2011年1月31日(月) – アパートは全部で、約45棟。現在、人が住んでいるアパートは、約8棟だが、1棟にそんな多くの人が住んでいるわけではない。管理職、係職、課長代理など職員の階級によって、住めるアパートや広さが異なっているそうだ。
当時、尾崎さんが池島に来た時、3~4年間、アパートに入れないほどだった。女性は、共同風呂を嫌がり、島を出て行く人が多かったそうだ。
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当時、池島に来た時、3~4年間、アパートに入れないほど 人気だったが、今はがら空きである… |
アパートの家賃は月5,000~6,000円!水道は600円で使いたい放題。かなりのお手頃価格だが、現在、「アパートは賃貸していないだろう…」とのことだった…
が、後日出会った三井松島リソーシスの若林さんによると、アパートは現在、市営で、借りたい人は、長崎市役所、神浦港にある行政センター、池島のボーリング場の近くにある役場で申し込めるそうだ。所得によって、家賃が異なったり、長崎市民に賃貸を限定している可能性もあるので、詳細は、市役所から情報を得たほうが良いとのことだった。
これだけアパートが沢山あるのに、活用しないのはもったいない。インターネット環境を整備して、主に仕事の設備としてネットだけが必要な人たちに貸し出したり、企業誘致をして、サテライトオフィスのようにアパートを活用するなど、海外での技術の“再活用”だけでなく、池島内の“リソース”も再利用してみてはどうだろうか?
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長崎県 池島 さて…炭鉱技術は技術移転され新興国で活用されているが… “歩けないアパート”たちは…どう再活用するか |
「長崎市設池島総合食料小売センター」内にある脇山鈴子さんの「おかあちゃんの店」は6年前の閉山後にオープンした。確かに他で食べるところがないから助かるし、お手頃な価格帯で美味しそうなメニューばかり…。お店は朝6:00ごろオープンして、18:00に閉まる。
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長崎県 池島 「かあちゃんの店」の脇山鈴子さん(左) |
また、この島には2つも銭湯(100円)がある。ぼくら田舎バックパッカーにとっては大変助かる。お風呂の心配をする必要はなさそうだ。しかし…2つも銭湯が必要なのだろうか、と思ったので聞いてみた。アパートの一部部屋にしかお風呂がついていないため、多くの人たちが、この銭湯を利用している。アパートは、三井松島が管理している。当時、会社の上層部のみが、お風呂付のアパートに住んでいたそうだ。
現在、池島には年金暮らしをしている人やアーバンマインの従業員が多いそうだ。
池島に住む大半の人たちが島外の人たち。みんな炭鉱のために、池島に移住してきたのだ。島出身の人たちは、飲み屋周辺に住んでいる人たち。というか…この島に“飲み屋”があるのか…
聞いていると…「そんなに栄えてたんだ!」という驚きの内容ばかりだった…
池島全般に関する内容は、これぐらいにして…今夜テントを張る場所を探さなければ…(続く)
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