能登・穴水町岩車(石川県) – 穴水町(あなみずまち)の人口は約8,800人、その町の中にある岩車の村“岩車(いわぐるま)”の人口は実質約100人。
その岩車で育った娘は約1年前から、穴水町波志借(はじかし)地区の光琳寺保育所(こうりんじほいくしょ)に通っている。ここ2~3週間は“旅”があり、保育所を休んでいたが、ようやく復帰した。
自宅から保育所までの距離は若干6キロ、クルマで10分程度だが、月曜から土曜まで毎朝7:40頃、保育所のバスが、岩車の家の前まで迎えに来てくれる。先生たちはフレンドリーで話しやすい人たちばかり。保育所は日曜と休日がお休み。低所得という背景もあるが(苦笑?!)、保育料(バス代込み)は約1万5千円という大変嬉しい費用で済んでいる。都会の親から言えば、「なんと贅沢な環境!いいなぁ~」と思ってしまうのではないだろうか。
ぼくら親は7:40前に、家の外の岩車漁港でバスを待ちつつも、簡易郵便局駐車場 隣の芝生にある岩で遊んだり、海にいる魚を眺めたりしている。
ちなみに保育園のバスはクラシックな200系の旧型ハイエースだ。
光琳寺保育所から帰ってくるのは、毎日16:20ごろ。保育所から帰ってくると、畑のトマトを食べたり…畑を散歩したり…海の前で遊んだり…家で映画を見たりして過ごす。
穴水町の保育園
少ない人口の穴水町には、4か所の保育園がある。娘が通う光琳寺(こうりんじ)保育所には44人の園児(2016年8月現在)が通っている。人数は保育所によって異なる。
●街中の川島地区にある『穴水第一平和保育所』 0768-52-2130 ●甲(かぶと)地区にある『穴水第二平和保育所保育園』 0768-58-1240 ●波志借(はじかし)地区の『光琳寺保育所』 0768-56-1023 ●中居(なかい)地区の『神杉保育園(かみすぎほいくえん)』 0768-56-1344 ママさん仲間によると、町役場の住民福祉課は各保育園・保育所に関する情報を把握していないので、直接、保育園側に連絡したほうが早いそうだ。 |
地方/田舎の保育園には、東京や大阪の都会のような『待機児童』問題がないので、親たちは自身の時間もつくることができる。子どもは数少ないが、数か所の保育園に集まり、子どもたち同士一緒に遊ぶことができる。
都会では「子どもがうるさい」「幼稚園側の住民が子どもの“うるささ”で迷惑している」など、子どもを迷惑扱いする地域もあるようだが、能登の田舎や、その他各県の田舎では、そんな問題は起きないだろう。
子どもが少ない町に住む田舎の人目線から言えば、そんな子どもの迷惑扱いは馬鹿げていると思うことだろう。子どもは「ウェルカム」というのが田舎のスタンス(姿勢)だ。
子育てにも適した環境が“田舎”
田舎は自然環境が豊か。普段の生活で、海や山などの自然環境を目の当たりにする。
子どもだけでなく大人にとっても、自然を活かしたゼロから学べる環境が田舎にはあるのだ。
例えば、都会では食材の製造工程などを見ることができないが、田舎では、普段の生活から“畑を体感”して、畑で育てた野菜が、どのようにしてスーパーに並ぶのか、自身の食卓/手元に届くのかなど、ゼロから“食”について学べるのだ。
親が子どもに、「畑からナス、キュウリ、トマト採ってきて~」とか、「お腹が空いたから畑で野菜採って食べよ」とか、「魚食べたいかから、漁師さんに船に乗せてもらおう」「魚釣ってこよ」とかができる環境が、田舎なのだ。もちろん、スーパーもあるので、選択肢豊富。
ぼくの娘が通う光琳寺保育所は、地元のおじいちゃん・おばあちゃんが畑で育てた野菜を使用して給食をつくっているので、安心できる“食”を体に取り入れることもできる。
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