2010年11月8日(月) – ぼくらは、松尾さんが姫路に向けて出発する14:00前に、海苔の町をあとにし、定期船乗り場へと戻って行った。
途中、商店で今夜の食材を購入。交番の駐在所や学校を通り過ぎると、「島、母校、そして自分を誇れる人に」と書かれた大きなバナーが校舎に貼られていた。
昨晩、定期船乗り場近くの自販機で出会った、坊勢島の漁師について誇らしげに話す若い人を思い出す。
大きなトイレ交渉始まる
それはともかく、さっきから結花の様子がおかしい…
学校前あたりで、結花の足が急に速くなった。なぜだか、少し口調がイライラしている。トイレだ…
あまり外のトイレを使うことを避けたいのか、誰にも「トイレはどこですか?」と尋ねない結花。追求すると「大きいほう」をしたいと…
結花はどんどん一人で進んでしまった。
定期船乗り場までの近道を、工事現場の人たちに聞く。島内陸へと進む近道は複雑で迷いやすいので、工事現場の人が、ぼくらを途中まで案内してくれた。
急な坂道を上り、坊勢小学校に出る道へと進んだ。工事現場のお兄さんは一足先にバイクで進み、小学校近くにある幼稚園付近でぼくらを待っていた。
そして、坊勢小学校に着くと、工事現場で交通整理関連を担当していそうなお姉さんに道案内をバトンタッチ。「ハリセンボンのはるかに似ているなぁ」と思ったぼく。
そんなぼくの思いはどうでもよい結花は、定期船乗り場へと急ぐ。
急ぎたそうだが… 結花は乗り場まで耐え切れそうにない。限界か…そして少しパニック状態だ。
お姉さんまで急がせて、定期船乗り場まで戻る必要がないと思ったぼくは、お姉さんに、小学校のトイレを使うことができないか聞いてみた。
「おそらく問題ないと思いますよ」と返答。結花は小学校に入り、トイレを済ませた。ようやく結花が落ち着き笑顔に戻った… 「大きな」トイレが結花をパニックにさせた数十分だった…
「ハリセンボン」のお姉さんとぼくらは細い道をとおり、昨晩ビールを買った自販機がある道まで来た。
定期船乗り場に戻り、松尾さんとお別れした。ぼくらは今晩テントを張る予定の海水浴場に移動。
「テントを張る際は、『ささゆりの会』に電話をして下さい」と書かれたボードがあったので、「ささゆりの会」代表に電話をして、許可を取る。
夕飯を済ませたぼくは、歯ブラシをしようと、トイレへと向かった。途中、ちょっとしたアクシデントが発生した。
暗くて見えなかった道に、雨水用の溝があり、そこに足がはまってしまい、転んでしまった。右足サンダルの紐が切れてしまい、サンダルは使えない状態に。
そして、ズボンの右膝箇所が破れて穴が開き、膝にはかすり傷を負ってしまった。膝に痛みはなかったが、唯一持ってきたズボンだったので、ショックだった…
これで、汚なくだらしがない浮浪者イメージがついてしまう…など、つまらないことで、少しショックを受けて寝たぼくだった。<続きはこちら>
【兵庫県 坊勢島の漁港】
【兵庫県 坊勢島 学校周辺のとおりの壁には、スヌーピーの絵などが描かれていた】
【兵庫県 坊勢島 「卒業…スタートへのゴール…そこで感動できたなら きっと次(未来)もうまくいく…」】
<前回のストーリー 『day 22.1 兵庫県 坊勢島の気になる「タンク」と全国『約1%』の関係』>
<翌日のストーリー 『day 23 兵庫県 坊勢島の「乱菊すし」へ』>
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