At Cafe de COM in Kanonji City (Kagawa Pref), she teaches English after cafe closes at 15:00.】
【伊吹島への定期船が出航している観音寺港に行く前に、ぼくらは銭湯「共楽湯」へ。Before going to Ibuki-jima island, we also stopped by at a sento (public bathhouse) to clean ourselves.】
ぼくの体調は変わらず良くなかったが、15:00過ぎにこのカフェを出て、銭湯に入り、港へと向かった。港へ行く途中、今日のおかずとして、魚の揚げ物を購入。
観音寺から、定期船「ニューいぶき」(片道500円)に乗る前に、伊吹島の伊吹町中学校の伊藤慎也先生と出会った。ソニーの40インチBRAVIA(ブラビア)を町の電機屋で購入して、島に戻るそうだ。先生は船内で、伊吹島の生徒と思われる子どもたちと仲良く話している。
伊藤先生には、一年生に一人、二年生に看護婦になりたい子どもがいるそうだ。船内で、伊藤先生から、伊吹小学校が今年4月に、中学校と併設されたことを聞いた。
テントを張る場所を探していることを話すと、「問題ないかと思いますが、万が一のために、校長先生に連絡をしたほうがいいかもしれませんね」と言われたが、時間も遅かったので、「おそらく小学校の校庭にテントを張っても問題ないだろうな」とぼくらは勝手に思い、そのプランを実行することにした。
というか、校長先生がいる中学校までは少し遠そうで、ぼくが体調不良だったので、テントを張る許可を得に中学校まで行く余裕がなかった。<続きはこちら>
【観音寺港で撮影した鷺(サギ)。Before leaving Kanonji Port for Ibuji-jima island, I took a photo of a heron.】
伊吹島を選んだ理由は、地図を見ると「こんなところに島がある」、「あまり知られてなさそうだし、なんとなく面白そう」と、ただそれだけ。いつもの選び方である。
<前日のストーリー 『day 24.1 兵庫県 坊勢島「技術力の高い」漁師の稼ぎ』>
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