能登・穴水町鹿波(石川県) – 能登牡蠣の水揚げ体験後、ぼくらが向かった次の体験先は、「のと猪部里児(いべりこ)」豚・ヤギ・牛などの酪農家・道坂一美(みちざか かずみ)さん宅だ。(前回の田舎体験ストーリーはこちら)
道坂一美さん宅で、酪農体験をすることもあるが、今回は、道坂さん宅で、みんなで昼食を採って・作って・食べる。
以前にも道坂一美さんについては何度か書いている。道坂一美さんは動物の頭数を限定して、幅広い敷地で飼育する。そうすることで、動物はストレスなく育つ。
テレビなどでは、多くの動物を“小さな”小屋や狭い敷地で育てる酪農スタイルを見かけることが多い。人間も同じ“動物”、狭い環境に押し込まれ、育てられたら、ストレスで頭も体も壊れてしまう。
道坂さんの酪農スタイルは、動物をストレスない環境で育てることだけが自慢ではない、飼料に関しても良いものを扱っている。
傷つきものなどが理由で、農家が農協などに出荷できなかったほぼ農薬フリーの農作物を、自身が育てる動物の飼料として無料で取り入れ、動物を育てている。「傷つきもの」の野菜とは言うが、人間も美味しく十分食べられる野菜なわけで、ぼくら田舎バックパッカーファミリーもときには、道坂一美さんから、この傷つきもの…いわゆる“アウトレット”的な野菜をもらうこともある。そんな新鮮で良い野菜を食べている動物たちなのだ。
また、もろもろ酪農に関わっている“自然”を循環させて、酪農を営む。
堆肥として畑で活用できる動物からの排出物を肥料として、自身の牧場で活用したり、取引先の農家、近所の農家などに提供する。農家は、それで畑をおこし、野菜を育てる。その野菜は人間と動物が食べ、また排出物が出て、それがまた土に戻るというサイクルだ。
そのような自然循環型の仕組みがある背景からも…イベリコ豚含め、牛やヤギが美味しいわけだ。
まずは能登・穴水町の里山で山菜採り
今朝、牡蠣の水揚げ体験した里海だけでなく、能登の里山にも食材が豊富だ。
これら全てはこの里山の道に生えていた山菜。山菜に加え、庭で畑、里海で釣りや素潜りをすれば、「スーパーとかで買い物しなくても生きていけるのでは?!」とおもわず考えてしまう人もいるのではないだろうか。
里山で採れたセリ。
春蘭の花。
ウドは皮をむいてそのまま食べることもできる。
ウドも高級だが、さらに高級な山菜のタラの芽まであるこの能登の里山。
ニンニクやひともじも入れて、今日の昼食づくりをみんなで手掛ける。全て道坂さんの“庭”で採れたもの。
今回、初めて食べさせてもらった熟成肉。これも美味しい。
そしてメインのイベリコ豚!山菜と最高のコンビネーションとなる。
能登の里山で採ってきた春蘭、セリ、ひともじ、タラの芽など、能登の田舎で食べるランチはスーパーナチュラルで、最高ということがお分かりだろう。
奥能登での田舎体験…実に贅沢だ。海と山の両方をこれだけ満喫+体験できるスポットは、そう多くはないだろう。
次に向かった先は、今回初めて活用させてもらう奥能登・輪島の絶景BBQ(バーベキュー)と民泊スポットだ。
<続きはこちら>
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