<写真で見る>能登・穴水町の とある一軒の田舎/地方の空き家

能登・穴水町(石川県) – この穴水町含め、田舎/地方には、使われていない“もったいない”空き家が沢山ある。

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穴水町の空き家
「家 丸ごと洗濯機にかけたい」状態だった

ぼくらが現在、住んでいる能登半島の穴水町・岩車(石川県)の家は約10年空き家になっていた。

同じ地元に住む新田信明さんから、現在は東京に住むこの家のオーナーを紹介いただき、賃貸の相談・交渉をさせてもらった。大変ありがたいことに、この家を使わせていただいて1年以上になる。ちなみに新田さんは、ぼくらがこの地元で一番お世話になっている人だ。

長年 空き家 どうなるか
約10年弱の空き家で、屋根からの雨漏れで天井に穴などがあいている状態に。その影響あるのだろうが、長年空き家状態が続くと、壁、棚、キッチン、床などは…一拭きで雑巾は真っ黒になってしまう。

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襖のプラスチック製の障子はこのような状態…

オーナーも言っていたが、正直なところ、この家は住める状態ではなかった。

清掃から修復作業を約1カ月かけて行ったほどだ。もちろんのこと、“住める状態”にするのはぼくらが行う条件で貸していただいた。



床から壁、天井まで一拭きで、雑巾がまっ黒になるなど、「家を丸ごと洗濯機にかけたい」と思ってしまう状態だったのだ。もちろん、ただの“汚れ”を取るだけの作業ではない。

 

屋根の棟(むね)が“曲り始め”
隙間が空き始めたらその家は危ない

まずは、隙間がいたるところに開いていた屋根や、その屋根からの雨漏れで大きな穴が開いていた天井を完全に修復した。

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廊下の天井。天井裏からは蜂の巣がでてきた。屋根に隙間ができ蜂の住処になっていたのだろう。瓦屋根の修復は職人にお願いし、ぼくと新田さんがスタッフとしてサポートした。天井に関しては、新田さんとぼくの二人で、全てを改築した。

瓦屋根のプロが、屋根を修復してくれたとき、「あと5年でこの家は“崩壊”に近い状態になり、しっかりとした基盤ももったいないことになっていただろう」と言っていたほどだ。

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一部このように瓦が外れて、雨漏れが始まり、天井に穴が開いた。屋根から雨漏れし、雨水が薄い天井に浸み込み穴が開く。家の基盤として使われている木材にも雨水が浸み込み、腐食が始まる。穴が開けば、動物や虫が入り込み始める。空き家は「崩壊」へのスタートを切る。

日本海側に面している能登半島は冬、特に雨が多いので、屋根に穴や隙間ができると大変なことになるのだろう。

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“応急処置”として、雨漏れを防ぐために使われていたと思われるプラスチックの袋。

別途、清掃や改装後の写真を載せたいと思うが、このぼくらが住む“もと空き家”は現在、完全に綺麗になり、都会から多くの友人が来てくれる。

ぼくらは、家のオーナーに感謝の気持ちでいっぱいだが、屋根を修復してくれた職人や周りの人たちは、「(オーナーの人は)家が廃屋化することなくラッキーだったね」と言う。

“崩壊状態でなければ”田舎/地方の空き家は、磨けば綺麗になるのだ。

自分らの空間を作るぞ!という感じでポジティブに取り組めば楽しくなってくる!

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屋根の棟の部分は、沈みがあったり、ぐねっていて、隙間が多い.

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雨漏れの影響で、玄関の天井はほぼ腐食していた。

 

しかし…家主が貸したがらない田舎/地方の空き家

探せばすぐに賃貸できるアパート生活をしている人たちは、「田舎の空き家なんて、借りる人も少ないだろうし、貸して家賃収入が発生するなら、貸す人多いんじゃない?!」と思うのではないだろうか。

田舎では意外とそう簡単ではない。ぼくらも3軒の空き家候補があったのだが、2軒は断られた。

空き家を探すにあたり…現地に住む“ライトパーソン”/現地で信頼された人をアプローチし、相談することがキーとなる。

長年空き家状態なのに、なぜ貸したくないのか…?!

●例えば昔の人ほど、産婆さんを呼び家でお産を行ったり、冠婚葬祭が行われていたなどの先祖代々から引き継いだという意識が強い

●今は都会に住むオーナーだが田舎の持家を倉庫代わりに活用している

●貸し手/大家さん/賃貸人になると、賃借人(ちんしゃくにん)のために「整備しなければいけない」と考え、「整備が面倒」となってしまう などの様々な想いや背景から、田舎の空き家オーナーたちは、実際住んでいないが家を貸したがらないのだ。

しかし、「人が住んでいない=人の“息”や空気が入らない」と、“大変な状態になる”。それは、上の写真や、瓦屋根の職人からのコメントからもわかるかと思う。

最悪な場合、改築できない状態となり、取り壊しに100万円単位の解体費用がかかってしまう。

ここまで家が老朽化したら、上で述べた“貸したくない”理由の元も子もない。「家に対する想い」はことごとくなくなる。

現実、田舎の空き家オーナーは、“管理人”として賃借人を受け入れたほうが、何年も住んでいない空き家が整備され、“崩壊”や“廃屋化”を避けることができるため、大きなメリットがあるのだ。

