Noto Anamizu Iwaguruma - 能登 穴水町 岩車

【能登での田舎暮らし】断水に強い『井戸水』暮らし?!

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穴水町 岩車 集会所 給水車

昨日(1月29日)から、穴水町役場が「寒波による冷え込みで、各地で断水が発生しています。みなさまには節水にご協力をお願いします。また、水道管の破損が見つかった場合、直ちにバルブを閉じてください」という内容の放送を防災無線を介して流している。

今日午前中だけで、3回ぐらいだろうか、繰り返し同じ内容を放送した。

町役場のイベント宣伝など、防災無線をとおして、繰り返される内容の放送は穴水町でよくあること。

だが、今回は「え!?何度目の放送?!多すぎない?!」と思ってしまうほど多かった。

町内で、何軒ぐらいが断水状態なのかは分からないが、そう何度も放送しているということは、状況は深刻なのだろう。

町の各地域の集会所にあたる場所では、飲料水の配布が始まっているようだ。それに関する放送も流れていた。

午前中、関東圏の友人からは、「ハロー!昨日輪島で断水ってニュース見たけど、いくの所は大丈夫?」とメッセージが届いた。

(理由はこの記事の下の方に書いているとおり)個人的にはそう深刻だとは思っていないが、おそらく、一部の人は困っているのだろう。メディアも全国的に断水に関するニュースを報道している。

NHK 断水報道 石川県 輪島

そんな状況下、田舎バックパッカー宅の水道は“無敵”な状態である。

うちには、町の水道施設からの水が届いていないので、この報道の「断水」の影響は全く受けていない。

田舎バックパッカー宅は、敷地内にある井戸水がベースとなっているからだ。

井戸水は「現代の基準に満たしているの?!」という心配点は別として… 年がら年中、温度に変化がほぼないため、凍る心配がない感じだ。

“自然”のフィルターを経由しているので、(実際触ってみると冷たいが)通年安定した温度なので、“温かい”のだろう。

輪島市 穴水町 つらら 極寒 Wajima Anamizu Coldness

岩車の地域で、バックパッカー宅のように、水道水が完全井戸水で成り立っている家は、数件程度かと思うが、地区の多くの家では、町からの上下水道と、井戸水を併用していることから、断水になっても、水に困る人は少ないかと思う。飲料水として飲むのであれば、併用している井戸水を沸かせばいい。



ただ、井戸水でも、井戸から家への水道管のパイプが長く、パイプが外気に触れる機会が増えると、パイプが凍ってしまう。

うちのパイプは一応、断熱テープのようなものでテーピング/コーティングされ、家への距離も短いため、比較的悪くないコンディションなのだろう。

田舎 地方 井戸水 暮らし 水道 無料 生活 water bill 0 yen countryside in Japan

田舎/地方へ行くと、山から水を引いている家もある。自然水で美味しいのだが、山の原水から自宅間の距離が長いため、極寒な天候だと、パイプが凍り、膨張して破裂することがあるようだ。

井戸水の場合、家の水道管までの管の長さが短いため、凍る心配が少ないのだろう。

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これが井戸。無限の水が入っている。

追加して言うと…

岩車へ移住した当初の家が「縄文」時代だとすると、今の家は「平成」まで進化した。

その“時代”の転換も大きい。

寒さ対策の点で、その“進化”例を挙げると、今の自宅の給湯ボイラーは、驚くことに、凍結予防ヒーターと自動ポンプ運転を搭載しているのだ。

移住当初の「縄文」時代の家は、家中に「ゴォー」という音が鳴り響くほど、古い給湯ボイラーが装備されていた。旧型の給湯ボイラーにそんな予備機能はない。

まぁ、しかしながら、前の「縄文」な家でも、水道は完全井戸水だったため、水道管が凍結したことはなかった。

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移住先で最初に行ったことは井戸からのパイプ工事。

この「平成」への進化、現代のテクノロジーには、笑ってしまうほど、驚かされる。

そんな背景からも、うちは「断水」の心配は全くないのだ。昔ながらの井戸からの水道、現代のテクノロジーを活かした給湯ボイラー、この組み合わせ、最強である。

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ここから全ての水道蛇口につながっている。通常、ここに上下水道のメーターが入るのだが、井戸水のパイプをつなげた。

穴水町 給水車 Anamizu Water

穴水町 岩車 石川県 極寒 寒波

穴水町 岩車 集会所 給水車

【表紙の写真】能登・穴水町岩車 – 断水が続いているので、岩車に給水車がやってきた。14:00時点で、水を給水したのは2組ほど。遥々、高岡市からやってきてくれた給水車。

 

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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