2010年11月8日(月) – ぼくらは、7:00前に起きて、寝袋をたたみ、松尾さんの海上タクシーからでた。
松尾さんは、8:00ごろ、高校生の通学のために、海上タクシーで家島へ行く。高校生は、ざっと30人ぐらいだろうか。
ぼくらは、高校生が船に乗り込む中、飯盒炊飯し、朝ご飯を食べる。もちろん朝から飯盒や鍋を使った自炊。その隣を、船通学する高校生たちが通りすぎていく。
ぼくが高校生の彼らで、ぼくらのようなバックパッカー兼…『ストリートキャンパー』を朝から見たら、どう思うのだろうか…
バックパッカー×テント泊をみて…
「この人たち浮浪者なのかな?」「借金で追われて、逃げ回ってるのかな?」「家がないのかな。可哀想な二人だな…」「汚そうな二人だな…」などと思うのだろうか。
アメリカ・オレゴン州にいた高校生のとき、ぼくは、高校を無事卒業、大学に入学するために勉強し、将来自分が好きなことができる企業や機関に入れるように頑張るぞ、としか考えてなかっただろう。
仕事から離れ、次に住みたい場所を決めるために、このような生活スタイルをしながら過ごすとは考えてなかった。
「日本全国を旅して暮らしやすい場所を探している30歳前後の夫婦なんだー」なんて思うわけがない。そんな過ごし方、学校では教えてくれない。現代社会での上手い生き延び方しか教えてくれないだろう。
変な言い方で、ぼくらの旅はまだ始まったばかりだが、ぼくらのような過ごし方を教えてくれる人がいたら、若い人たちは今後、どんな新しい過ごし方をするのだろうか。
と、みんながぼくらを見るなか、ぼくらは、そんな疑問を持って、高校生たちを見る。
そんなことを考えながら、ぼくらはご飯とおかずを食べ、高校生たちは松尾さんの船に乗り込み出発する。
今日、松尾さんは、14:00過ぎの定期船で姫路へと向かい、親戚のお葬式に出席し、姫路で一泊する予定だ。ぼくらは、別の寝床を探さなければいけない。
ぼくらは、とりあえず、これから坊勢島を散策する。バックパックは、松尾さんの海上タクシー事務所の外に置かせてもらい、事務所の中でパソコンや携帯を充電させてもらった。
さて、松尾さんに教えてもらったが、坊勢島では11月3日・4日に秋祭りが、恵美酒神社で開催される。
また、毎年8月第1土曜日に手漕ぎ船で競う「ぼうぜペーロンフェスタ」が開催される。約1,500人が京阪神方面からチームが参加する。
最後には、坊勢島の3つの港対抗戦があり、漁師同士の競漕も行われる。漁師の活気がこんなお祭りからうかがえる。<続きはこちら>
【船通学の坊勢島高校生たち】
<前日のストーリー 『day 21.3 バックパッカー旅で活用する地図帳』>
<翌日のストーリー 『day 22.1 兵庫県 坊勢島の気になる「タンク」』>
INAKA-Backpacker | Promote Your Page Too
ブログ村ランキング参加中!クリックをお願いします!
Please click below icon for a blog ranking
こちらクリックを!
●スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。