能登・穴水町岩車(石川県) – 里海から歩ける範囲に住んでいる田舎に住んでいるようであれば、里海が天然の保管場所となる。
近所の漁師さんからもらった牡蠣、阿古屋貝(あこやがい、別名 真珠貝)、赤貝、ナマコなどを入れた網をロープで結び、里海に沈めるだけ。ぼくらバックパッカーファミリーが移住した田舎 穴水町岩車では、多くの人がそんな風に海産物を保管している。
岩車の村の人たちだけでなく、海近くに住んでいる人たちは、そんなふうに、海の幸を保存。年中、あらゆる海の食材を楽しむことができる。
里海の幸すべてを保管できるわけではないが、家で言う、電気を使った冷蔵庫の簡易版・天然版ってところである。さすがに、食べ物を必要とする魚をこんな網で保管するのは難しい。
天然の真珠が貝の中から!
そんな感じで、年中、あらゆる海の幸を食べることができる能登の里海なわけだが、先日、あの大相撲の遠藤関が出身の中居地域で、真珠貝で知られる阿古屋貝を食べたところ、なんと!もれなく!ご飯粒の半分にも満たないサイズ真珠がついてきたのだ!
完全オーガニックな真珠と遭遇!
穴水は牡蠣で有名な産地になりつつあるが、その他貝類も豊富な地域。地元のローカルなバーベキューでは必ず出てくる一品である。阿古屋貝は水揚げしたばかりの牡蠣に付着していることも多々あるのだ。
ちなみに、日本での真珠貝の養殖は、愛媛県、長崎県、三重県で行われている。
バックパッカー旅と移住生活含め7年間 岩車で何度も阿古屋貝を食べ、「たまに真珠がついてくるときがあるんだよ」とは聞いていたが、実際、天然の真珠が貝から出てきたのを、見るのは初めてだった。
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