ぼくらバックパッカーは、これまで聞いたことがない田舎をピックアップして旅することが多いわけだが、「もったいない」と思ってしまう空き家を、行く先々でかな~~り多く見てきた。

そのたびに、ついつい外観の写真を撮ってしまうわけだ…今回、穴水町内の とある一軒の空き家へ行く機会があったので外観や屋内を撮影させてもらった。

 

写真で見る とある一軒の空き家:
能登・穴水町内(石川県)の空き家へ

今回、別の地区にある空き家を見させてもらう機会があった。参考までに、一地区の空き家の写真を載せてみようと思う。


スライドショーはこちらを参照

写真で空き家を見てみよう。

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“水路の家”だ。すぐそばに湖のように穏やかな海がある。日本海に面している能登半島だが、穴水は内海側にあり、穏やかなのだ。

入口の鍵穴は錆びているようで鍵が回らない。まぁ、これは交換もしくは錆びとりでなとなかなるだろう。古民家のような“木造的”玄関入り口。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
ということで、裏にある車庫から家の中へ入る。シャッターを開けてみると…

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
穏やかな湾だが、海が目の前なので、クルマが錆びつくことが心配なので、まず車庫があるのはいいね。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
周辺はこんな感じ。地域の人たちもフレンドリーで、「早く誰か引っ越してこないかなぁ~」と笑顔で話しかけてきた。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
一階にダイニングキッチン。そして、左側にはお風呂がある。キッチンは磨けば十分綺麗になる。ここはフローリング。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
湯沸かし器、コンロなどもついている。今は汚い状態だが、磨けば光る。ぼくらバックパッカーの家がそんな感じだった。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
風呂も良い状態だ。ここも汚いように見えるが、磨けば光る。ぼくらの家がそんな感じだったので、経験上から「磨けば光る」とわかる。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 昔ながらの古民家
ダイニングキッチン含め、一階には8畳が5部屋ある。ダイニングキッチン以外にもう一部屋がフローリングタイプだ。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
ここがフローリングタイプの部屋。その向かいに玄関がある。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
人一人が余裕で通れる縁側。縁側が部屋を囲っている。縁側がある家はいいね。その先に男子用のトイレもある。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
一階の畳は悪くないコンディションだ。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 玄関は広い
1.5畳ぐらいの広い玄関だ。十人以上お客さんがきても、余裕ある玄関だ。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
さて、2階へいってみよう。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
2階は4部屋。一部屋はこのとおり、ハードウッドのフローリング。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家
もう一部屋はこのとおり、畳式だ。畳は古い感じだが、拭けばなんとかなるだろう。広さは8畳。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 汲み取り式トイレが多い
最後に、汲み取り式のトイレ。人によってはトイレで全てが決まるのかもしれないが、トイレを気にすることなければ、どこの田舎の古民家でもやっていける。

洋式タイプの便座はコメリなどのホームセンターで数千円で購入できる。

水洗にしようとすると、100万円前後の費用がかかることもある。このあたりの補助金があれば、田舎の空き家はかなり蘇るだろう。「覚悟を決めて」都会から田舎へ移住する人もいるが、“本業”ではないトイレに多額な投資することはかなり気が引けるのだ。ちなみに、この木(上のトイレの写真)は、なんのために置いてあるのかわからなかった。

細かくは確認していないが、雨漏れの様子もなく、良い状態だった。おそらく家賃は1万円ほど。

今後、田舎/地方は食や自然が豊かで“なんでもあり、“癒される場”としてニーズが高まると思う。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 改装後
まずは、仕事部屋/書斎となる部屋を清掃して、この二部屋に詰め込んだ。

自分たちで“磨けば”綺麗になり、十分綺麗な家が、田舎/地方には沢山あるのだ。

ぼくらの世代から次世代は…ネットをうまく活用し、田舎でも仕事ができたり、都会や世界とつながる時代になっている。ネット網は多くの田舎へ広がっていたり、WiFiルーターがつながる地域も多くなってきている。

「賃貸することで田舎/地方の家は蘇る」という賃貸することのメリットを家主に訴求したり、国や町が“トイレ”の水洗化/浄化槽の補助をするなどが、これから田舎/地方への移住を後押しすることになるのではないだろうか。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 屋根 瓦 修復
屋根から始め、天井も修復した。

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 天井 改修 DYI

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 天井 改修 DYI

能登 穴水町 田舎 地方の空き家 天井 改修 DYI
廊下の天井も全て綺麗な天井板に張り替えた。

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1件の返信

  1. 徳山 裕 より:

    穴水がよかったのか?新田さんとの出会いに響くものがあったのか?穴水には古民家がまだあるのかな?田舎育ちの私は都会の生活に憧れが?半年田舎、半年都会という生活にも魅力を感じます。冬の日本海の良さは門前から富来の海岸線にもありますので0の焦点現場にも足を運ぶことをお勧めします。風呂はユニットバスでトイレは洋式水洗の物件あるのかな?44年前、新田さんには一度お世話になったことがあるので彼によろしくお伝えください。ところで貴方は何の仕事をしてますか?能登に仕事あったのか?「宗玄」「能登ワイン」飲んでみてください。「いわのり」うまいです。私は中近東に興味があります。

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