前回のストーリーに続き、コナーのお話し。
カナダ出身の映画俳優で監督のコナー・ジェサップ(Connor Jessup)がインスタグラムを介して、能登で体験した写真を発信している。(前回のストーリーはこちら)
コナーは2017年夏、田舎バックパッカーが運営する「クリエイティブ“田舎”ワークスペース」を活用してくれた人物。
能登滞在時、コナーは“私事(しごと)”の合間に、“能登”を撮影。カナダに帰国した数日後から、能登で撮影した写真をインスタグラムに載せている。
なぜ、コナーは滞在期間中、リアルタイムで写真をアップしていなかったのか?
その理由はシンプル。彼はデジタルでなく、フィルム式の1眼と2眼レフカメラで撮影していた。そのため、フィルムの現像とデジタル化に時間がかかるのだ。
もちろん、スマホも持っているが、執筆に集中したかったので、日本にスマホを持ってこなかった。忙しい俳優/監督だ。コナーに連絡をとりたい人は沢山いることだろう。全てに応じていたら、自身が本当に進ませたいことに遅れをとる。なにもかもが遅くなってしまう。
さて、ここからが、前回の続き…
約1カ月の滞在期間中、コナーはさすがに「クリエイティブ“田舎”ワークスペース」でずっと“私事(しごと)”をしていたわけではない。ときに、能登を“散策”する。
っが…フリーランス/個人事業主、起業家、スタートアップの人たちは、「常にハングリー」である。どこへ出かけても、“私事”のことを考えている。人生、“私事”していることが楽しいのだ。突然浮かんでくるアイディア、「このアイディアってXXXにつながるのでは?」「早く帰って続きを書きたい」などと考え始める。
言えば、夢中なことに“中毒”となる。
執筆関連に携わっている人は常にコンテンツことで頭がいっぱい・いっぱいだ。書きたくなる気持ちが、先へ先へと頭の中を駆け走り始める。
「これが終われば、ようやく次の楽しみへと入れる」からこそ、今行っていることに熱中したくなる。
能登への“ちょい”旅、もちろんコナーのペースで出かけるわけだが… そう長い間、外に出てはいられない。
奥能登を一周したときは、塩の駅 輪島塩あたりを出発し、しばらく進むと、「イク、あとどのくらいで家に戻れるかな」「何時頃、家に戻れるかな」「オレ、書かなきゃ。仕事しなきゃ」と、“焦っている”というよりも、急いで自分が納得する作品をつくりたいという気持ちが彼の言葉から強く感じとれた。
コナーが取り組んでいた原稿は1年前に終わりかけていた、自身初となる長編映画の内容だった。しかし、その当時、内容に納得することができなかったので、コナーは新しいアイディアを加えながら、書き直し作業を始めたのだ。「早く…さっさと…終わらせたい」「早く映画製作に入りたい」という気持ちと、焦りが混ぜ合わさり、複雑な想いとなっていたのだろう。<続きはこちら>
● 穴水町岩車 金沢からの友人
● 穴水町岩車 イク
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「クリエイティブ“田舎”ワークスペース」とは、田舎バックパッカーが移住先・穴水町岩車(あなみずまち いわぐるま)の自宅で運営するレンタルオフィススペース。
能登の里山里海の“穏やか”で落ち着いた自然に囲まれた環境を“仕事場”として求めて日本の田舎へやってくるコナーのような映画監督・脚本家などのライター、プログラマーなどが活用できるスペースとなっている。
ざっくり言うと、都会にある「シェアオフィス」や「コワーキングスペース」の田舎バージョンみたいなものだ。もちろんのこと、ダイニング、キッチン、トイレ、シャワールームなどは共有スペースとして使用することができる。
里山と里海に囲まれている農産漁村の岩車は、仕事スペースとして落ち着く環境。気分転換に、湖のように穏やかな海沿いを散歩、ジョギング、サイクリングしたり、コーヒー片手に、ただ単にそこらに座って、のんびり落ち着くのもお薦め。
岩車は、人口約100人前後の小さな農産漁村で、穴水町の1地域。60歳・70歳・80歳になっても、漁や畑をしているおばあちゃん・おじいちゃんがいる元気な村。牡蠣やナマコ漁も盛ん。
※現在、『クリエイティブ“田舎”ワークスペース』は、「田舎バックパッカーハウス」となりました。
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