2010年11月9日(火) – 今日一日中、テント内や海水浴場でゆっくりしていた。
テントは海水浴場に張りっぱなし。テント内にバックパックなどの荷物を置きっぱなしにして、16:00ごろからようやく動き始めた。
昨日、結花がトイレに行った学校へと戻り、そこから小道に入る。坊勢島の内陸の道は、迷路の様でおもしろい。布団が捨ててある「布団の道」を進む。
後でわかったが、この道には、草が生えないように、いらなくなった布団を敷いているそうだ。
道と言えるほどの道ではない。傾斜で、下のほうに行くと、布団もなくなり、石がごろごろした道となっていた。
その道をでると、あっという間に17:00を過ぎていたので、ぼくらのテントが張ってある海水浴場方面へと戻る。短い一日となってしまった今日、ぼくらは自分たちで料理をせず、どこかのお店に入ることにした。
せっかく漁業が盛んな島なので、海鮮物を食べたい。居酒屋だったら、海鮮料理もあり、島の人が集まると思い、居酒屋「坊勢」に行ったが、18:00オープンだったので、入れなかった。
オープンを待っている時間がもったいないので、坊勢島に到着した当日にビールを買った自販機の近くにある「乱菊すし」に入った。
その他、定期船乗り場近くには中華料理、営業しているのかわからない焼肉屋、外見がスナックっぽい居酒屋「のんだりーな」などがある。
兵庫県 坊勢島の「乱菊すし」へ
「乱菊すし」に入ると少し暗かった。「すみませーん」と何回か叫ぶと、奥から「はいはーい」と店主の池田英之さん(兵庫県姫路市家島町坊勢409-7、Tel.079-326-0219)が出てきた。
出身地や旅の理由などについて話しながら、海鮮丼と味噌汁を作ってくれた。
池田さんは18歳から料理を学び始めた。1970年、池田さんが25歳のときに「乱菊すし」をオープンしたそうだ。
「乱菊すし」のホームページを開設。最近ではTwitterも始めたそうだ。
ホームページには店舗情報を、ブログには、島に関する情報を掲載し、島と寿司屋への誘致を平行して行っている。
石川県の穴水の「幸寿し」の橋本さんは、ホームページ、ネットショッピングなど、より本格的だったが、最近の板前寿司屋は先進的なのだろうか…
池田さんは結花を見ると、「本当、べっぴんさんやなー」と何度も褒める。
ぼくが旅の理由、地方での広報の可能性について話すと、「なんか稼ぐことが難しそうな仕事やなー。鎌倉へ帰って仕事したほうが良さそうやなー」と、笑顔で同じことを何度も繰り返し言う。
「乱菊すし」での夕食後、ぼくらは、テントがある海水浴場へと戻っていった。
旅の理由を伝え、そんなコメントを否定しつつも、そんなことを言われると「そうしたほうがいいのかな」とも考えてしまうこともある。
この旅を続けて、なにか見つかることはあるのだろうか。
…と、そんなことを考えることもあるが、ぼくは都会に帰って同じことをするために、この「冒険」をしているわけではない、とポジティブな気持ちで疑問感あるネガティブな思いを押さえ店を出た。<続きはこちら>
<前日のストーリー 『day 22.2 兵庫県 坊勢島での結花の限界…“大きな”トイレのパニック…』>
<翌日のストーリー 『day 24 兵庫県 坊勢島で「怪しいー」と…指されるぼくら ~ ラー油ってなぜ漏れるの…? ~』>
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