2011年1月31日(月) – ぼくらは現在、長崎県の池島(いけしま)にいる。九州最後の炭鉱の島だ。「長崎市設池島総合食料小売センター」のスーパーパインで、店長の荒川さんなどと出会い、池島炭鉱に関する話しをもろもろ聞いた。みんな、元炭鉱マン。
その後、今夜のテント泊先を探しに学校へと出かける。学校とも相談させてもらったが、残念ながら、テント設置場所の良いスポットが見つからなかった。
結局、スクーター2台が駐車してあった場所にテントを張ってバックパックを置いて、銭湯へと向かったのだ。さて、ここからが“夜”のストーリーである。お風呂には、雄二くん、こうじくんがいた。
ぼくは服を脱ぎ、銭湯へ入る準備をしていると、銭湯から出てきて着替え終わったおじさんがぼくに、「あまり見かけない顔だね」と“はりきった口調”で話しかけてきた。
「そうなんですよ。今日、池島にきたんですよ」と話す。
「泊まるとこはあるの?」と、おじさんの質問。
「この辺にテントを張るつもりなんですよ」と、ぼくはスクーターの前にテントを張っていることは言わず話し続ける。
すると、「テント!寒いし、うちに来たら?!1人だし、大きい家じゃないけど、寝られるよ」と、“お泊りオファー”をもらった。
「ぼくねぇ、旧・外海町(そとめちょう)の議員やPTAの会長もやってたから、別に怪しいものじゃないよ」と言う。彼の名前はIさん。
「お!大変ありがたい!」と思いつつも…ぼくの中では…「さっき、テントを張ったばかりだし、大変嬉しいオファーだが、正直、テントを畳むのが面倒だなぁ…」という気持ちが先走った。
雄二くんとこうじくんが、お風呂から「まだですか?」という感じで顔を出してきた。この“お泊りオファー”をくれIさんは、彼らの叔父さんで、昼間出会った人のお兄さんだった。
「テントを既に張ってしまったので、ちょっと、またあとで連絡してもいいですか?もしよろしかったら、明日でもいいですか?」と、携帯電話の番号を交換した。
風呂では、今日の昼間に、スーパーで出会ったKさんと会った。Kさんのお兄さんのIさんに会ったことや、Iさんから“お泊りオファー”をもらったことを話すと、「いいんじゃない?今、兄貴1人で住んでるし」と言う。
そして、テントを張った場所を、スーパーの近くからバイクが駐車してあった小屋に、変更したことをKさんに話すと、「あ!それ、兄貴がスクーターを駐車しているとこだよ」と言われた。
なんという偶然だ…
明朝、ここでテントを張っていたら、Iさんに、たたき起こされていたかもしれなかった。
結局、Kさんとぼくらは、出会う運命にあったようだ。
銭湯から出て、Kさんのお兄さんから“お泊りオファー”をもらったことを結花に話し、「面白そうでものすごくいい雰囲気の人だったし、飲みながら、いろいろと楽しい話しも聞けそうだし、是非!お世話になろう!」と決断!
テントを畳み、雄二くんとこうじくんに、Iさんのアパートまで連れていってもらった。(続きはこちら)
<前回のストーリー 『day 81.7 長崎県 池島の“雄二&こうじ”との出会い 学校でテント泊交渉?!』>
<次回のストーリー 『day 81.9 長崎県池島 “熱すぎる”柔道家との“焼酎ナイト”』>
※更新内容: Iさんから以前、本記事の掲載について、ご了承・ご理解を得ていたのですが、Iさんご本人からのご連絡でもろもろの事情があり、今回、ご本人の名前をIさんに変更しました。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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