INAKA Lifestyle Experience - 田舎ライフスタイル体験

第二回目『田舎体験』- 穴水町岩車の『キリコ祭り』翌日の『本祭り』

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能登 キリコ祭り 本祭り

2012年9月下旬に企画・実施した第二弾目『“ざっくばらんな”田舎ライフスタイル体験ロードトリップ “キリコ祭り”in“里山里海”能登・穴水町』のストーリーの続編。(前日のキリコ祭りはこちら。一話目はこちら

穴水町 岩車 キリコ祭り 平田さん

穴水町 キリコ祭り 岩車

能登・穴水町岩車(あなみずまち いわぐるま)で、田舎の夜を彩った「キリコ祭り」で、ぼくら、金沢大学生、「田舎時間」からの参加者は、キリコ5基につき、5班に分かれて、キリコを担いだ。

「キリコ祭り」は0:30ごろ終了したが…ぼくら少人数での飲みは朝5:00ごろまで続いたのだった。

 

地元の人たちと触れ合う交流会に参加

ぼく、結花、金沢大学生一人、中国からの留学大学院生を含めたメンバーの4人は、5班のリーダー宅へ向かう。

「キリコ祭り」翌日の宴会(地元の人との交流会)では、前日のキリコ祭りと同じ班に分かれて、午前10時ごろから、豪華なお料理を交え、岩車地元の人たちと触れ合う交流会から始まるのだ。

朝から、迎い酒と豪華なお寿司やお刺身のおもてなしだった。

「キリコ祭り」翌朝から、まさか、ここまでのご馳走とお酒がでてくるとは思っていなかった。

ぼくは午後、みんなを送っていかなければいけないので、お酒は控えた。

テーブルを囲っているのは男性が多い。地元の人たちと、ただ単の交流だけでなく、ここでぼくが深く感じたことがあった。

直会 キリコ祭り 本祭り

ぼくが言うのもなんだが…穴水町岩車の男性は穏やかで、ざっくばらんで“上品”な人たちばかり。

女性が強く主張ができるような雰囲気があり、そんな観点からも、ここは男女ともに過ごしやすい田舎だと感じた。

 

突然現れた海外からのムードメーカー

地元の人たちとそんなふうに交流が続く中、“笑い”は、中国から日本へ留学で来ている大学院生のワンちゃんが受け持ってくれた。

昨晩のキリコ祭りで、ワンちゃんは、地元の人に「ほら、担ぐか?」と言われると、「いや無理です!」と答え、お祭りなのに、キリコを担ぐことを断った。

それには、みんな「えー!!」と唖然。理由は「肩が痛いから…」と、みんなの笑いをとった。

キリコ祭り 留学生 exchange student at kiriko festival

そんな「キリコ祭り」のことを翌朝の交流会で振り返り、「ワンちゃん、あの返答にはびっくりしたよ!来年は絶対担げよ~!」とみんな大爆笑。

昨日キリコを担げなかったワンちゃんは、法被(はっぴ)を着て、この日14:00からの本祭りで神輿を担ぐことになった。

外国人 キリコ祭り

【法被を着て、担ぐのか!? 中国のワンちゃん】

 

祭りを存続するために頑張る住民

若い人たちが田舎を離れ都会へと移住してしまう中、昔から地元にいる人たちは、田舎を再度活性化、存続させようと頑張っている。

交流会で、「ぼくらに祭りをどう改善すれば、若い人たちがこっちに来ると思いますか?」と、問いかけられたことからもう一つ感じたことがあった。

キリコ祭りの良いところは、その“素朴”でゆったりした雰囲気。

そんな大きく変える必要は全くないと思った。

しかし、その一方、“昔ながら”の祭り文化を変えようとするほど、みんな、穴水町岩車を元気づけようと頑張っているんだなぁ~っと感じた。

バックパッカー田舎旅や今回の能登半島巡りからも感じていたが、みんな本当に人情味ある人たちばかりだった。

ぼくの頭の中には
なぜこんないい田舎町なのに…伝統的な祭りまで変革や改善することを考えて、町の活性化を図ろうと思わなければならないのだろうか…
こんなに素晴らしい田舎なのにもったいなさすぎる

と深く思ってしまうばかりで、能登とのつながりが強くなってきているせいか…悲しくもなり、なぜか悔しくなってしまった。

キリコ祭り 留学生 exchange student at kiriko festival

 

交流会の後は、直会と本祭り

午前中、若干曇っていて、雨が心配されたが、本祭りは予定どおり、14:00から始まった。

田舎体験 穴水町

参加者は約50~60人。昨晩、キリコ5基が、道中を照らし、奈古司神社へと神輿を先導した。

神社の社殿で、神様への奉納/神事が行われる。

能登 キリコ祭り 本祭り

その後、太鼓の音と共に、神輿を担いで、奈古司神社を3回まわり、神社内で行われる直会で、お祭りが終了した。神輿を担いたのは地元住民、金沢大学生、県外からの若い参加者たち。(続きはこちら

 

能登への田舎バックパッカー旅やライフスタイル体験について

●田舎バックパッカーと能登の出会いはこちら

●『“ざっくばらんな”田舎ライフスタイル体験 ~ “里山イベリコ豚バーベキューと里海洋上パーティー” ~』第1弾目はこちら

●『“ざっくばらんな”田舎ライフスタイル体験 ~ 能登の“キリコ祭り” ~』第2弾目はこちら

●穴水町でのちょい住み体験住居の話はこちら

●2010年の初めての能登バックパッカー旅ストーリーはこちら

●「そもそもどんな背景で旅を始めたの?!」はこちら

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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