Fukuoka Oronoshima Island - 福岡県 小呂島

day 76 田舎バックパッカー、福岡県小呂島の学校を再訪問

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美しい海 玄界灘

2011年1月26日(水) – ぼくら田舎バックパッカーは現在、福岡県の小呂島(おろのしま)にいる。

小呂島は、僻地5級の玄界灘に浮かぶ離島。昨日午後、小呂島に到着。

 

小呂小中学校を訪問

早速、小呂小中学校(おろしょうちゅうがっこう)を訪問。

水木校長先生、理科の山口先生、英語の力武先生と出会い話を聞かせてもらった。

昨日は、遅い時間帯で生徒もいなかったので、ぼくらは今日午前中に、改めて学校を訪問・見学をさせてもらうことになった。

昨晩、ぼくらは小呂島公園に自分たちの宿“テント”を張って寝たのだが…

福岡県 テント 小さな島 バックパッカー【福岡県 小呂島公園でのテント泊】

強風で…風がテントに“ぶつかってくる”音で中々寝られなかった。

小石をぽこぽこと当てられている感じだろうか。テント張るときは…できるだけ風を避けたところを選びたい。

高知県の沖の島でのテントは半端なかったが…「ビュービュー」と断続的に聞こえる。

バックパッカー 日本 テント【福岡県 小呂島公園でのテント泊】

屋根がないところでのテント泊だと…夜中雨が降ってきたときに困るわけだ…。

雨がテントに当たる音で寝づらいこともある。

「アウトドアだし…雨はしょうがない…。それも楽しみだ!」と思うかもしれないが、実際、そんな中テント泊をするとわかってくる。

テントが濡れると、翌朝の荷物をバックパックに詰めるときが大変な作業となる。

テントを拭いても拭いても…濡れた状態が続くし、テントだけでなく、バックパックや荷物を片づけている自分たちも濡れてしまう。

冬だったら、手が凍傷状態になるし、濡れたせいで、カビが発生するひどい時もある!

しかも冬だと…中々、荷物が乾かない…。徳島県神山町から上勝町への山越えが良い例だった。

早朝起きて、貴重品だけを持って、バックパックを入れたテントを張りっぱなしで、学校へと向かった。

早速だが、校長先生たちと話を始める。昨日の続きだ。

小呂小中学校には、小学2年生が4人、3年生が1人、4年生が2人、6年生が2人、中学1年生は1人、2年生は3人。合計13人の生徒の島/学校(2011年1月現在)。

小さな島の学校には、子どもの人数が少ない。

「こんなおもしろい意見があるんだ」という“新しい発想”が中々出てこないので、人生経験が豊富な先生も生徒の一人になって、意見を提案することも多々あるそうだ。

少人数の学校だと、“競争心”がつかないのだ。

そこには、みんなが仲良しという良い面もあるし、そもそもそこまでの競争心は必要なのだろうかという考え方や疑問もあるだろう。

競争という面では、部活にも難しい面がある。例えば、バトミントン部があるのだが、試合ができない。

強い人と対戦できないので、「こんな強い人に勝ちたい」「世の中、こんな強い人がいるんだ」という想いが中々生まれない。

“新しい発想”や“競争心”をつけるなどの背景から、他校との「交流学習」をするのだが、そう頻繁にはできない。

交通費や宿泊費(一泊)など費用がかかる。小学校の交流の機会は年2回、中学校では1回ある。

校長先生と歩いて構内見学させてもらいながら、お話しを聞かせてもらった。

映画、本など、図書室のような部屋「多目的室」がある。映画が置いてあることは、ぼくにとって珍しく見えた。

学校の壁には、様々な写真が貼ってある。小呂島ではない「沖ノ島」の写真が数枚あった。

小呂島のさらに北にある島だ。

以前、高知県の沖の島へ行ったので、「もしかして?!」とも思ったが、日本には「おきのしま(沖ノ島、沖の島)」と呼ばれる島が沢山ある。

この写真の「沖ノ島」は、福岡県にある“神の島”と伝えられる島で、毎年5月27日の沖ノ島大祭時、200人の男性のみが入れるそうだ。

福岡県 小呂島【福岡県 小呂島 小呂小中学校の「小呂ふるさと市」が新聞記事でも紹介された】

島ならではの教育活動としては、島の特産物を販売体験する「小呂ふるさと市」がある。

自分で捕った魚をさばき、それを姪浜駅(めいのはまえき)で販売する。販売する魚介類は、秋刀魚(サンマ)、イカ、鯵(アジ)、サザエなど。

小呂島の食文化を紹介するとともに、島全体の紹介もする。

社会体験学習の総合的な学習、そして、地元のPRにもなる。このような取り組みをして、島のPRをすることで、「島の誇りを培う」ようになると感じた。<続きはこちら

<前回のストーリー 『day 75.2 僻地5級の福岡県“小呂島(おろのしま)” 漁師の引き継ぎ率ほぼ100%?!』>

<次回のストーリー 『day 76.1 福岡県 小呂島 子どもたちの“漁師への想いと夢”、“地域密着型”の先生たち』>

美しい海 玄界灘【福岡県 小呂島 透き通る玄界灘】

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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