ここ能登・穴水町岩車(あなみずまち いわぐるま)(石川県)の人口は約180人、穴水町全体は約9000人。町の中心街や最寄り駅から約10キロ離れた村だ。
そんな小さな田舎/地方でも“インターナショナル”な日がある。
田舎で英語を使うことってあるの?!
「せっかく勉強した英語…田舎で使うことってあるの?!」
「田舎で外国人と接する/コミュニケーションをとる場ってあるの?!」
って思っている人たちも多いだろう。
機会は自身で作らなければいけなかったり…少ないかもしれないが、田舎でも“英語”を使うことはある。
東京や大阪などの都会で働くからにはこれからの時代、「英語は当たり前」と一般的に言われ、英語を話せる人がそこそこいるが、田舎には少ない。
能登に英語を話せる人材が少ない!というよりも…輪島に住む漆器アーティストのスザーンさんと、クライブさんのイギリス人ファミリーや、珠洲に住む珠洲焼アーティストのキャロラインさん以外で、英語を流暢に話せる人と出会ったことがないかもしれない…
というか、みんな母国語が英語だから当たり前か…
田舎には“ざっくばらん”に英語と日本語を話せる人が少ないので、外国人が来ると、呼ばれることがあるのだ。
そして、海外からのバックパッカーな雰囲気の旅人、スーパーで外国人を見かければ、ぼくから“ざっくばらんに”声をかけるわけだ。(そのときの話しはこちら)
「田舎でも“英語”を使うことがある」というよりも…「英語を喋る機会が少ない田舎」だから「機会をつくった」と言ったほうが正確かもしれない。
まぁ、こんな風に「そんな状況に滅多に遭遇しない、しない」と思う田舎現地の人もいるだろうが...積極的に声をかけるか・かけないかは自分次第ってわけなんだよね。
なにかと“やるか・やらないか”は自分次第。
去年は穴水のバス停でフランス人とドイツ人のハーフのバックパッカーと出会い、岩車で“突然”の田舎体験。(そのときの話しはこちら)
ニッチな“田舎市場”には“英語”ニーズがあるのだ。
もっと“でかく”言えば…人口減少…というネガティブ?!ポジティブ?!な背景から…田舎にはあらゆるニーズがある。
バックパッカー、旅人は都会より田舎…地方へ。過疎化はポジティブなのか!?
海外からの旅人は、日本の田舎/地方へ行きたがる。
もはや
東京のようにどこにでもあるような都会よりも“日本”=“保存された日本”を見たい
っと…
特に若い世代の旅人は、東京では1~2日程度…残りの滞在は地方へ行って、日本の原風景が残っている田舎で、ゆっくりと現地の人と交流しながら過ごしたい傾向が強い。
ポジティブに考れば、田舎は“過疎化”で置き去りになって良かったのかもしれない。
“過疎”=取り残された田舎/地域というネガティブな響きだが、「取り残された」をポジティブに考えると=近代化されず自然だらけ、そして“昔”が残った日本ともとれる。
近代化され、テクノロジーが発展した時代だからこそ、“過疎化”は逆にポジティブへと転換されるとぼくは思っている。
フランス、オランダ、アメリカから穴水町岩車へやってきた旅人たち…
ここ能登は…昔から残っている自然と融合した暮らすことができる“能登の里山里海”として知られ、世界農業遺産として国連機関に認定されている。
アメリカ・ミシガン州からBetsy(ベッツィー)、アメリカ・カリフォルニア州出身のMike(マイク)、フランス出身のAlicia(アリシア)と、能登の牡蠣を食いぃ~・地酒を飲みぃ~の田舎で“ミニ”インターナショナルなナイトが開催された。
MikeとAliciaの夫婦とは穴水駅で出会った。ちょうど、のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」が報道関係者に公開された3月末、物産館 四季彩々(しきさいさい)でバックパックを担いだMikeにぼくが話しかけた。
お互い昼食中で、Mikeは「これから珠洲で数日過ごす」とのことだったので、「その帰りに穴水に寄って、牡蠣を食べて飲もう!」という話しになった。
MikeとAliciaは、東京のようにどこにでもあるような都会よりも、“日本”を見たい、と能登やその他の田舎/地方へやってきた。
オランダから穴水町岩車へ“軽”に乗ってきた身長2メートルの男…
身長2メートルのJohannes(ヨハネス)とお母さんがやってきた。“It’s nothing!”(大したことじゃない!)と、東京から穴水町へ、約550キロの道のりをクルマで走ってきたのだ!
しかも!身長2メートルなのに…軽自動車でやってきた!
どうやらJohannesの家族はクルマ旅家族で、ロシアやヨーロッパ内の旅行もそんな感じで、クルマ旅を楽しんでいる。
ヨーロッパやロシアの“クルマで走れる面積”と比較したら、日本の面積は大したことがないのかもしれないね。
Johannesは数か月、東京で日本語の勉強をし、その最終週/帰国前にお母さんがオランダからやってきて、長野、富士山付近、能登をクルマで旅していた。
ぼくが現在、 ホームページ制作全般(撮影、文案、デザインなど)、トラベルサイト登録などのサポートをしている 穴水町の隣 能登町(のとちょう)の農家民宿 ゆうか庵のオーナー中田さんから、「中川さん、英語で予約が入ってしまいました!通訳などもろもろのサポートお願いします!」と連絡があったのだ。
ちなみに、ゆうか庵のページにはモデルとして妻・結花や娘・結生がモデルとして、登場している。田舎料理をさらに創作していて、料理が最高にうまい!一日一組の限定なので、大きな古民家を一人もしくは自身のグループで独占できるのも魅力!
Johannesとのメール連絡のやり取りが始まり、「せっかく能登へ来るのだから!」と、ゆうか庵到着前の「能登一周コース」、ゆうか庵 宿泊翌日 穴水町岩車での里海での洋上パーティーや釣りとBBQ含めた「田舎体験」を提案したのだった。残念ながら、強風のため、「洋上パーティー」は中止となってしまったが
仲良い親子。日本とオランダと離れた場所だが、文化が似ているのか…なにかと話す内容が分かり合える感じだった。
ちなみに…世界で最も身長が高い国はオランダ!男の平均身長は180センチ以上!
そんな感じで海外から日本の田舎へ“イナ旅”して、田舎…地方へやってくるので、英語を使うことがあるのだ。
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