輪島・与呂見地区にある禅寺 龍昌寺(りゅうしょうじ)での「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の続き。(前回の田舎体験ストーリーはこちら)
約25分の座禅を終えたぼくら。体に優しい龍昌寺のご飯。住職・和樹さんの奥さん 村田啓子さんによるご馳走だ。
しばらくの間、料理人の三男が龍昌寺に戻っていて、彼は啓子さんのお手伝いをして、魚をさばくなどしていた。三男の息子さんはこれから短期間、銀座のギャラリー・バーで料理を担当するそうだ。
食材のほとんどは龍昌寺で育てたものがベースとなっている。そして、能登の海で獲れた魚。卵は龍昌寺で飼育している鶏が産んだもの。
米は龍昌寺米。種も龍昌寺でとったもの。ご飯は玄米。これがまた美味しいのだ。
木のぬくもりが感じられ、“味”があるキッチンから、雪がガラス窓へと迫った長い廊下を経由して、昼食を運び、部屋に並べた長細い木のテーブルに置く。みんなで準備を行う。
再び薪ストーブを囲む。「いただきます!」
輪島塗の弁当箱に入ったご飯。味はもちろんおいしい。
当たり前の発言のように聞こえるかもしれないが、この雰囲気、この食材などの背景からか… すべてが体にスーッと入っていく…
この感触は、この場 龍昌寺にいないと感じることができない、オリジナルだ。
金沢からやってきたボストン出身の英語の先生Leah(リア)とは去年9月のキリコ祭り以来。うっかりしていたが、リアはアレルギー体質のため、ナッツ系、マグロ、アジ以外の魚介類が食べられないのだった。
万が一、息ができなくなったときのために、コートの裏ポケットにはアレルギーショットを持っている。
もったいないとは思うものの、いろんな体質の人がいるから、仕方がない。なにかあったら大変だ。
昼食後、みんなでお片付けをして、15:30頃まで、薪ストーブを囲み、団らん。のんびりとお茶を飲みながら、会話を楽しむ。
最近、龍昌寺にやってきた秋田犬のアキと遊んだりと… アキはまだ6カ月だが、この大きさ。そして甘噛みが普通に痛く、服がちぎれそうになってしまう。
結生は「おいで!」と言いながら、触ろうとせず、ドアに隠れている。
15:30ごろ、ワイドサイズのハイエースで、ぎりぎり、龍昌寺の氷壁道をとおり、穴水町方面へ。
次は、田舎バックパッカー宅で、牡蠣メインの「能登の里山里海」バーベキューだ。(続きはこちら)
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