2011年1月15日(土) − 前回の続き通り、ぼくら“田舎バックパッカー”夫婦(中川生馬と結花子)は石川県穴水町で“田舎暮らし”を体験中。
【石川県 穴水町 田舎暮らし体験中の中川生馬】
穴水町の新田信明さんから、能登半島での暮らしについて学んでいるところ。
【石川県 穴水町 能登の牡蠣を食べて、今までの牡蠣はなんだったのだろう…と中川生馬】
穴水町から輪島へ向かう
今日、新田さんの紹介で、輪島に20年以上も住んでいる輪島塗/漆塗を極めたイギリスの職人Suzanne Ross(スザーン・ロス)さんと会う予定。
しかも、聞くところによると、当初3ヶ月間の滞在予定だったらしい…が20年以上に延びたとか。かなりの“延長”である。
その後、去年10月、穴水町に来た時に新田さんから聞いていた、“100円温泉”へ行く。
本当に100円で入れる温泉なんてあるのだろうか。
そして、晩には…なんと!穴水に戻り、またまた牡蠣の夕べである。
しかも、ただの牡蠣の夕べではない。前回は白の能登ワインと美味しい水で、蒸し牡蠣にしたが、今日は「炭で焼く牡蠣」だ!
【これから石川県輪島の“ある家”へ向かうのだ!】
さて、多少の雪道の中、新田さんとぼくらは車で、スザーン・ロスさんの家へ向かっているのだが…
田舎に高速道路があるということ
雪の静けさの途中、常に率直な意見を言う新田さんがまじめな顔をして、高速道路が見えると、紳士的な言い方で発言をする。
「私はですね、この開設された高速道路には大反対ですね。この高速道路は県が造ったんですよ。こんな道路を造られては、穴水町から輪島の間にある田舎町が無視されてしまいますね」
高速道路以外に、普通道路がある。この普通道路だが、渋滞することもないので、高速道路の必要性がないのだ。
能登空港までも、大した時間差もないようだ。
途中にある、田舎町は家が山と、そこに生える太い木々に囲まれ自然と融合されていて、「ちょっと周辺を“探りたい”」と思ってしまう見ごたえある場所ばかり。
石川県として、それらの町も見せるべきではないだろうか。
そのあたりはどのような考慮があったのだろうか知りたいところだ。
しかも、2010年10月、ぼくらはバックパックを担いで、渡り鳥の写真家が多かった舳倉島へ向かう途中、輪島を散策したのだが、輪島は元気がなかった。
ぼくらは朝市で、「これお願いですから買ってください…」という率直に言うと暗い雰囲気で、「いかがですか?」と通り過ぎるぼくらに声をかけてくる。
輪島塗で有名な輪島へ、この“高速な”道路を使って一直線で人を行かせるよりも、他の町もゆっくり見せて能登の魅力を発信していかないと、奥能登への鉄道が無くなった今、能登全体の過疎が進んでしまわないだろうか。
【穴水町から隣の輪島市にある“とある家”に移動中】
町をゆっくり見ることができない“高速な”道路をつくることによって、町から次の町までの間にある観光スポットを通り過ぎてしまうため、この区間の経済の活性化につながらなくなる。
「だから、絶対こんな道路使いませんよ」と、新田さんは“紳士な口調”で言い切るわけだ。(続きはこちら)
<前回のストーリー 『day 69 石川県穴水町 海鼠(ナマコ)の“宝庫” でもなぜナマコを食べるのか… 』>
<次回のストーリー 『day 70.1 石川県輪島市 3ヶ月滞在予定が20年以上に ~ 田舎の森の中に住み“デザインを冒険する”漆芸作家Suzanne Ross(スザーン・ロス)さんとの出会い ~ 』>
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