2010年11月7日(日) – 19:00前に坊勢島(ぼうぜじま)に到着。
ぼくら田舎バックパッカーが旅を開始して、坊勢島は、島の旅先としては、二番目となる。
坊勢島には、3つの漁港があり、定期船発着場に一番近い港が奈座港(なざこう)。その他、長井港や西ノ浦港がある。西ノ浦港には、130メートルの日本一長い浮桟橋が設置されている。
最初に行った島は、石川県の能登半島の舳倉島。
舳倉島は、シベリア・中国・韓国などから飛んでくる渡り鳥が休息する島で、野鳥カメラマンにとって有名な島。
島民よりも野鳥カメラマンのほうが多かったと感じた島だ。
【(左から)松尾さん、ぼく、「ラピート桂」の従業員。舳倉島と比べると、坊勢島の人口は圧倒的に多い。坊勢島には若い人たちが多く、活気がありそうな島】
そして、人口よりも、まず驚いたことがある。
ここの人は、ヘルメットをかぶらず、平気でスクーター/原付を二人乗りする。
舳倉島では、自転車に乗る人たちはいたが、スクーターや自動車は見かけなかったので、交通の安全性は高い。
おそらく、どんな島でも、警察の駐在員が少なかったり、たまに警察が見回りに来るような島では、ヘルメットはかぶらないのだろう。
クルマの通りも少ないので、気をつければ、問題なさそうだ。しかし、都会からきたぼくらにとっては、新鮮な光景だった。
都会にいたら、すぐ警察に止められる。
ぼくらはまずこの島で、海上タクシーで働く松尾正和さんと出会った。そして、ぼくらが、ここに来たときに乗った定期船「ラピート桂」の従業員の二人。
松尾さんは、親切な人で、ぼくらがこの夜、テントと寝袋で一晩することを話すと、彼が働いている「海上タクシーの船の中で寝て良いよ」と言ってくれた。
しかも、松尾さん自宅のシャワーも使わせてくれるとのことだった。ちなみに海上タクシーで姫路港へ行くと、6,800円かかるそうだ。松尾さんから、上記の基本的な坊勢島に関する情報を聞いた。
海上タクシーは万が一緊急事態があったことを想定して、23:00までオープンしているので、23:00閉店後、松尾さんの自宅へ行くことになった。
あたりが暗くなり次々と島民が姫路から戻ってくる中、ぼくらは定期船付近のベンチで、飯盒(はんごう)を使ってご飯を炊く。
島民の人たちは、ベンチでご飯を作るぼくらを珍しそうに見ながら、定期船乗り場そばにある駐車場に行き、ヘルメットをかぶらずスクーターで家へと帰る。
定期船乗り場にあるベンチで、ご飯を洗って、それを飯盒で炊くぼくら、そして定期船で姫路から坊勢島に戻りノーヘルで家に帰る島民。自身で言うのもなんだが、面白い光景である。
ちなみに、瀬戸内海は穏やかなので、船が欠航することがあまりなく、この島から、姫路へと「瀬戸内海通勤」することは、そこまで珍しくないそうだ。<続きはこちら>
<前日のストーリー 『day 21 兵庫県 坊勢島(ぼうぜじま)に向けて出発』>
<翌日のストーリー 『day 21.2 兵庫県 坊勢島での『両替』 ~ 若者が誇る漁師 ~』>
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