2010年12月25日(土) – さて、仏ヶ浦(ほとけがうら)(青森県)での夜…前回の話しの続きだ。(前回の話しはこちら)
この夜…それは“音”とのバトルだった。海からは離れてテントを張ったのだが、砂浜に張ったので、海が満ちてこないかが不安。ここは初めて来た見知らぬ浜だ。
波の「ザー」…「ザーザー」という音に何度も起こされる。砂浜に張っているので、「波の音が大きくなってないか?!」と、波が常に心配なわけだ。テントの入口から、海が微かに見える。懐中電灯で海を照らし、海が満ちてこないかを確認する。
「大丈夫そうだな…」と、また寝る。意外とセンシティブなぼくなのである。
3:00AMごろ、また起きる。「ん~…波は大丈夫かな…」と、またまた同じ心配が頭を過るわけである。しかも「仏ヶ浦」の岩は、半端なくどでかく、夜の仏ヶ浦は…最高に気味が悪いのだ。
そして、テントの後ろや岩の周りは森で囲まれ、そっちからは「ザザ…」っと、何者かがいるかのような“音”が聞こえる。入口に「熊出没注意!!」の看板が立てられていたので、熊やその他の動物の存在も心配になる。
ちなみに、この日、持っていた食べ物は、おにぎり一つと、エネルギードリンクのウイダーだけ…。
翌朝、仏ヶ浦から牛滝(うしたき)まで歩き、青森行きのフェリーに乗ろうとしたのだが、ほんの5分の遅れで乗り過ごした。牛滝では、朝から元気な子どもたちに囲まれ、周辺を案内してもらった。
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青森県 牛滝で海栗(ウニ)を素手でさばく…
Cutting up sea urchins by bare hands in Ushitaki, Aomori Pref. Japan.
Don’t your hands hurt?
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しばらくして、子どもたちは、朝ごはんのため、家へと戻っていった。
ぼくは一人、フェリー乗り場にごろり…
すると、フェリー乗り場に一台のタクシーがやってきた。タクシーの運転手は、恐山(おそれざん)方面へと行くとのことだったので、交渉して1,500円程度で、恐山の最寄りのJR駅まで乗せてもらった。本来だったら、1万円以上かかる距離だ。
その後、青森で別れた友人たちと合流して、東北フリー切符を使って函館へ向かったのだった。
これが、青森への二度目の旅の終わりだった。
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青森県 牛滝から恐山方面へ乗せてくれた親切なタクシー運転手さん |
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青森県 牛滝の子どもたちに撮ってもらった / Ushitaki in Aomori Pref. |
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青森県 牛滝 / Ushitaki in Aomori Pref. |
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青森県 牛滝 / Ushitaki in Aomori Pref. |
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青森県 牛滝 / Ushitaki in Aomori Pref. |
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