2010年11月19日(金) – 公民館には、国指定天然記念物の「シュードタキライト」が展示されていた。
「ん?なんだこれ?シュードタキライト?」って何?
次に、大島小中学校に行った。「これはもう廃校だ」と見た目でわかる。実際散策していても、子どもを一人も見かけなかった。
学校周辺にいたおばさんに聞くと、大島小中学校は、2009年3月に廃校となった。
子どもは最後、2人だけだったそうだ。
大島には子どもがもう全くいないのだ。
一番若い人で、30歳だそうだ。子どもが全くいない島は、大島が初めてだった。
大島小中学校から、結花が寝ているベンチ方面へ戻り歩き始める。
結花が寝ている定期船乗り場と小中学校の中間地点あたりで、あさみさんというおじさんと出会った。
大島に関する話をいろいろと聞く。
あさみさんは話していると突然、「よし!天然記念物のシュードタキライトを見に行くか!」と言い、ぼくは「では、行きましょう!」と返答。
あさみさんの自転車に乗り、「シュードタキライト」の現物を一緒に見に行くことになった。
【あさみさんにシュードタキライトがある場所へ連れていってもらう】
あさみさんと「シュードタキライト」がある場所へ
八幡浜 大島のあさみさんと地震の化石「シュードタキライト」を見に行く。
「いや~、おれもこのタキライトの良さが全くわからないんだよねぇ~」と、あさみさん。
シュードタキライトを見に行く前に、大島に1隻の漁船が戻ってきた。
漁船には、天ぷらの原料となる鱛(えそ)が大量に積まれている。
毎日200~300kgぐらい捕れ、1kgで200~300円で売れるそうだ。天ぷらの原料となるものが、海から採れるとは知らなかった…
シュードタキライトとは一体…
さて、この「シュードタキライト」だが…。一応書いておこう。
シュードタキライとは、地震が起きると、地震を起こした断層部に摩擦の熱で溶けた岩石が急に冷えてできる石のことを言うそうだ。
なので、「地震の化石」と呼ばれている。
シュードタキライトの場所に行く前に、ベンチに寝ている結花を起こし、一緒に連れて行こうとする。
「結花!結花!」と起こそうとしたが、爆睡状態で全く反応がない。
息はしている…。昨日、ぼくらは、八幡浜駅周辺で遅くまでテントを張る場所を探した。
結局、テントを張った場所が駐車場だったため、あまりよく寝られなかったのだ。疲れてそうだし、寝かしておこう。
さて、この「シュードタキライト」…「どこにでもありそうな岩じゃないか!」と、素人のぼくが見るとただの岸壁にしかみえない。
若干、「歴史ある岩っぽいかな」とも思うが…「なんでこれを天然記念物にしてしまったのだ…」と考えてしまう。
あさみさんも「何度見ても、何かよくわからないだろ?」と問う。
ぼくや島民にとっては、何らかの岩にしか見えないだろう。
最近では、「シュードタキライト」見学者が多いそうだ。が、ぼくには、この凄さが全く理解できず、岩の欠片一部にしか見えなかった。
おそらく、地質学者が見ないと、何がすごいのか全くわからないのだろう。
【八幡浜 大島 ん~・・・。「やっぱり、どこが、どうシュードタキライトなんだ…?」】
大島への定期船でもらった大島に関するパンフレットには、この天然記念物が全面的に紹介されている。
まず表紙が、この「シュードタキライト」の写真一面。
このパンフレットには申し訳ないが、率直に言えば、「ただの岩」のことしか書いてない。
全面的に「岩」のみをアピールしても、これでは一般から大島の興味を引くことは難しい。
「シュードタキライト」以外に大島を訪問する人たちは、猪やキジの猟師がいるそうだ。<続きはこちら>
<前回のストーリー 『day 33.1 愛媛県 八幡浜 大島を散策 ~到着早々ベンチで寝始める結花…~』>
<次回のストーリー 『day 33.3 愛媛県八幡浜 大島 民宿を営む木村さんとの出会い』>
【表紙の写真: 八幡浜 大島のシュードタキライト。「そんな展示するほどのものなのか、これは…。一体どんな岩なんだか…?」まずこの名前から、何も想像がつかないね…】
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