青森県 不老不死温泉 - Furoushi Onsen (Hot Spring) (Aomori Pref)

青森への一人旅…1 ~一人旅の心境。深浦、十二湖、奥入瀬、十和田湖へ行った2007年~ / Solo Travel of 2007 in Aomori Pref. Japan – Lake Towada, Oirase River…-

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20101225日(土)結花とぼくは、24日の22:00の高速バスで横浜を出発して、青森駅に昼過ぎに到着した。通常、午前中に到着するのだが、雪の影響で3時間以上遅れての到着となってしまった。

とにかく雪が凄いし寒い。手袋をしてないと、手が冷たすぎて…痛い。これが冬の青森。

冬の青森

ここで少し、ぼくが初めて青森に行った20078 15日の過去を振り返った話を書く。
白神山地の大自然やその“中身”がどうなっているのか…そんなことから青森に惹かれ、昔から東北へいつか行きたいと思っていた。このとき、青森の十和田湖(とわだこ)、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)、不老不死温泉(ふろうふしおんせん)、十二湖(じゅうにこ)などへ行った。小さなバックパックと4人用のテントを担ぎ一人旅歩いた。当時、一人旅に使っていた、バックパックは20リットルぐらい。それにテントは、大きなコールマンのテント。下の写真をみるとわかるが、バックパックには入らない。

その当時、ぼくは、現在使っているメスナーテントのように、小さくたためるテントがあることを知らなかった。それに、その時 持っていたテントをなんとか活用したかった。

季節は夏だったので、寝袋を持っていく必要はないだろうと思い一人旅に出る。というより…寝袋は今使っているDeuter(ドイター)の寝袋よりもはるかに大きく、バックパックには入らなかったのだ。
この青森への旅が、ざっくばらんな一人旅の2回目だった。ちなみに一回目の一人旅は、おそらく2002年3月下旬~4月上旬ごろだったと思う。テントは担がず、一人長野に行った。そのことはまた別途語ることにしよう。
ぼくは、いつもこんな感じで、一人ふらりと旅に出ることが多い。
たまに、「どこかへ行くかな~…」という心境のもと、“とりあえず”地元・鎌倉を後にする。電車に乗り、「さて、これからどこへ行くかなぁ」と行き先を考え、その「どこか」へと旅に出る。「気になる場所へ行く」が、ぼくのスタイルである。

青森に行ったときも、白神山地がずっと気になっていたので、その疑問を解消させるための一人旅だったのだ。

青森県 深浦の漁港で一泊
青森への一人旅の後、青春18切符などの格安電車切符を活用して島根の隠岐諸島(おきしょとう)鹿児島の指宿(いぶすき)などを“仮の”最終目的地として設定して一人旅をした。マレーシアの現地人こそが知るレダン島(Redang Islandなどへも行った。
“仮の”最終目的地として設定する理由は、ぼくの場合、最終目的地に向かって電車で進んでいる途中、「あ、この駅周辺が気になる。ここの人たちはどうやって暮らしているんだろう…?」という疑問が常に頭を過ぎってしまうのである。

特にそう感じるところの共通点は、「駅周辺に何もないが、民家があり、人が歩いている」などがある。明らかにぼくらと違う暮らしをしていると感じてしまうことから、周辺を知りたくなるのだ。「ここに暮らす人たちは、どんな暮らしをして、どんな仕事をしているのだろうか…」という、地元のライフスタイルへの疑問である。ぼくらが現在行っている旅の目的地/行き先の選び方がそんな感じだ。この時から、旅先の選び方は変わっていないのだ。
そんな疑問が瞬間的に頭を過ると、最終目的地の途中でも、すぐに電車を降りて、周辺を散策するのである。結果、目的地まで行けない可能性もあるので、“仮の”最終目的地という表現を使っているわけだ。
さて、最初に青森に行ったときの一人旅の話しに戻ろう。

青森での初日、日本海沿いにある深浦(ふかうら)21:00ごろ到着した。到着すると同時に、花火が目の前でばんばん打ち上げられていた。ポジティブなぼくは、「深浦がぼくを迎えているなぁ」と勝手に考え、歩きながら花火を見て、寝床を探し始める。

どこにテントを張れるのか…。キャンプ場が深浦にあることは聞いていたが…、聞くところによると、駅からかなり離れているようだ。

青森県 深浦で出会った温泉巡りの旅人

歩いていると一人の旅人に出会った。すれ違った人の雰囲気で“一人旅”とわかったぼくは、「この辺にキャンプ場があるみたいなんですけど、どこにあるか知ってますか?」と話しかけた。

彼は地元出身ではなかったので、ぼくが聞いたキャンプ場については知らない。彼も同じく寝床を探していたのだ。彼は一人旅だが、その中でも温泉を巡る旅をしているとのことだった。この晩、彼は、夏で暑かったので、その辺で寝るという。
ぼくは「もしよかったら、どでかいテントがあるので、泊っていきますか?」とテント泊の道連れにする。テントは、四人用でなのでスペースは十分ある。あとは、ぼくの鼾(いびき)に耐えられるかどうかだ。
花火大会で、漁港付近の公園には出店が並んでいた。そのあたりの漁港に、テントを張ることにした。

翌日、深浦の大岩海岸へこの温泉巡りの旅人と一緒に行き、深浦駅で各自の目的地へと向かう。

青森県 深浦 大岩海岸へ
ぼくは白神山地一角の十二湖へと向かった。

JR十二湖駅から、徒歩で十二湖を順番にまわった。途中、雨が降り、びしょびしょに濡れる中、雨を感じながら、奥にある青池へと進んだ。

青森県 十二湖の青池

十二湖で出会ったガイドの人が、十二湖から13キロ離れている不老不死温泉へ連れてってくれるとのことだったので、その人に乗せてもらった。親切にヒッチハイク的な感じで、不老不死温泉まで乗せてくれると思って乗ったのだが…最終的には2,000円とられた。特に周辺に関するガイドもなく、電車では230円で行ける距離だったので、正直、ぼったくられた気分だった。まぁ、ぼくも、はっきり言えばよかったし…まぁミスコミュニケーションだろう。

青森県 不老不死温泉

不老不死温泉の後、翌日(3日目)、十和田湖、奥入瀬へと向かうことにしたのだが…不老不死温泉から十和田湖方面へと向かう途中、ウェスパ椿山駅で、また新たな旅人と出会ったのだ。また、その旅人と途中まで一緒に行くことになった。旅人との出会いに、どうもぼくは恵まれている。

その彼と、十和田南駅から歩いて約5分から10分離れたお店で海鮮ラーメンを食べて、駅から歩いて1分ぐらいのお寺でテントを張らせてもらった。

翌朝、この旅人と別れたぼくは一人、十和田湖から船で奥入瀬渓流の入口「子ノ口(ねのくち)」から「焼山」への14キロの道のりを歩いた。奥入瀬渓流を下った後、焼山から青森駅までバスで行き、青森から東京へと帰っていった。
新幹線で東京へ向かう途中、ある友人からソニー広報の人を紹介してくれると電話をもらった。テントを担ぎ、かなり汚い格好だったが…東京駅で会うことになり、その紹介が、ソニーに入るきっかけとなったのだった。(続きはこちら

青森県 十和田湖(とわだこ)から奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)へ
青森県 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)
青森県 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)
青森県 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)
青森県 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)
青森県 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)


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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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