能登・輪島市(石川県) – 漆芸作家Suzanne Ross(スザーン・ロス)さんは現在、自身のネットワークを活用して、後輩や若い職人に仕事のチャンスを提供しようとしている。
年内に都内デパートで、輪島塗の展示会の開催が予定されている。
スザーンさんは、輪島塗の工程ごとに、仕事を発注している。
蒔絵などのデザインの部分に関しては、スザーンさんが担当する。
【石川県 輪島市 漆芸作家Suzanne Ross(スザーン・ロス)さん】
自分にしかできないデザインで勝負
デザインには、スザーンさんの味を取り入れる。
展示の仕方も工夫して、活用方法も説明する。また、漆塗りの作業は、6人の先生にもお願いしている。
デザインは、スザーンさんの味で勝負して、進化した新たな輪島塗の印象を市場に発信する。
スザーンさんは2009年ごろから、ようやく漆塗りで稼げるようになった。
プロ当初は、「仕事をお願いします」という姿勢だったが、今では注文数が多くなり「少しお待ちください」に変わってきた。
スザーンさんに注文した作品を3年待っている人もいるぐらいだ。
工程ごとで、輪島塗の職人たちに仕事をお願いすることも多くなった。
発注先の職人の技術力がわかってくるにつれ、スザーンさんならではの仕事のサイクルが回り、スザーンさんはデザインに集中できる。
【石川県輪島市 漆芸作家Suzanne Ross(スザーン・ロス)さん 輪島塗の工程などについても説明してくれた】
「今は、多忙なので、新たなデザイン作りをする研究をすることが難しい。自分らしい仕事のバランスを取り戻さなければならない」と、さらに自身を進化させようとするスザーンさん。
2010年3月には広島、4月には名古屋、11月には大阪で個展があるそうだ。
都内でも展示が予定されているそうだが、時期は未定。(続きはこちら)
<前回のストーリー 『day 70.5 輪島塗と独自の技法でデザイン“Power of Wood(木の力)”を感じられる作品をつくるSuzanne Ross(スザーン・ロス)さん』>
<次回のストーリー 『day 70.8 “神”の領域にある“Pure Beauty(純粋な美しさ)をつくりたいSuzanne Ross(スザーン・ロス)さん』>
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