2010-11 Backpacking Shikoku Islands - 四国・瀬戸内海の島々へのバックパッカー旅

day 22.2 兵庫県 坊勢島での“大きな”トイレパニック

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兵庫県坊勢島 工事のお姉さん トイレ

2010年11月8日(月) – ぼくらは、松尾さんが姫路に向けて出発する14:00前に、海苔の町をあとにし、定期船乗り場へと戻って行った。

兵庫県 坊勢島 駐在所

途中、商店で今夜の食材を購入。交番の駐在所や学校を通り過ぎると、「島、母校、そして自分を誇れる人に」と書かれた大きなバナーが校舎に貼られていた。

兵庫県 坊勢島 島、母校、そして自分を誇れる人に

昨晩、定期船乗り場近くの自販機で出会った、坊勢島の漁師について誇らしげに話す若い人を思い出す。

 

大きなトイレ交渉始まる

それはともかく、さっきから結花の様子がおかしい…

学校前あたりで、結花の足が急に速くなった。なぜだか、少し口調がイライラしている。トイレだ…

あまり外のトイレを使うことを避けたいのか、誰にも「トイレはどこですか?」と尋ねない結花。追求すると「大きいほう」をしたいと…

結花はどんどん一人で進んでしまった。

定期船乗り場までの近道を、工事現場の人たちに聞く。島内陸へと進む近道は複雑で迷いやすいので、工事現場の人が、ぼくらを途中まで案内してくれた。

坊勢小学校でトイレ交渉

急な坂道を上り、坊勢小学校に出る道へと進んだ。工事現場のお兄さんは一足先にバイクで進み、小学校近くにある幼稚園付近でぼくらを待っていた。

そして、坊勢小学校に着くと、工事現場で交通整理関連を担当していそうなお姉さんに道案内をバトンタッチ。「ハリセンボンのはるかに似ているなぁ」と思ったぼく。



そんなぼくの思いはどうでもよい結花は、定期船乗り場へと急ぐ。

急ぎたそうだが… 結花は乗り場まで耐え切れそうにない。限界か…そして少しパニック状態だ。

姫路市立坊勢小学校

お姉さんまで急がせて、定期船乗り場まで戻る必要がないと思ったぼくは、お姉さんに、小学校のトイレを使うことができないか聞いてみた。

「おそらく問題ないと思いますよ」と返答。結花は小学校に入り、トイレを済ませた。ようやく結花が落ち着き笑顔に戻った… 「大きな」トイレが結花をパニックにさせた数十分だった…

兵庫県坊勢島 工事のお姉さん トイレ

「ハリセンボン」のお姉さんとぼくらは細い道をとおり、昨晩ビールを買った自販機がある道まで来た。

兵庫県 坊勢島 松尾さんにお別れの挨拶

兵庫県 坊勢島 ラピート桂  上田晃稔

定期船乗り場に戻り、松尾さんとお別れした。ぼくらは今晩テントを張る予定の海水浴場に移動。

「テントを張る際は、『ささゆりの会』に電話をして下さい」と書かれたボードがあったので、「ささゆりの会」代表に電話をして、許可を取る。

夕飯を済ませたぼくは、歯ブラシをしようと、トイレへと向かった。途中、ちょっとしたアクシデントが発生した。

暗くて見えなかった道に、雨水用の溝があり、そこに足がはまってしまい、転んでしまった。右足サンダルの紐が切れてしまい、サンダルは使えない状態に。

そして、ズボンの右膝箇所が破れて穴が開き、膝にはかすり傷を負ってしまった。膝に痛みはなかったが、唯一持ってきたズボンだったので、ショックだった…

兵庫県 坊勢島 テント キャンプ

これで、汚なくだらしがない浮浪者イメージがついてしまう…など、つまらないことで、少しショックを受けて寝たぼくだった。<続きはこちら

兵庫県 坊勢島の漁港

【兵庫県 坊勢島の漁港】

兵庫県 坊勢島 学校周辺のとおりの壁には、スヌーピーの絵などが描かれていた

兵庫県 坊勢島 学校周辺のとおりの壁には、スヌーピーの絵などが描かれていた

兵庫県 坊勢島 学校周辺のとおりの壁には、スヌーピーの絵などが描かれていた

【兵庫県 坊勢島 学校周辺のとおりの壁には、スヌーピーの絵などが描かれていた】

兵庫県 坊勢島 「卒業…スタートへのゴール…そこで感動できたなら きっと次(未来)もうまくいく…」

【兵庫県 坊勢島 「卒業…スタートへのゴール…そこで感動できたなら きっと次(未来)もうまくいく…」】

<前回のストーリー 『day 22.1 兵庫県 坊勢島の気になる「タンク」と全国『約1%』の関係』>

<翌日のストーリー 『day 23 兵庫県 坊勢島の「乱菊すし」へ』>

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投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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